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・Marshall 6100 LMの内部構造

2021年02月01日 21:15

・実はこのアンプもう手放しています。不具合が無かったので先ずはじっくりと2か月ほど弾き込みました。
マーシャルの90年代のアーキテクチュアと実際のサウンドを体験したかったのとMIDIで色々できると思い入手しました。非常にきれいな個体で不具合は一切ありませんでした。
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・海外のフォーラムでも俎上に上がっていたようにスタンバイオフでも電源ONでスピーカーからヒーターハムが漏れてきます。シャーシデザインを見てこれは電源トランスと出力トランスが近すぎてこういう事になっているのではないかなと思いました。チョークトランスも省略されているようです。
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・パワー管のソケットが基盤に直接装着されておらずこれは故障しにくくて良い実装方法だと思います。ソケットも電極がしっかりした良いソケットが使われています。
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・電源部の基盤です。フィルターキャップも端子類も綺麗で問題ありません。
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・上側がロジック回路のエリア、下側がプリアンプの回路です。モダンなアンプらしく完全にプリ部で音色を作り込むような仕様です。クリーンチャンネルはスーパークリーンの鈴なりサウンドでこのアンプの良い一面でもあります。

クランチチャンネルのゲインを半分くらいにしてJCM900モードにすると非常に気持ちの良いミドルが張ったマーシャルらしい素晴らしい歪です。チャンネル2クランチに関しては素晴らしいと思いました。ワウとの相性もGOOD.

リードチャンネル3はハイゲインでこれでもかというくらいの歪です。個人的にはちょっと歪みすぎて音が細く感じます。低域もかなりのもので若者メタル向けかなと思いました。
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・100W/50W切り替えはパラレルプッシュの片側が完全にオフになる仕様です。他に3極管/5極管切り替え、ダンピングフェクター切り替えなど至れり尽くせりなのですがこれらの機能はハッキリ言っていらなかったと思います。
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・当初、EL34使用にパーツを変更して使おうかなと思いましたが細かい点で好みに合わず何も手を加えず手放すことにしました。一応バイアスのみ標準的なアイドリング電流に調整しました。色々と好みに合わない点があり手放しましたが先ずイコライザーの効き方がかなりクリティカルで良い音の範囲が掴みずらい。歪のゲインは充分あるのに音の密度が薄い。これはギター側のボリュームを絞っていくと直ぐにわかり、良いアンプはVL-1002もそうですがギター側のボリュームを絞って行っても非常に心地よいサウンド成分が残って全域で使えるのですがこのアンプは7以下位だともうスカスカの音になってしまいます。 深く歪ませるとワウとの相性が悪く音痩せする。これもリージャクソンとの差を痛感しました。でも若い方がゴリゴリのメタルをやるには良いアンプなのではと思います。
最後に各部の配線状況を確認してシャーシを戻しました。
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・71年製 Marshall 1959 100Wの各種電圧測定

2021年01月31日 23:58

FACEBOOK上で大変仲良くさせていただいておりますお友達がビンテージマーシャルのプリアンプ部をそっくりそのままコピーして製作したい!しかもトランスレスでスイッチング電源の電圧を昇圧して作ってみたい!というお話に、凄いな!そういう観点というか方向性があったんだと驚きました。

その方は日本の基幹産業を真正面から支えるバリバリのエンジニアをされているのですが何よりもまずその着目の面白さと旺盛な行動力に感心しました。 ビンテージマーシャルとひと口に申してもシェアカソードのプレキシ以前の物からメタルパネル期PtoPやマークⅡ基盤期やら多種に渡りますが私が所有する1971年の物はLED ZEPPELINの73年LIVE永遠の詩で使われたものと同じ年式です。プリ部各部の実際の電圧は如何に?とのお問い合わせがあり、正常に動作状態での測定は今後トランスやフィルターキャップがイカレタ際の修理の指針にもなると思い久しぶりにシャーシを引っ張り出して測定を行いました。
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・実際の各段での電圧は次の通りです。パワー管のプレート電圧は504Vとかなり高め。この数値は68年~76年までの中でもかなり高い方のグループです。
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・回路図上にも記入しておきました。何かの参考になれば幸いです。
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・Marshall 6100LM 30th Anniversary グッドコンディション

2020年12月27日 21:31

・普通なら先ずはシャーシを開けてレストア調整作業を優先させるのですがこのアンプはほゞ使われずに長らく保存されていたコンディションでしたのでとりあえず不具合は全くないことを確認して弾き込んでみることにしました。現時点では真空管も到着そのままの状態です。 第一印象は、予想していた通りクリーンがスーパークリーンで非常に透き通っていて良いなと感じました。 そして、クランチチャンネルの歪具合とミドルの張り出し具合がマーシャルらしくて素晴らしい!一方でリードチャンネルはちょっと歪ませすぎの印象も感じます。 キャビネットはAMPEGのセレッションV30に繋げています。
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・センドリターンにBOSSのDD-2をつなげると気持ちのいい残響で鳴ってくれます。当たり前ですがチャンネルスイッチングでアンプのキャラクターがガラッと変わるのは非常に気持ちがイイですね。
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・クリーンチャンネルは2段増幅でイコライザーもヘッドアンプ直後に付くフェンダーと同じタイプ。シングルコイルのハーフなどでは透明でヌケの良いサウンド。 クランチチャンネルもオーソドックスな3段増幅+バッファーでバッファーのあとにイコライザーが来るポストイコライザー方式の為各ツマミの調整は非常にクリティカル。非常に細かい音造りが可能な反面初心者には少し難しいかも。

さて、最終はリードチャンネルの増幅段は入力側から順に、ヘッドアンプ段、電圧増幅+バッファー電流増幅、電圧増幅4段!という非常にハイゲインな方式。音の方はクランチに比べて歪の粒が細かく若干ドンシャリキャラが強調されたサウンド。高域のさらに上の方が何やらチリチリと焦げ付くような感じのキャラクター。V30キャビネットではちょっと重低域が出すぎの感あり。
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・パワーアンプセクションの回路。 5極管接続と3極管接続(4番スクリーングリッドがプレートに接続)の選択とハイパワー、ローパワーの切り替えがある。ローパワー字はV8,V11の2本のパワー管のカソードがグランドから浮かされることで動作停止、V9,V10の2本のパワー管のみでの運転となります。現状、5881でのサウンドは少しクールすぎる印象もありでこれをEL34に換装してバイアスを取り直して弾いてみるとどう変わるのかなどやってみたいと思います。
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・苦手のロジックセクション。これは長男が専門の分野なので帰省してきたら見てもらうことにします。
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・さて、ざっと見てまいりましたがシャーシを引っ張り出して基盤を眺めるのはこれからです。モダンなキャラクターは現在のスタイルには必須でしょう。ストラトでも充分な歪が得られますがやはり本領はハムバッキングでのノイズレスなハイゲインサウンドでしょう。
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・全くまだ内部に手を入れていませんのでこれから追々とレストアというかチューンナップしていこうと思います。AMPEG VL-1002に比べるとヘッドの重量がかなり軽い。それだけAMPEGのトランス類は素晴らしい物だと感じます。そろそろ中身を引っ張り出そうと考えている所なんです。 ネックの塗装がついにポロポロ取れてきました。もう40年の付き合いのストラト。
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・Marshall 6100LM 30th Anniversary 到着

2020年10月21日 21:54

・エディーヴァンヘイレンが長い闘病の末、遂に天に召されていきました。78年、中学2年生の時、ギターマニアの友人宅で聴いた1stアルバムに吹っ飛ばされました。まぁ、聴きましたね~2nd~3rd~4thと、、、私にエディーを教えてくれた友人も2017年に天国へ~二人ともへビーースモーカーでしたから、、、当時、ヤングギターにかじりついて練習したものですがいまだに弾いているとは(笑)


・しばらくコンボアンプばかり買っていましたが次は100Wヘッドをと色々サーチしていました。一瞬、Ecstasy Custom 101B!か?とよぎりましたが他にも趣味があるのでそんな資金はありません。そうこうするうち、素晴らしいサウンドの動画を発見!やっぱりマーシャルのミドルレンジは素晴らしいです。 ゲイリー・ムーアやアレックス・ライフソンが使っていたらしいですね。


・マーシャル辞典で系譜を調べたりして動画と同じ最終モデルの6100LMに機種を絞り3か月間サーチしていました。中古相場が安いというのも好条件ですね、いろいろ出ていましたが動作未確認ジャンクで格安で出ていたのを無事に購入できました。
MIDI制御なのでロジック系統に不具合があると厄介だなと思っていましたが到着したものを見て、ほぼ新品状態で飾られていただけ?の極上コンディション、 すべての動作も問題なく機能しています。写真である程度分かっていましたが実物は外見だけでなくボリュームポット類もまだグリスが少々硬いくらいのコンディションでガリも皆無でした。
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・最終モデルの6100LMはリードチャンネルのゲインがさらにアップされていて実際にシングルコイルでも充分なゲインを得られました。90年代のアンプらしくパワーセレクト、5極3極切り替え、ダンピングファクター切り替え、ミドルコントゥアー、リードブーストスイッチ、クランチモードが3つ選べる、クリーンのミドルシフト、ブライトスイッチ、ローヴォリュームでハリを出すスイッチ等々満載。センドリターン関係もシリアルパラレルに行き返りレベルとフル装備、、、驚きの機能とコンディションです。
とりあえず弾いてみましたが各モードとも素晴らしいサウンドで良い買い物ができました。

まだシャーシを開けていませんが基盤の状態チェックや接点、配線、電源回りのキャパシターチェック、バイアスの調整などの模様をまたここで詳しく、、、回路図らしきものも入手しているので初期モデルと最終モデルの違いなども分かればご紹介します。
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・美しいシャーシ 機能美、YAMAHA SOLDANO T50C

2020年10月05日 23:50

・愛用している真空管アンプたち、時々シャーシを引っ張り出し内部の基盤を眺めたりソケットのギャップ調整や電解コンデンサのパンク点検などをしています。思い起こせば、小学校の低学年だったか、学研の科学の付録で付いてきたゲルマニウムラジオの組み立てが興味の発端だった気がします。そのラジオは今でもはっきり覚えていますがオレンジ色のボディーに長いフェライトバーアンテナ、しかもバーアンテナ上をコイルを移動させて受信局を合わせる高級なミュー同調という方式でした。
1月に行ったプリアンプ3段目のゲインを若干持ち上げたところ、小音量域でもアッテネータ―いらずの良いサウンドが得られるようになりました。
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・バックシャーシの眺めが、、、美しいのです、、。スピーカーはこれ択一!VHTのクロームバックに交換しています。歪ませた時の倍音のディテールはこのスピーカーならではのものだと思います。
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・このアンプはプリアンプの電圧増幅の後にトーンイコライザを配した所謂ポストイコライザー方式をとっていて90年代以降のテイストを感じさせます。ポストイコライザーの特色と使い方の最大のコツはツマミ0.5の差が顕著に表れる事とプリイコライザと真逆の削って音作りをしていく点にあってこのことを理解しないと耳に痛いサウンドばかりを出してしまうと思います。要するに、クセがあるだけに逆に言えばクリティカルでどんなギターにも最高のサウンドが作り出せる通好みの方式だと言えます。 それだけに格段の真空管の差し替えによるサウンド選定も重要なファクターです。
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・スピーカーケーブルも色々試してベルデンの白黒タイプに。
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・基盤が実にユニークなアメリカ人ならではの発想で合理的。通常裏側となる銅箔パターン面を表に向けて部品を実装するタイプの為基盤をひっくり返す必要が無く配線の変更が非常にやりやすい。
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・80年代に買って保管していたシルバニア製の6L6GC、同じバイアス条件ではプレート電流が多めに流れる傾向にあるハイパワー選別品の為小音量でもハリがあります。ベストなマッチングなのではないかと思います。この時代のアメリカ製真空管は真空度が非常に高くてガラス面にビーム電子が放つ美しい青い波紋が浮かび上がります。
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・VHT ULTRA 6/ FENDER DELUXE REVERB Ⅱ 熱い共演

2020年08月25日 23:14

・長い付き合いの'79ストラトのピックガードを交換してみました。楽天ポイントの期間限定分を消化したかったため無理やり購入。戦略にしっかり嵌められていますね(笑)
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・コントロール部だけしかシールドされてなかったため100円のアルミテープを張り、継ぎ目に導電塗料を塗って導通させておきます。
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・現状のリンディーWS69が前に比べ印象が変わりました。ピックガードを変えると音が変わるのは前から経験していますが変更当初は特に違いに違和感を感じます。
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・以前からこのブログをご覧の方からコメント欄にVHT 12/20アンプについての質問を頂きました。色々とお答えするうちに久々にULTRA6を引っ張り出してみて弾いてみますがやっぱりいいですね!この6V6GTの歪。
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・VHT 12/20の6L6,EL34 / 6V6,EL84切り替えスイッチについて、バイアスレンジの切り替えスイッチなのでは?とお答えしましたが、、、まじめに回路図を入手して眺めたところ、電源トランスの2時側巻線部分で電圧自体(プレート電圧が高い、低い)を切り替えているとわかりました。(非常に丁寧な仕掛け)そのうえ、WATTツマミで電力用MOSFETを使って無段階でプレート電圧を可変させています。(こんな斬新なアイデアは日本人では出てこない) 

さらに回路図を追うと、12AX7のPK分割で位相反転してグリッドに注入、、そうそう思い出しましたパワー管のカソードにレジスターが付いた自己バイアスでパワー管のプレート電流がカソードに流れる過程でロータリースイッチでカソードとパラレルに入れたフィルターを切り替え周波数特性を変化させています。これは徐々に低域が加味されるような味付けでパワーアンプの特性を変える仕組みです。プレート電圧を自由に動かすわけだから自己バイアスで真空管の動作範囲を確保しているんですね。(私のFENDER DELUXE REVERB 2なんかではピンアダプターでEL84に差し替えた場合固定バイアスの為正常に音出しするには6V6よりも少し浅めにバイアスを動かす必要があります。) 

ラインホルト・ボグナーなんかはいかにもドイツ人らしい細かく周波数特性を切り替えたりブーストしたりする仕組みがお得意でしたがこのスティーブン・フライエットという人も流石だなと感心します。
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・6V6GTという真空管、6L6GC,KT66等の弟分ですがギターアンプでの使用例はかなり少ないのではないでしょうか。ところが比較的高いプレート電圧で酷使されがちなギターアンプ環境でもヘッドルームが低く、シングルコイルでも実に美味しく良く歪んでEL84みたいに密度が薄くならずしかも70年代のNOS管でも非常に安く手に入るので大好きです。(余談ですがVHT PITTBULL 45ではEL84を4本使ったパラレルプッシュプルにすることで厚みと艶を出しています。A1級/AB1級の切り替え付きなのも凄い)

FENDERのファクトリーエンジニアだったエド・ジャンスが79年に設計したFENDER 75 AMPは超名機! その後81年にポールリベラが設計したⅡシリーズはそれまでの銀パネのウルトラリニア接続のパワーアンプにFENDER75型の多段プリを合体させたモデルでサイズや出力管違いでいろいろ出ていますが、6L6GCパラプッシュならその後のTHE TWINの方が応用範囲が広く好みだし、プリンストンリバーブⅡは変則構成でドライブチャンネルだとリバーブ担当管が歪み担当に回ってしまいリバーブがかかりません。したがって、今までいろんな楽器屋でプリンストンⅡやTWIN REVERB Ⅱも弾きましたがリベラのⅡシリーズの最高傑作は間違いなくDELUXE REVERB Ⅱだと思います。中でも我が家のDELUXE REVERB Ⅱは隅々までメンテし、ミッドブーストの帯域を変え、スピーカーをアルニコに、おそらくアンプ単体でこんなに素晴らしい歪が出せるアンプはそうは無いんじゃないかと思います。
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・意外にもテレビレベルの音量でも最高のパワー管歪が出せるのがオールド1959です。パワー管を酷使しすぎると真空管にもアウトプットトランスにも非常に負担がかかるのですが、、、
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・ポストフェイズインバーターマスターを6割くらいにしてその上でBIASを取り、最終的にホットプレートでアッテネートするとプリ部、フェイズ部、パワー部すべての要素が盛り込まれたサウンドが極小音量で得られるというわけです。しかもバックパネルにテスターをつないで弾いているときのプレート電流を観測してもポストフェイズインバーターボリュームをフルにした時のようなipの過大な振れが無いため真空管も長持ちです。

アッテネータ―も機種によってキャラクターが異なり、色々購入した挙句RIVERAのロッククラッシャーとホットプレートの16Ω、8Ωが残りました。YAMAHA-SOLDANO T50Cは以前は極小音量が苦手なアンプでしたが少し前に、記事で紹介した少し途中のゲインを持ち上げる改造したところ極小音量でも非常に良い音で鳴るようになりました。そして、さらに、YAMAHA-SOLDANOのドライヴチャンネルでマスターを絞り気味にした際にボリュームの位置でリバーブのかかり方が異常に深くなるという欠点も見事に解消されています。少しゲインを持ち上げたことにより電流増幅効果でリバーブユニットへ行く信号のインピーダンスが下がって全域で同じ効果が得られるようになったんだと思います。こういうところは実に奥が深い所で単なる思い付きが良い結果を生んだ一例と言えます。
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・カリブ海の風 ♫ Radio Habana Cuba ♫

2020年07月06日 21:37

・今年は特に仕事が忙しくて5月は17年間の中でもベスト2の業績でした。6月末での半期では前年同期比140%となっていてこのままだと税金関係が大変という事で回せる分は来年度の実績に回すことにしました。行きつけのお医者さんもコロナショックで暇と聞いたのでこれはチャンスとばかり!いつもはめちゃくちゃ流行っていて予約が大変な歯医者さんに週3ペースで一気に通いまして虫歯を全部治してきました。次は2年に1回の大腸内視鏡検査に行くつもりです。81年のこの名盤もマイケルシャンカーは虫歯を治しに行ってたんですね!
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・エアー便が4月5月と滞っていて大変でしたがようやく通常ベースで届き始めました。マイプロテインはとにかく安いのでハードにトレーニングする我々にはとてもありがたいメーカーです。
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・今年は春の海水温が高かった影響でしょうか雨の降り方がかなり荒れ気味ですね。湿度の影響なのかギターアンプがボソボソ言いだして調子が悪かったので接点磨きを行いました。
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・接点が活性化、一皮むけてプレート電流が流れやすくなりましたので再度バイアスを取り直しました。なにかスカッとヌケが良くなった感じ!真空管を換えなくてもかなり復活しました。
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・プロ野球がいよいよ開幕しましたね!ライオンズの森、山川、中村のトリオは強烈ですね!ファイターズもバッティングコーチが小笠原さんに変わった影響でしょうか、中田翔選手が非常に良い感じです。イーグルスの浅村も見たいし観客解禁されたらライオンズとイーグルス戦でも見に行こうかな。それにしても大阪桐蔭OBのなんと凄いこと!特にライオンズの中村には通算500本塁打をなんとか達成してほしいものです。 昔、大阪球場で観たブレーブスの山口高志さん、ファイターズの高橋直樹さん、ライオンズの竹之内さんに土井正博さん、、みんな凄いプレーヤーでした。
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・ライクーダ―のブエナビスタソシアルクラブっていう超名作があります。この映画とCDは本当に最高のキューバ音楽を余すことなく収録していて至極の作品ですね! 日本でもカリブ海の風に乗って届く、毎晩21:00~短波放送の13740khz,11760khzで現地のサルサダンスミュージックを聞くことができます。ネットストリーミングで聴くよりもフェーディングとノイズの中から浮かびあがる短波で聴くサルサは味わい深くて最高ですよ。


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21時前から始まったり、この日はなんと開始が21:15、なんというアバウトさ。この日はとてもクリアに入っています。
RADIO HABANA CUBA, 13740khz jul 2020


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この日のサウンドも最高でした。

・YAMAHA SOLDANO T50Cのゲインアップ改造

2020年01月23日 23:15

・マイク・ソルダーノがYAMAHAとコラボしたこのアンプ。中身もパーツ類はすべてアメリカ製、基盤レイアウトの仕方や各増幅段の定数なども含めてYAHAMAのアーキテクチュアは微塵も感じられません。ソルダーノの歪の特色はきめの細かい歪、それだけにストラトキャスターのシングルコイルではもう一押しの粘りとゲインが欲しいと常々考えていました。
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・まずはシャーシを引っ張り出してひっくり返します。特パワー管を割ったりしないようトランスの頭に板をかませて工作台に乗せます。
最高でDC470Vの箇所もあるので感電に注意!直前まで通電していた場合はケミコンに高圧がチャージされ残っていますのでまずはそれを下げますがやり方は簡単スイッチを切るときにスタンバイスイッチはオンのままにして先にメインのパワースイッチを切ります。スタンバイをオンのままにしておくと10数秒で数ボルトまで下がってくれます。
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ソルダーノの回路を見ていきましょう、ヘッドアンプ(赤1)はプレート負荷抵抗が220kとゲインが高めに取られています。カソードのバイパスコンデンサ1μはフェンダーの25μに比べずいぶん小さくて低域がカットされています。ちなみにここを25μにしてみたところブーミーになってしまいました。送り出しの出力インピーダンスやカップリングコンデンサの値との関係もあってそう簡単にはいかないところですね。大きくするとピュアなピッキングニュアンスが失われるのでここはこのままでいきます。2段目(赤2)も同様にこのままです。

3段目が(赤3)他のハイゲインアンプと定数が大きく違うところです。ドライブチャンネルのゲインの深さは2段目×3段目で決めており、結論から言うと今回はここのカソードバイパス回路に流れる電流を変えるとゲインとピッキングニュアンスが大きく変わりました。
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・我が家にある主なハイゲインアンプ3台のプリアンプ部カソードバイパス回路の定数を比べてみたのが下の値、、、試しに3段目のバイパス回路にパスコンを入れてみたところゲインが上がりすぎて発振気味の音になってしまいました。色々とやってみてバイパスRの39KΩに並列にRを抱かせ合成抵抗値を下げることでゲインを上げていきました。
○FENDER 75
①25μ 1.5k  ②25μ 1.5k  ③25μ 1.5k

○FENDER THE TWIN
①22μ 1.5k  ②0.68μ 2.7k ③0.68μ 1.5k

○YAMAHA SOLDANO T50-C
①1μ 1.8k  ②1μ 1.8k ③無し 39k
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・カソードのバイパスRの両端をプローピングしてパーツをとっかえひっかえしてギターを弾いていきます。主に歪の深さとピッキングの反応を聞いていきますが値を試すのに便利な方法ですね。
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・やはり3段目はどんな値のパスコンを付けてもゲインが上がりすぎて可聴域以上では発振している感じの音です。
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・いろいろやってみてシングルコイルでももう一伸びのゲインアップとピッキングニュアンス、ノイズとの兼ね合いで丁度良いゲインが決まりました。
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・後々の変更も考え基盤に新たに0.8ミリの穴をあけて並列に配線することにします。元々ある39Kに47Kを追加して合成抵抗=21Kで行くことにしました。ソルダーノの基盤はハンダ面が部品の実装面にあって実質PtoPと変わらない整備性で便利にできています。その点、赤ノブツインやAMPEG1002は基盤やボリューム類を外す必要があって大変ですぞ~。
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・実装が完了、簡単ですが効果は絶大。ハンダは70年代のケスター44を使いました。以前交換したフィリップスのマスタード0.022μも映っています。
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・このアンプは以前バイアス回路も並列2系統に作り替えました。バイアスのレンジも切り替え可能にしていますのでKT88,KT66,EL34,6L6GC,6V6GT,EL84(変換ソケット併用)とほとんどのパワー管を左右DCバランスを完全一致させることができます。
こうしておくと、ペア管のうち片方だけ切れた場合も別のペア外れの真空管を持ってきてもDC的には左右揃えることができます。
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・確か80年代に買っておいたシルバニア製の6L6GCでバイアスをとっておきます。20代の前半にまだ当時は安かったUSA製のN.O.Sをかなりの数買い集めました。  ストラトのシングルコイルでのゲインがどれだけ上がったかというと大体今までのフル10の位置が7.5ぐらいの位置で出ます。ピッキングにも粘りが出ていい感じでコモルことなく抜けてくれます。もっと紆余曲折、大変な作業になるのか?と思っていましたが2時間くらいで完了!お手軽ですが狙い通りの結果となりました。
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・このT50-Cは正規輸入品で裏にAC100Vのシールが貼ってありますが実際には120V仕様です。ACを120Vまで上げて初めて各真空管のヒータ電圧が正しくAC6.3Vになるため調整も使用も電圧を120Vまで上げてから行います。
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・スライダックトランスの種類でもサウンドが大きく変わるんですよ。他に東芝や三菱製のスライダックトランスも持っていますが今一ですね。このトランスは音が立つというか艶や立体感が出て全くの別物です。内部の配線や出力コンセントなども安全対策を考えて配線をやり直しています。
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・AMPEG VL1002 音量が下がる、音の艶が無くなる を修理

2019年07月09日 21:15

・半年くらい前から電源を入れ20分くらい経過すると音の艶が無くなり音量が急にガクンと落ちるトラブルが毎回発生するようになりました。海外のフォーラムでもヒーター電力が大きいのに配線にモジュラージャックが使われているのが原因とあり、設計者リージャクソンもそこのところを直配線に改修する様子を発表していました。


・量産するにあたってロジックボード間を繋ぐのに使われたモジュラージャックが見事に熱で変質していました。ヒーター配線の線材も酸化して変色。これはほゞ他の個体でも必ず起きるであろうトラブルと思われます。ジャックの変質した端子をダイヤモンドディスクで切断。
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・配線部分を取り外します。このジャックは信号は通っておらず単にバイアスやB電圧などですがまた時間があるときに他の配線も直配線に改修したいと思います。
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・送り出し側から18AWGの単線で配線します。真空管10本分プラス照明用電球3個分のAC6.3Vの電力容量は相当なものですからこれくらいの線材が必要です。
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・反対側の配線はジャックに刺さるオスのピンを引き抜いて基板に配線できました。おかげで膨大な数のネジと配線端子を外して基盤を裏返すという一番時間のかかる作業を省略できて非常に助かりました。
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・あっさりと治りました。心なしか音の艶がグッとアップしたように聞こえます。このアンプは90年代のLAメタル全盛期に出たアンプですがポストイコライザの効きの良さと深いゲイン、それとこんなにも綺麗にリバーブがかかるアンプは中々ないのでは?暇をみて他のジャック配線もやり直してみようと思います。
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※2019.7.21改訂 ところが1時間ほど経過した頃また音量は下がる不具合が発生。調べてみると写真の部分のピンに直結した基盤とのハンダ面が熱で浮くようです。そこで左側のトランスからの供給配線の被膜を削りそこへバイパス配線を直結しました。これで完全に不具合が解消。
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・YAMAHA-SOLDANO T50C にシルバニア製6L6GCを装着

2019年04月29日 22:45

・SOLDANO YAMAHA T50Cの音色のバリエーションを楽しもうと思い出力用真空管を交換してみました。このアンプは裏にYAMAHAが輸入した際のAC100V表記がありますが実際には110V~115Vで使用しないとヒーターの電圧が不足しますので左のスライダックで昇圧して使用します。このアンプは本家SOLDANOのOD100と同様にある程度の音量に上げないと鳴ってくれないので時にアッテネーターを併用するときもあります。90年代のアンプらしいポストイコライザ方式なので真ん中付近を中心にほんの少し足すか削るかの独特の操作法で音を創っていくのがコツです。
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・今回は80年代に日本橋の東京真空管商会で買っておいたシルバニア製の6L6GCに付け替えてみました。前に挿していたロシア製スベトラーナの6L6GCのピンが若干太かったためシルバニアを挿すとスコスコでバネのテンショナーが無いと落下してしまうぐらい緩くなっています。そこで、プレート電圧など高圧をドロップさせてから(使用状態からスイッチを切る際に先に主電源を切って、数秒たってからスタンバイを切ります。)出力管ソケットの電極部分のギャップを精密ドライバーの先端を使い一つずつタイトに狭めて銜え込みをきつくします。これをやると音がバシッと前に出る感じがしますね。
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・ときたまメンテナンスとして前に測定したチャート表を参考にプレートやその他の電極のチェックをするのも良いと思います。
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・シルバニア製(フィリップスECGがOEM依頼した)6Ł6GC、サウンドは下はスッキリしていてミドルもふくよか、倍音が綺麗に出てクランチだとオマケが豊富で弾くのが楽です。
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・バイアス調整を行います。左右個別にできるのでDCバランスは完璧に合わせることができます。バイアスの値は深い位置から音を出しながら行い、ブワッと膨らむようなコーラスのように倍音が広がるように感じる範囲に合わせます。物理的にはビーム4極管なので純粋にグリッドの電位が同じ点なら5極管よりも若干多くipが流れる筈ですがココでは耳で合わせ、良い位置の範囲内で若干深い位置の安全運転にするとパワー管が長持ちします。

空ピックをした時の枯れて乾いた感触ときめの細かいソルダーノらしいハイゲインサウンドの融合が素晴らしい!
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