FULLTONE'69コピー機の製作5

2008年09月29日 21:15

それで、自分なりの好みの条件みたいなのを書き出してみますと、、、

・オペアンプICを使わないディスクリート回路で、、、
・ダイオードによるクリッパーが無い回路で、、、
・ギター側のVolを絞るとパリン、コリンの乾いたサウンドがして、、、
・フルにしたときも過度のコンプレッションが無く、、、
・ロングトーン時には原音が減衰したあとに倍音がサスティーンしていく、、、
・ゲインフルアップ時でもアタックのド頭は歪まずダイナミックレンジが広い、、、

と、いうようなかんじです。

オペアンプ全盛の80年代、マクソンもボスもMXRもDODもみんなデュアルタイプのオペアンプでした。オペアンプの一番の特徴は低域が出ないことでした。JRCの4558、4559、4560は高域も低域もかなりナロー、レイセオンの4558はその点気持ちよく中高域が伸び。テキサスTL072は中高域は抜けるが低域がスカスカ。唯一、ズ太いサウンドだった5532は入力のインピーダンスが低く4558系とは差し替えができず、入力にトランジスタ1個を使ってバッファーが必要でした。
やっぱりディスクリートで組んだ図太い中低域にエゲツナイ高域、ダイオードクリッパーなど使わずひたすらゲインをとって、、、という方法がシンプルですが一番好きです。

c1.jpg

コンデンサーの銘柄を色々と変えてみて自分の好みに仕上げていくのも楽しいのではないでしょうか。特に2つあるケミコンはかなり色々なブランドがあり上に書いた条件のうち、倍音や艶についてのニュアンスが変わり面白いですよ、私はセラファインの輪郭とハーモニクスが好きでワウも何でもかんでもセラファインです。もう一つイタリアの何とかいう?メーカーの奴も良い感じです。トランジスタとの兼ね合いやアンプのキャラクターで低域がモーモーしすぎるときは最後の0.01μをもう少し小さくしても良いかもしれません。とにかく自分の耳に心地よく感じる音色に作り上げていくのが一番です。

・さわやかな秋晴れの中

2008年09月27日 20:53

仕事を早めに終えてキャスティングの練習に行って来ました。きょう、少し変わったロッドで投げてみました。東京コスモのT田さん特性のRYOBIダイヤクロス2ピース、40号の390です、が!なんと中通しに改造されていてロッド内部にSICリングガイドが10個ほど内蔵されているというスペシャルなロッドです。ダイヤクロス2ピースは神戸投翔会のM吉さんの極上品を以前振らせて頂いて物凄く軽くてシャキッとしていていいなぁ~と思っていたロッドでした。

P9270012.jpg
振った感じはガイドの空気抵抗がないので振りがやたら軽く感じられましたよ、ただ残念なことにラインの導入部に擦れる音なのかブォーンと少し大きな音がしていました。まだまだ改良の余地があるかもしれませんね。でも、いいなぁ~このロッド、軽いのなんのって、調子のほうは胴のやや上付近にピークが来る胴調子でした。

P9270013.jpg

FULLTONE'69コピー機の製作4

2008年09月26日 21:36

・どうして今頃FUZZ FACE?

なのか?という素朴な疑問について少し考えてみました。かのエリックジョンソン博士(とここでは敬意をこめて)のアタッチメントボード(言い方が古臭い)にオールドのFUZZ FACEが、、、まだFUZZそのものが見直される遥か前のお話です。jimi hendrixの膨大なブート音源を聞いてみてアタリと称されるfuzz faceの素晴らしさにジョンソン博士もマイクフラー博士も着目したのでしょう!

今のように有名舶来高級ペダルボードの回路図が基盤レイアウトが、実体配線図がweb上でいとも簡単に手に入るとは夢にも思わなかった遥か昔の高2の秋。中央市場でのアルバイト代20万円を握り締めてあ~あ憧れのfender storatcasterのピッカピッカの新品を購入。そのときにこの楽器屋さんでもう10年以上陳列されているというfuzz faceをオマケとして頂きました。
でもこれは故障していて売り物にならずというものでしたが、、、それがこの写真です。

ff1.jpg

残念ながら入手したときは
・フラックスによる基盤の腐食
・ゲルマニウムトランジスタから型番不明のシリコントランジスタに変更(しかも不良)
・ガリの嵐
というような状況でしたが、基盤の足の出方は明らかにゲルマの配置でしたし、コンデンサはボロボロにひび割れたトロピカルフィッシュ、ジャックにはenglandの刻印とかな~り古そうな状態でした。
これをこともあろうに
・基盤を紙フェノールで新たにパターンを作り
・トランジスタは松下の2SB173と2SB175に
・コンデンサはセラファインに
・入出力ジャックは左右入れ替えて
という邪道な改造を施してしまいました。この時のトランジスタは1973年の月刊少年ジャンプの懸賞で当たったナショナルR-126という7石トランジスタラジオから取り出したもので初段のRFとIF増幅に2SB173ローノイズと175を最後のパワーアンプ部には同じ松下のゲルマで2SB176がプッシュプルで2つ使われてこの2SB176もFUZZ FACEに使えます。というよりも若干ダークでおとなしめ、ゲインも低い173と175コンビよりも両方ともに2SB176を持ってくるとあら不思議、ハリがあってゲインも結構なサウンドになりました。でも、残念ながらこのFUZZ FACEもかなり前にオークションで他所に貰われていきました。

ベンチプレスとスクワットの日

2008年09月24日 22:23

・ベンチプレスとスクワットの日でした

最近は長男(17歳)も一緒に月水金の週3回やるようになりました。まだまだ基本のフォームを教えただけですがかなり本気でやる気モードみたいです。来年は大学受験に突入するのでこういう親子のふれあいはたぶんこれが最後かもしれませんね。

重量は軽いのですが、さすがに若いので回復が早くセットとセットの休憩が短くてオジンは付いていけないこともあります。スクワットはまだ80キロですがボトムを深く深くさせていますのでかなりきつかったみたいでした。途中、私のセットの160キロを難なく担いで立ち上がったのにはびっくり、あわててやめさせました。しばらくはウェイトの付け替えが大変です。

課題は背中のようです、チンニングが1回もできません!まぁ、これからですね。

bench.jpg


FULLTONE'69コピー機の製作3

2008年09月23日 22:30

・ゲルマニウムトランジスタの選別

’80年代初めのトランジスタ技術やCQ誌の広告には今では廃品種となったゲルマニウムPNPトランジスタがまだ沢山通販部品として載っていて大体、1個20円から60円くらいの相場だったことがわかります。FUZZ FACEは部品点数が少ないので各パーツの個性がモロにでるのですが特に1段目のQ1トランジスタにナニを使うかが一番の肝のようです。

このコピー機、まだ肌寒い今年の4月に作ったもので前HPに書いたときは正常に作動していたトランジスタが気温の高い夏場ではほとんど正常に動かないというようなことが起こりました。
実は過去に修理した本家fuzz faceも突然ジージーと途切れ途切れに蚊の鳴くような情けないサウンドになっていたのですがコレもトランジスタの故障ではなく、周囲温度が上がる夏、下がる冬にトランジスタの動作領域が変化したことが原因の不具合でした。

具体的には、
温度の上がる夏場はQ1のトランジスタのhfeとCE間の電流値が上がりQ1の領域が外れる。
温度の下がる冬場はQ1のトランジスタのhfeとCE間の電流値が下がりQ2の領域が外れる。

選択の条件や影響については

・Q1及びQ2共に小信号用、PNPゲルマニウムタイプでコレクター損失が100mW内外のもの(あまり耐圧の大きなものはfuzz faceなどのコレクター電流の小さい機種には向かない)
・海外品種にはよくあるNPNタイプのゲルマでも可。その場合は電池の極性、電解コンデンサの向きがプラスマイナス逆になる。
・Q1のhfeが80から160くらいの物がお勧め、低いほどギター側Voを絞った際に煌びやかで独特のクリーンが出る。逆に高い場合は絞り時若干こもるがその分ハイゲインになり、ギター側Voの6~8でサスティーンの効いたリードトーン、9~10ではさらに倍音が増加してイケイケhendrixトーン。
・Q1のhfeが200以上の場合、トランジスタの機種によっては夏場は作動しない場合も。アタックのド頭が潰れてNG、極端なコンプレッション感。
・Q2はほぼどんなものでも正常に動作します。ただしこちらもあまりhfeの大きなものを使うとダイナミックレンジと艶が失われてしまいます。

というわけで国産品ならば品番で2SBの大体100番前後から200番以内の上記の条件を満たすものになってきます。マイクフラー氏は、Q1の選別をhfe75~115(コレは実際に内部写真や実機等で確認した値)に選定しQ2もさほどかけ離れていない範囲で採用していた模様。

germa2.jpg

FULLTONE'69コピー機の製作2

2008年09月19日 23:09

FULLTONEのマイク・フラーさん、それともう一人BOGNERのラインホルド・ボグナーさんは天才だと思います。何といいますか、ギタリスト心理の奥の奥まで知りぬいたサウンドデザインにホント寒心いたします。いつかはBOGNER !きっとBOGNER !さぁ皆さんもご一緒に!(嫁さんの(^.^)を伺いながら小声でね)

'69ペダルが市場から消えてしまいましたが確かにNKT275は初段に配置する場合は気温の高い地域では夏場使い物にならなくなることがあるためにかなりの選別が必要になるのではないかなと、、、
具体的にはまた後々のコラムで述べるとします。

現在、国内で入手可能な国産ゲルマPNPトランジスタを使って”FULLTONE '69"を作ってみました。
回路図アメリカのwebから拝借、一部抜けていた所と定数間違いを修正してみました。

FLUU69.jpg

よく工夫された素晴らしいものだと思います。おそらくフラーさんはヒアリングと定数変更をフレットボードを使い繰り返して決めたのではないかと、、、オリジナルのfuzz faceはご存知のように所謂低域がモーモーして使いにくいのですが、’69ペダルはBIAS(プリゲイン)とCONTOURでアタックと倍音をほぼ完璧に自分の好みに調整ができます。

ご本家はQ2のコレクタ負荷を基板上のトリマーで行っています。Q2のエミッタに繋がる負荷抵抗とコレクタに繋がる負荷抵抗との比を動かすと増幅率も変化しますのでコレを動かすためのトリマーなんですが実際にはアタックの潰れ具合が変わるのとFUZZの前につなぐワウペダルの効き具合のシェイプが変化します。トリマーを動かした場合の波形の変化を後々オシロスコープを使ってご覧に入れる予定です。

FULLTONE'69 コピー機の製作

2008年09月18日 15:55

アメリカ製の有名なファズペダルでFULLTONE 69というのがありますが
今回これのコピーを作ってみました。名づけて”Castman Hendrix 69"!

以前、HPにアップしていたのですがプロバイダの変更を機に今回新たにブログ形式で再度掲載することにしました。
前回は書かなかった内容も含め追々ゲルマニウムトランジスタの選定などにも触れていく予定です。

先ず1号機のサウンドを作り上げるためにイメージとして参考にした音源は1969年4月22日にHENDRIXが出演したNEWPORT69でのインプロビゼーションです。これはjimi hendrixがfenderのデュアルショーマンリバーブを使ったときのサウンド。


続いて2号機は69年2月のロイヤルアルバートホールに於けるマーシャルでのサウンドを目標にNKT275というゲルマニウムトランジスタを使って再現にチャレンジします!こちらはご本家フルトーン69にはなかった初段のトランジスタの動作領域を変えて使えるトランジスタを増やせるようなツマミを増設しようかな~と思っています。どうぞ気なが~にお付き合いくださいね。

フルトーン69 コピー


最新記事