marshallのメンテ

2009年05月29日 00:29

今日は朝から天気が悪かったので急遽仕事をお休みにして午前中は運転免許の更新に行ってきました。帰りにハードオフ、ブックオフで出物がないかチェック、60年代70年代の来日アーティスト特集とかいう本が出ていました。私のアイドルでありますフォーカスのヤンアッカーマンも載っていましたよ。

午後からはパーツも無いので2台のマーシャルのシャーシを引っ張り出して色々とメンテを行いました。
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ALBITのmodマーシャルの配線を眺めて色々と勉強しました。プロが発注するオーダーメイドアンプのプロ集団だけあって配線技術と実装方法は物凄く勉強になります。スズめっき線を何十本も束ねて半田で固めた”アース母線”をプリアンプ基板のぐるりに張ってプリアンプ基板からのアースがそれぞれの地点で最短になるように配線されています。右側のアルミ製ネットもアースされていて外部ノイズを遮断します。プリアンプ基板はサンハヤトの”隠蔽ブラック”というエポキシ樹脂で隠されていますがいずれはルーターで削りだしてみたいですね。それにしてもため息が出るほどの配線技術ですね。ハイワットやソルダーノなんかの配線実装も凄いですよね。
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リードモードとクランチモードの切替スイッチ機構周辺です。とにかくノイズがとても少ないアンプです。
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こちらは'71マーシャルに実装されたcdsを使ったスイッチング回路です。LEDが光るとスイッチがONなのですが厳密には500オーム弱の抵抗が残ります。単純にオルタネイトの6Pスイッチで2回路分を切り替えられるようにLEDの光らせ方を変更しました。最初は抵抗で電位差を出して2回路を切り替えていたようですが、ON時の残留抵抗値が数キロオームと大きいのと2回路それぞれのON時の抵抗値が開きがあったので揃えてみました。

それから今日、ランディーローズモデルと同じカスケード接続に配線してみましたがニャロメさんのレポートにもありましたようにノーマルチャンネル側のカップリングコンデンサの値が大きい影響だと思いますがかなり高域のおとなしいハイゲインサウンドになりました。ですがやっぱりブライトチャンネルのサウンドやリンクした時のサウンドが好きなので元に戻しました。
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'71 Marshall mod 進行中

2009年05月20日 00:10

増設2ステージ分のバイパススイッチが買出しまで無いため他の接続や定数を試しました。増設分の受け渡しの信号を一旦抵抗分割で減衰させて送り出すのですがこの2本の抵抗値の組み合わせも微妙にサウンドに影響しました。
それからvol1のゲインコントロールにかませるハイパスコンデンサーはノーマルではセラミックの0.005μFですがこれも色々やってみると非常に奥が深く、種類、定数でガラッと出音を変えられます。無いと若干ゲインが減衰しシットリ感が増します。

種類ではポリプロピレンフィルムなんかは枯れた感じが後退してヴィンテージマーシャルには不向き、セラミックとシルバーマイカはジョリーン感タップリで定数上下で倍音のピークが大きく変わってこれがかなり遊べます。試しにオーディオ真空管アンプでも人気のトーイチのVITAMIN-Qレプリカだとジョリーン感、シットリ感、倍音感がミックスされたようなサウンドでした。シルバーマイカ、セラミック、そしてこのトーイチやスプラーグのビタQの中からベストな物を探します。シルバーマイカの大き目の物も良いと思います。JCM800は気持ちの良いところはピンポイントですが、このオールドはどのようにセットしても結構使えるので長々と弾いてしまい一向に作業が進みませんがあわてる必要はありませんので
じっくりと、、、ブライトチャンネルでのタイトな低域が良いため使わないノーマルチャンネル分のユニットをランディーローズモデルのようにカスケード接続という方法も試してみたいのですが、ジャック周りとボリューム周りの回路図を探している最中です。
el34biasset.jpg

highpass.jpg


'71Marshall 改造バックパネル進行中~

2009年05月14日 22:40

本日(16日夜)同窓会という名の只の飲み会がありました。同じような自宅トレーニーがいてかなり盛り上がりました、ベンチの数字はどちらも140キロでしたが私が足上げでナローグリップでフルレンジだといったらビックリしていました。変則もココまで来ると正統です!
marshallの配線を眺めていてアースの取り方やループのチェックをしブロックコンデンサでのアースをとり直しました。それとスライダックトランスの予備機のメンテナンスをしました。コイルがずれて筐体に接触したのと使い耗で一部の電圧のところだけ接触しない箇所があるのを治しました。
左から0-130-1A(YAMABISHI) 
     0-130-3A(YAMABISHI)
     0-260-3A(TOSHIBA)=0-130-6A(100V入力)
     0-150-5A(BOLTAC)
slidac.jpg

15日夜、真空管のプレート電流検出用のチップジャック5個、バイアス電圧アジャストボリューム1個をつけました。元々要らないセンドリターン関係を取り外した穴をうまく利用して等間隔になるようにシャーシに穴を開けました。鉄板シャーシですのでドリルも大型で無断変則のハイトルクハイパワータイプが必要です。前にJCM800を改造したときに近所の質屋さんで新品なら4万円するタイプの中古美品を1000円でゲットしてありまして今回も助かりました。工具はケチると効率が悪いので仕事で使うやつは最新の物を2年ごとに全て買い替えています。ホビー用は質屋さんをこまめに回ってこれもハイグレードの物で中古格安品を集めています。 今日は穴あけをリビングでやって鉄粉だらけにしてまたまた嫁に叱られました。おまけに子供二人が試験発表中ということで騒音禁止の張り紙がされていました。家庭内での私のあだ名は「むかしの小学生」です。
日曜日は雨ということなので続きのプリ部の配線作業に進みたいと思います。

biasでサウンドはかなり変わりますし電流検出ができるのでKT66,KT77,6CA7,6L6GC,EL34,6550などの差し替えが調整がすぐにできます。
biasajast1.jpg


メタボックリ対策で最近はアンプのバイアス調整よろしく体重を5キロ減量して86キロにアジャストしてありまして軽快です。

最近、シャーシを裏返したまま半田ごてとワニクチリード、テスター、半田吸い取り線がとぐろを巻いていまして、色々仮接続でのサウンドを思案していました。

・ポストフェイズインバータへのマスターボリューム挿入には電圧増幅1段増設が不可欠。(無いとパサパサしたサウンドに)
・マスターボリュームポットにDCカットのためのC挿入は定数とボリュームポットの値との兼ね合いでらしさがかなり削がれる。(試しましたが結構艶の部分でクリティカルなのでベスト定数と種類を追い込むのが面倒)
・バイアスが乗ったままでのガリ対策として2.2Mなどの抵抗を2本入れた。(サウンドはこちらの方が圧倒的に良い)
・バイアスアジャスト完全個別タイプも考えたがパワー管のスイング電力が不足→PI段の負荷抵抗の見直し→もしくは12AT7への換装→マスターボリューム周りの大幅改装→めんどくさいのでやめました。よって、5つのチップジャック、ヴォリュームだけで実装。
・A/Bそれぞれのパスコン周りのスイッチ切替、またはソルダーノのようにAユニット負荷抵抗を100K~200k切替などカットandトライで、、、良くなければシンプルに。
・とにかくノーマルでのサウンドが完全に再現できてノイズを考慮した引き回し、配線を心がける。

~みたいな感じでやろうと思います。

やっぱり先日のクランチサウンドはデジカメの音が良くないので今度録り直す事にしました。
plan1のコピー

'71Marshall プリアンプ

2009年05月10日 22:32

今日は暑かったですね、きのう夜中まで仕事をしましたので今日は朝から目一杯頑張りました。朝から2時間キャスティングの練習をしました。午後2時からFM大阪の山下達郎サンデーソングブックを聞きながら7時まで5時間トレーニングとギターをやっていました!下の道で町内会の相談をしているのにノ~天気に大きな音で弾いてましたので嫁にこっぴどく怒られまして、、、そういうわけで今回の動画はかなり小さい音です。逆に小さい音で尚且つマスターボリュームを使った場合の良い音の出し方を模索しました。



デジタルムービーのDV端子が駄目になりましたので、今回はオリンパスμ770SWというデジカメの動画機能で録ってあります。あとで聞いてみると実際よりも歪んで聞こえるのと包み込むような低域が表現されておらずちょっと残念ですがまぁー聞いてみてください。最後の方でマシーンガンもやっておりますので~やっぱりデジカメよりデジタルムービーの方が音も良いですね、
ギターは枯れチューンのアメリカンデラックスストラトで全てフロントピックアップです。

動画の内容はクランチサウンドでプリアンプ部分のカソードパスコンのインプレッションです。無極性のMUSEですが繫ぐ方向でサウンドのキャラががらりと変わります皆さん知っていました~?

むか~し、むか~し国産のアンプを色々と改造して自分の好きなサウンドを出して遊んでいました。70年代はヤマハを80年代~90年代はグヤトーンを、、、余談ですが、完璧に調整された赤ノブtwinはノーマルチャンネル、ゲインチャンネル共にボリュームに応じた多彩なサウンドが出て私の経験した中では最強のアンプだと思います。これは出力管のバイアスを調整することで現代仕様にもレイドバック仕様にもなりますし、さらに真空管を2本抜けば50W仕様でイナタク泥臭く、そして驚いたことに少しバイアスを浅めでセッティングすると’71Marshallのクランチサウンドそっくりの惚れ惚れするような枯れたサウンドまで出てしまいます。イコライジングをそっくりに調整して密閉の4発キャビで鳴らせばブラインドテストではどちらがマーシャルか分からないと思います。またスピーカーやケーブルを変えるだけで本体側の改造無しでもカンタンに自分の好みのサウンドに追い込むことも可能です。数年放置された物は毎日電源を入れて使用することで見違えたように鳴り出します。

残念ながら私が今まで試した国産モデルはクリーンクランチでは艶や枯れが出にくく、耳に痛いケバ立ったトーンのことが多かったのですがそういう場合には大きな改造ではなく先ずは、初段のカソードバイパスコンデンサの値や種類を変えてトーンを追い込むことをしていました。動画では残念ながら大らかな低域がカットされてしまい残念ですが、実際にはもっと変化に富んで一発でその違いが分かるほどです。

ご自分のアンプにもう少し枯れた味わいが欲しい、歪ませた時の倍音感を自分好みに仕上げたい。クランチでのアタックの後に色っぽい艶が欲しい、このような時はぜひお試し下さい。尚、下記の定数は追い込んだ数値ではなくたまたま手持ちでのものです。容量は2倍や3倍程度の差では変わりなく、大きく動かすと差がより顕著に、例えば0.68μでは中高域が強調されて枯れた感じが、10μなど大きな物では低域が前に張り出します。部品交換が大そうならばオイルコンなどをパラレルで抱かせるだけでもかなりサウンド変化が体感できます。

また、種類もケミコンはコンプレッション感とゲイン上昇が顕著に、オイルペーパーは枯れた艶が大きくなり、フイルムコンはゲインアップ感が穏やかでミッドの押し出し感が上がります。フィルムタイプでの例外はオレンジドロップで小容量を使えば枯れていながらミッドレンジが前に出てきて良い感じです。カソード電位は2v内外のことが多いので耐圧は50v品であれば充分ですが同じ種類でも耐圧が変わればサウンドも変化します。パスコンとはいえ大切な信号ラインですので引き回しは短く、アースポイントも重要です。スイッチングで数種切り替えたい場合もノイズに対する配慮が必要です。同じくカソードに繋がる抵抗の大小により真空管に流れる電流の値も変化しますがとりあえずこちらはそのままで。

動画の音質が少しジャリ付いています、昨日私が試した中では、ニチコンの普通のゴールドが最高でした。並列でオイルコンをかませるとより色っぽさが上昇。
museは中音域の艶が素晴らしく良いのですがハーモニクスは減少、トーイチオイルをパラレルでハーモニクスがありつつ、中音域の艶でこれも中々。セラファインはエージングしないと鳴りませんがファズでは最高だったのがマーシャルには少し合わないと思いました。ミッドの美味しいところが後退します。10マイクロ以上では低域がブーミーになりカソードパスコンの用途には不向きでした。写真にはありませんが同じニチコンのファインゴールドの2.2マイクロこれも凄く綺麗な倍音でしたので小容量品を取り寄せてみたいですね~

また、今度変更した場合の回路図をエディタできちっと書いてみたいと思います。それからセンドリターン関連部品を全て撤去してスペースが空きましたので思い切って4本ある出力管を1本ずつ個々にバイアスを調整できる検出端子5個と制御ボリューム4個をバックパネルに作ります。これでペアチューブが不要になり手持ちの組み合わせが全て使えると思います。
passcon.jpg

ニャロメさんへ昨日のvoodooはこの位置です。新しい+はパルス波が追加、、、となっていますのでレンジツマミの右側の3つの波形の頭がとんがってなくてちょん切れているのではと思います。時間が取れましたら私のマシーンのスゥイープ出力をオシロで読み取って、その地点にゲルマダイオードを並列に入れてみて波形がパルス波になったところでサウンドを比べてみますね。使えそうなら別にスイッチングで増設してもいいかも、、、20円プラススイッチ代200円くらいでしょうか?
P5110001.jpg


'71Marshall 1959 の音源ビデオをアップしました

2009年05月07日 00:33



現状でのサウンドです、MOD FUZZ 、ワウ、VIBEのいつものアイテムを使っています。少し長い動画ですがアンプの設定でフィードバックの場面やクランチの場面などもありますのでヘッドフォンで音量を上げて聞いていただけたらサウンドの余韻なんかも分かっていただけると思います。夜9時近かったのであまりマスターを上げることができませんでしたがもう少し音量を上げますとキャビネットが鳴り出してスピーカーが歪む!ので凄くタイトな低音が出てきますがこのときはこの音量が限界でした。

増設した電圧増幅1段、電流増幅1段をポストイコライザーの位置に挿入しています。今後はプリイコライザーに移動させて、カップリングの定数を色々と試すつもりです。現状では電圧増幅にはカソードパスコンは入れてませんのでゲインの上昇率は極わずかです。センドリターンは取り去りましたので電流増幅は不要となりましたのでこれもゲイン段に変更する予定です。やっぱりオールド独特のノーマルサウンドが素晴らしく良いので増設した部分はプレキシスイッチでバイパスさせる工夫をしたいです。


GW最終日、朝からキャスティングの練習をし、仕事をこなし、リールとロッドのメンテをし、アンプのワイヤリングを変更し、現状でのサウンドをビデオに録りましたました。あ~忙しいです。ところがムービーのDV端子からキャプチャできません、、、

ワークベンチが欲しいです、測定器に囲まれて仕事がしたい~
P5060001のコピー

いろんなワイヤリングを試していますので音源もこのように仮結線で録りましたのですがマーシャルらしさが出た結構良いサウンドでした。ハンダとハンダ吸い取り線が減るの速い速いです。
P5060004.jpg

桃谷でキムチを買って帰りました

2009年05月05日 00:45

一日丸まる休めましたので家族でミナミを散策しました。お昼ごはんのあと楽器屋さんでフェンダージャパンのレフティーモデルをマーシャル100Wで試奏させてもらいました。このギターのサウンド、凄く良かったですね~でも右のひじや手首がコントローラーに当たって弾き難いです!
ところがひじがポットノブを迂回する形で弾いて見るとその手首の形がヘンドリックスと同じ形でした、、なるほど~
jhj.jpg

アンプはリイシューのマーシャル100Wですコッホのアッテネーターのサウンドを試す良い機会です。減衰量はホット側のジャックを差し替えて行います。色々とアンプ側のセッティングも変えつつ弾いてみました。40%ジャックでは本来のらしさも充分出て凄く良いサウンドですが自宅での使用はちょっとしんどいかな~という音量です。次の15%では自宅での使用音量とサウンド的な限界だと思いますが幾分マーシャルのジョリーン感が薄れてしまっています。次の5%~2%~1%ではちょっと使えないな~と率直に感じ元気の無いサウンドでした。このくらいの減衰量になるとHOTPLATEのような高域や低域の補正機能が不可欠なのではと思いました。アッテネーターも楽器の一部と考える方が良い音が作れそうです。
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前回は弾かなかったモデルが若干安くなっていました。さっき弾いたジャパンの方が太いサウンドです、こちらはかなりペンペンしたサウンドです他に試奏した’CS69も出音がかなり細めなんですが実際のオールドはこんなサウンドなんでしょうか?自分的にはリンディーのTALL Dなんか合いそうに思います。
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目出度くご成約のシールが貼られていて触ることはできませんでした。5段増幅の中間2段をバイパスするプレキシスイッチがナイスです。
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日本橋のパーツやさん巡りをしてプリ部のパーツをそろえました。シルバーマイカコンデンサが1個300円もします、色々定数を試したいので数種買いましたが帰ってネットで見ると1個80円で売ってました!増設プリ管のカソードパスコンは前にエルナーセラファインの定数違いを沢山買いましたのでそれを。マスターの2連は今回在庫を全てテスターで測定して最高の2個を選別して買いました。特に3分の一くらいの位置での抵抗値の差はacバランスにも重要です。今回はガリ防止用にパルスクリックノイズをグラウンドラインに落とす工夫をします。パワー管のバイアス検出抵抗も買ってきましたが余分な穴を塞ぐバックパネルの金属板を買い忘れました。
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写真はジャンクやさんにあったビンソンのエコーレックですoh~イエィ、イエス、ピンクフロイド!奥にひじょ~にくたびれた感じのシルバーフェイスのツインリバーブがありましたが弾かせてもらえるような雰囲気ではありませんでした~
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帰りは桃谷の御幸通りにある美味しいキムチやさんで色々と買って帰りました。ここのお店は絶品ですよ~

ジミのマーシャル

2009年05月02日 23:42

やっぱり予想していた通りGWの前半は仕事でした。4日か5日には休めそうなので家族で通天閣のじゃんじゃん横丁食べ歩きです。もちろんパーツの買い付けもね!

さてさて、ご本家マーシャルからハンドワイヤリングシリーズとして68年の復刻でEL34バージョンの100Wスーパーリードと限定版JIMIモデルと称してKT66バージョンの100Wヘッドが発売されています。EL34はヘッドルームが浅くて歪みやすいいわゆる王道サウンドですがKT66はオーディオアンプの使用例が多くあんまり歪みません。音源などから見分ける場合の特徴ですが、EL34はある程度音量を上げるとギター側のボリュームを下げた場合にもハイ落ちせずパリーンとした余韻が残りますが、KT66は6L6GCと同じようにギターボリュームを下げた場合にハイが落ちてしまいます。どちらが良いかは好みの問題ですが私はやっぱりEL34の余韻が大好きです。

この写真はjimiが使用していたJTM-45ヘッドです。KT66が2本使用されていました。多分レコーディングスタジオや小さなクラブでのギグに使われていたのでしょう。このヘッドに描かれている”J.H EXP"のステンシルマークは1969年の1月にローディーのジョン ダウニング氏によってすべてのヘッドとスピーカーキャビネットに入れたれたそうです。ウッドストックのサイドステージ風景でもこのマーク入りのヘッドとキャビが写っていました。このときのキャビネットは現在復刻されている”100”マーク入りです。
marshalljimi.jpg

資料によりますと、JTM45シリーズからステップアップしKT66真空管を4本使った初めてのマーシャル100Wモデルが出たのが1966年だそうです。1967年製のマーシャルはebayでの画像でたまに見ますがEL34ですからKT66モデルはごく初期の一時期だけだったのかもしれません。

1968年、本格的なツアーに向けて、J.H EXPのイクイップメントマネージャーだったジェリースティッケルズが各社に機材の提供もとめて回り、68年の前半にはフェンダーから4本のストラトキャスター(あのブラックとホワイトを含む!)とデュアルショーマンなどの大型アンプのディストリビューションを取り付けたようです。でも、ぜんぜん歪まないフェンダーアンプ(おそらくウィンターランド’68なんかはフェンダーかも)に嫌気をさしたジミにSUNのエンジニアが機材の提供を持ちかけて68年の後半はサンのアンプを使ったそうです。これがまた過酷なツアーには全く役立たずだったようで翌1969年からは我々のよく知る3段積みのマーシャルの登場と相成ったようです。彼が使っていた1969年のマーシャル100WはEL34が4本使われているいわゆるハンドワイヤリングプレキシモデルです。
これは現存するジミが使用したマーシャルの製造番号です。
jimimarshall.jpg

次にこれがマーシャルの製造番号表です、私のはCシリアルですので1971年製となります。ちなみに68年製は良く歪み、69年70年があまり歪まず、71年は又良く歪むといった具合にコロコロ変わるようですが確かにボリュームを少し上げるだけでナチュラルにディストーションし出す感じです。
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1969年にノエルレディングが一人の優秀なローディーを連れてきます。ザ ナイスというバンドのイクイップメントローディーだったエリックバレット氏です。このとき以降彼はジミが死ぬまで苦楽を共にすることになります。ステージの映像を見ても機材のセッティング風景には素早い身のこなしのエリックがたびたび登場し、トラブル時には”ヘイ! エリック”のジミの掛け声がかかります。

ジミヘンドリックスのブートレッグはアナログレコード時代に200枚以上集めていましたが私にはどうも67年や68年のジージーと壊れたラジオのようなファズ、安定しないアンプ、ピィーっと発振してしまうワウなどお世辞にも最高とは言いがたい内容が多かった気がするのですが、69年以降はファズやワウの選別とストック管理、アンプの調整などをエリックバレットがしっかりとしていたようです。特に初期によくあるライブの後半にアンプのフューズが飛ぶ、音がしょぼく小さくなる(何れもプレート電流過多に因る溶断と熱ダレ)様なトラブルが全くなくなるのでパワー管の交換とバイアスの調整なんかはエリックがやっていたのではないかと想像できます。他にはユニバイブのインテンシティー調整はロジャーメイヤーがしていたそうですが彼はマーシャルアンプのワイヤリングについての記述はどの資料にも残っておりません(但し、サウンドシティーアンプのトラブルでのリヤワイヤリング作業を行った)でしたのでエフェクターだけだったのでしょうね。
最近の10年間はスタジオでの未発表音源、69年、70年の大学学園祭や未発表ライブ音源などリマスター時のノイズ除去技術のおかげもあるでしょうがギターのサウンド自体が素晴らしい物ばかりと感心します。

エ~結局のところ66年のイギリスに渡った直後と翌67年の前半はkt66の100Wと45Wを使い、68年はフェンダー、サウンドシティー、サン等で、69年の5月以降70年の11月まではEL34の100Wというのがつじつまの合うところではないでしょうか。

エリックバレットの記述ではjimiは先ずボリュームをフルにしていたそうなのでファズフェイスをかけていないときでもかなりのゲインがあったのもうなずけます、この時期のサウンド、プレイ、共に一押しがstageの3枚目に収められていた'69サンディエゴです!クランチのサウンドも最高でゲルマファズも最高!私はこのCDでジミが客とおしゃべりしながらやるオブリガードまでコピーしました。まァ~病気です、ハイ。
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