・Tycobrahe Octavia Clone

2009年09月28日 23:16

・Tycobrahe Octavia Clone
昔々、僕たちがエレキ少年だった70年代末には幻のエフェクターでした。
今は部品も安くて良いものが簡単に手に入りますのでありがたいですね。

○サウンド造りのコツ
・ジャノメに直結方式だと良くありませんでした。基盤方式の方が太くてジャストフィットします。
・逓倍部Q2&Q3のトランジスタはゲインがある程度大きいほうがオクターブ音が安定、銘柄による音質の違いは分かりにくいです。私は2N5088を使いました。
・プリアンプ部Q1のキャラクターでエフェクトの音色とかかり方の印象がかなり変わる。
 2N5087(低域が出すぎ、もたつく)、2N3906(ローポジでのアッパーオクターブも追従性良い)
 2N4249(低域がスッキリ、ローポジ、ハイポジ共にアッパーの追従性良し、上品)
 NKT275(hfe160,ゲルマ独特の暴れ感、図太い。ローポジ、ハイポジの追従性も良い)
・2つのゲルマニウムダイオードのキャラでエフェクト音の深さが変わる。違う銘柄を組み合わせても面白く、その場合基板に向かって左側に配置する銘柄のキャラが強く出る。

GGGの基板を少し変えました。パターンを太くし、アースランドを大きく、トランスのリードと取り付けピン穴をジャストフィットで作りました。基板で作る方は宜しければココにおいてありますので
どうぞ。http://castman.hp.infoseek.co.jp/PCBE.zip

動画のマシーンの内容は、Q1にNKT275/Q2,3が2N5088、ダイオードは1N34Aと1N60Bです。
コンデンサや抵抗はハイファイ志向だとハデに出ますがすぐに飽きてしまいます。通常品で
ナローレンジ気味のほうが凄みがでてハマります。オリジナルにはプリゲインはありませんが
あったほうが感度の調整幅が広く楽です。ただの飛び道具で終わるか手放せないマシーンに
できるか!運命の分かれ道、皆さんも是非チャレンジしてみてください。

octavia_clone.jpg

これは2号機です。1号機は金皮にセラ、ジャノメの直結で作ったのですが、シンセサイザーか
リングモジュレーターか?というほどエフェクト効果が大きすぎてちょっとすぐに飽きてしまいました。
全編かけておくエフェクターじゃないけれどやはりもう少しオールドのオクタヴィアサウンドに近づけたいと思い作り直しました。結果、1969年12月31日の2回目のショーでのあの間奏サウンドが出せました。

who knowsの間奏と全く同じサウンドを出す場合はギター側のボリュームを少し下げて6くらいにすると同じになりますが、この動画ではマシーンの最大効果を出す為にギターボリュームは10で撮りました。(オクターブをoffのサウンドが中々スッキリしていて使えます、切替はやっぱりケチらずにフットswにしたほうが便利です)


'93 FUZZ FACE MOD

2009年09月28日 22:11

・'93 FUZZ FACE MOD

先日モディファイしましたFUZZ FACEです。NKT275のhfeは100&105でした。
現状ではプリゲインコントロールの取り付け、Q2コレクタトリマ(SUN DIAL)の取り付け、
最後のカップリングコンデンサ0.1μ→MKT1813(0.01μ)
コレクタ抵抗→XICON 1K(Carbon Composition) が変更点です。

これはあまり期待せずに購入しましたが、トランジスタが凄く良かったのと
上記のモディファイでお気に入りのマシーンに生まれ変わりました。これでないと
出ない音があります。
さらにちょっと手を加えてミッドのちょっと上辺りの倍音を上げてみる予定です。


ANALOG.MAN SUNLION vs Castman Hendrix Mod Fuzz

2009年09月28日 00:02

・analog.man sunlion vs castman.hendrix fuzz face mod

動画をアップしましたのでご覧下さい。明日以降この記事に追記していきます。
ヘッドフォンでヴォリュームを上げてご覧下さい。marshallの枯れ具合が良く分かっていただけると思います。

ANALOGMAN SUNLIONの研究

2009年09月25日 22:53

・アナログマン SUNLION
以前、さとぅさんからコレ良いですよ!とyoutubeの動画をご紹介いただきました。
レスポールでの音源でしたが、素晴らしいサウンドでした。これはストラトにも合うはずだ
と直感し、sunlionのコピーを製作しようと思っていました。

69fuzzのmod複製で色々なノウハウを得られたのですが、アナログマンの本物のサウンド造り
という物を肌で感じたくなりこの度、sunlionの新品同様品を入手しました。
ansli001.jpg

説明書や麻袋、名刺、ステッカー、外箱に新品の本体。コレクション用途でも通用する内容です。
今回外見のコンディションにもこだわったわけですが、各種ツマミの位置などもきっちり採寸して
cadで製図し、sunlionマークやパラメータの字体、両面基板パターン、ブースト部のポイントトゥポイント配線もデータ化したいと考えたからです。
ansli002.jpg


先程1時間ほどサウンドチェックをしました、、、英文の添付文書にも書かれていましたが、60年代のN.O.S選別品のNKT275の威力という物を初体験しました。ゲインは高いのに潰れず、サウンドが前に前に出てきます。特筆すべきはサスティーンの凄さでこれだけ伸びても全くモーモーしません。
ビーノブースト部がまた素晴らしいチューニングで帯域切替で3つのサウンドが出ます。marshall使いの方ならお解かりかと思いますが、もう一押し欲しい時の場面でこのboost部はとても重宝すると思いました。フロントの倍音が太くて綺麗です。FUZZもBOOSTも強く歪ませたり両方onでも音の芯が残るのには驚きました。

自分が作ったFUZZとの対比やパーツの違いによるサウンドへの影響も今回本物のマシーンを導入したことでより顕著になりましたので今後数次に渡りお送りします。USAのネットも探索していましたがもうこれほどのコンディションは出ないのではないかと考えました。真空管アンプが1台買えるじゃないのと随分迷いましたがこのサウンドを体験でき、自分でも超える物を作る目標のことを思えば安いものだと思います。週末時間が取れれば動画をアップします。(ムービーのDV端子が不調で取り込みが大変!)
sli3.jpg



FUZZ FACEの改造

2009年09月18日 19:07

月曜日のワンハンドダンベルローイング65キロで足首をグリッとやってしまいました。年なので気をつけないといけませんね。
ffm000.jpg

先日、93年製(ポットデイト)のFUZZFACE赤を入手、早速チューンナップしてみました。
最初、無改造でのサウンドでほんの少しギターボリュームを絞るだけで良いサウンドでしたのでトランジスタは当りなのかなと感じていました。

・入力のスイッチ部分にラジオ電波の混信対策のセラミックコンデンサ6800pが入っています。幾らなんでも少し大きすぎます。そこで、セラミックやシルバーマイカ、ポリエステルフィルムコンデンサのあらゆる容量を試してみましたが、枯れ具合と倍音感が良かったセラミックの220pで決定。(前回ご紹介した後段のノイズ対策もセラミックがやっぱり良いようです。)

・アナログマンsunfaceでのsundialの定数と、fulltoneの定数を両方試しました。結果、やっぱりサスティーンが気持ちよくフィードバックしたfulltoneの定数(1k+10kトリマ)を採用。
あと、プリゲインにも50kbを装着。

・ファイナルのコンデンサが純正では0.1μがついていました。やっぱり、芯がボケる傾向にありフロントピックアップがボリュームダウン時に枯れてくれません。→MKT1813の0.01μにしました。

・2本のNKT275トランジスタを外してhfeの測定。→ビックリ大当たりQ1が100/Q2が105!
ソケット装着はやめにしてハンダしました。また、入力の2.2μもアナログマンでは1μですが銘柄も定数もオリジナルどおりのコンデンサにとどめることにし、オリジナルFUZZFACEらしさとMODサウンドのバランスを上手く調整してみました。

・サウンドは、、、マーシャルにストラトをインプット。痺れました、Excellent!
FFM002.jpg



FUZZ FACE MOD ノイズ対策3

2009年09月12日 23:23

9/14追記
秋冬モードでの調整ではフロントのQ2コレクタトリマーである程度の音色調整ができます。CONTOURがQ1の倍音コントロールなのに対し、これはQ2の倍音コントロールにもなります。どちらかに回しきるとワウのシェイプが崩れるので9時から15時の位置くらいがGOODです。(フロントPU,3弦2フレのチョーキングをピッキングハーモニクスで出すと効果の違いが分かりやすい)
marm.jpg

真空管はこのようにそよ風で冷やすと寿命がすごく延びてくれます。シーズンオフの割引セールで小型の扇風機をゲットしましょう。
cooler.jpg

Ver4のサウンドがエージングの影響なのか凄く鳴ってきました。ケミコンとコンデンサ類のソケットを廃止し全てハンダしました。トランジスタだけはそうもいかないので接点がタイトなギャレットさんの丸いソケットに交換しました。
基板で作る方は http://castman.hp.infoseek.co.jp/PCBE.zipここにプリント基板作成ソフトごとデータを格納してあります。各種トリマ、パスコンなどフル装備させた基板パターンです。

さて、秋になって2本のゲルマニウムトランジスタの動作が安定状態と仮定して、もう一度各種トリマでのノイズ対策おさらいです。Q1/Q2とも動作状態なので、Q1コレクタトリマはフル負荷とします。

・Q1のエミッタトリマ5Kを下げていく→音が出なくなるまで下げる。(ノイズは減っていく)
・フロントパネルに出しているQ2コレクタトリマを左に回していく→音が出だしてファズが掛かる。
・フロントパネルのCONTOURボリュームを右に回していってゲインを調整する。

Q1エミッタの抵抗値が上がるとQ1の利得が下がるためCONTOURでQ2のゲインを上げてノイズは少ないままで全体のゲインを上げる方法です。

更なる改善点:CONTOURボリュームは右に回すほど抵抗値が上がって(負荷が増えて)倍音とゲインが上がる仕組みです。そこで、オリジナルFULLTONE69でのCONTOUR=1Kオームという値を少し上げてみるとQ1ノイズ減で同時に減衰したゲインを比較的ローインピーダンス領域で補正(ゲインアップ)できると思います。ですが、上げればいいというものでもないのでトライが必要です。

2KBや3KAカーブなんかで試してみようと思います。簡単ですのでお時間のあるときにでもお試し下さい。

昨日、2本のNKT275内臓の赤いFUZZ FACEを買いました、到着が楽しみです!アナログマンとフルトーンの良いとこ取りで改造してみるつもりです。
69fuzzmod4.jpg

THD HOTPLATE 16Ω アッテネーター

2009年09月09日 21:10

・アッテネーターはやっぱりアッテエ~ナ~

2ヶ月ほど前にオークションでアメリカ製のアッテネータを買いました。箱付、新同品で3万円弱と格安でした。
HOTHOT.jpg

到着してすぐに音出ししてみましたがクーリングファンのコイルがレアショートで故障していました。
内部を見てみると台湾製のベアリングの入っていない安物ファンが装備されていたので
この際、高級品を取り寄せて付け替えることにしました。
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世界一のベアリングメーカー、ミネベア製(NMB)のベアリング付ファンです。最初、定格が12Vでもいけるのか?測ってみましたがピークで20Vちょっとあるのでやはり24Vタイプが必要です。アンプからの出力をシリコンダイオードで整流後、ケミコンで平滑してDCパワーを得ています。
ファンへの配線が熱くなるヒートシンクにもろに当っていたのでこれも影響のない表側の配線に変えました。
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故障がこれ幸いに高性能クーリングファンに生まれ変わりました。
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オーストラリア製Koch等は普通のセメント抵抗をヒートシンクに密着させるオーソドックスな方法をとっていますがTHDでは少し凝った装着方法です。-16dBレンジにすると左右両側の抵抗が稼動するようになっています。
thd5.jpg

先ず最初に複数の”巻線抵抗器”をヒートシンクに密着させた後、セメント樹脂で抵抗器全体を覆うように固められています。耐熱樹脂とヒートシンクの接地表面積が大きくて熱の伝わりも高効率です。
そして最後にリード線を基板にハンダされています。基板を外すにはこの抵抗からのリードを全てハンダ解除しないといけませんが熱的には合理的な方法です。それから基板自体も両面パターンになっていて意外と複雑。
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ノイズリダクション装備ということで正面のランプスイッチをONにするとランプが光ってノイズが軽減されます。見た目にも赤いランプが強烈に光ったり消えたり出力に同期するのでいかにも「アッテネートしてマッセ」的でよろしいですね。
仕組みの方は24Vの車用ルームランプを2個直列に繫ぎ、このランプ自体を一つの抵抗(レジスター)とみなしてコンデンサと組み合わせてノイズフィルターの働きをさせています。見た目の効果もあり発想も柔軟です。ハムノイズも含めて確かに効果がありました。
thd7.jpg

アッテネート量は0dB/-4dB/-8-/-12/-16dBとなっていて-16dB時にはさらに無段階の音量調整ボリュームが生きるようになっています。この機種に限らずですがたとえセレクターが0dBでも繫いでいるだけで音質変化があります。抵抗式の宿命である音質変化を補正する機能としてブライトスイッチとDEEPスイッチが装備されていますが音量にもよるのですがこの補正機能は効果覿面です。

無段階調整用Voとブライトスイッチ用のコンデンサ。
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DEEPスイッチ(ローパスあるいはバンドパスフィルター)用のローディングコイルです。効きが最高!
オーディオ用スピーカーの帯域振り分けに使うネットワークと同じ原理です。これがアクティブ素子との組み合わせならワウみたいなバンドパスの帯域フィルターなんでしょうね。
thd8.jpg

こちらはノイズフィルターのコンデンサ。
thd10.jpg

サウンドレビューを簡単に、、、
・減衰量が大きいレンジほど高域と低域がそれぞれ削られてしまう。
・若干のコンプレッション感が付加されるが嫌な圧縮感ではなく快感。
・自宅レベルでの使用ではMarshall100Wでは-16dB+無段階ヴォリュームは必須。
・deep、ブライトスイッチは減衰量によって効き方も変化する為、臨機応変の使い分けがベスト。
・ライブハウスなどで他の楽器とのバランスをとるために-4/-8dBレンジでの使用が本来の姿。
・自宅では本来不可能なパワー管のスイートな歪を簡単に引き出せる。

Marshall100W本来のサウンドとは、、、ギターからのサウンド+プリアンプ部の歪+位相反転段の歪+パワーアンプの歪+スピーカー自体の歪+スピーカーキャビネットの歪=イコールで初めてあの魂が震えるサウンドとなるのですが、アッテネーターやマスターボリューム使用ではこの条件のいくつかはスポイルされるのは仕方がありません。

特に、良いキャビネットをギシギシ言わせたときのサウンドは筆舌に尽くしがたい快感サウンドです。

Marshall等の100Wアンプを自宅でアッテネーターを使いフルアップさせる時の注意点を、、、
・AB1級プッシュプル動作ですので入力信号が大きいと比例して大きなプレート電流が流れる。
・アイドリング時のプレート電流調整(バイアス調整)をきちんと行う。運転中の電流観測もしたほうが良い。パワー管の最大プレート損失の60%から70%までにアイドリング電流を調整。
・マスターを上げきると連続して大きなプレート電流が流れ続けてプレート損失の何倍もの負荷が掛かるためパワー管の消耗が激しい。
・自宅での使用なので万が一に備えてヒューズはスローブローではなく普通のファーストブローヒューズ(電流値は定格どおりに)に換えておく。
・パワー管を長持ちさせるコツは、マスターを最大でも70%から80%くらいまでに抑えておくと連続信号時にもパワー管には定格以内の電流しか流れない→しかもサウンドはそんなに変わらないのでお勧め。
・マスターフルで使用するときはヒートシンクの上でたこ焼きが暖められる。70~80%では殆ど熱くならない。(ノイズリダクションランプはどちらもフル点灯)
・マーシャルなどの大型アンプではトランスがデカイので心配ないが(但し適正バイアス、適正ヒューズ) 小型のオール真空管アンプでは出力トランスの定格不足でフル時に焼損の危険あり。(マーシャルなどのようなメインヒューズとpower部ヒューズ分担タイプだと少し安心)
・セッティングの繫ぎ変え時等、フル出力状態でスピーカーが繋がっていない状態では出力トランスが焼け切れますのでセッティング変更時はスタンバイオフの習慣を。

どうですか、少しお値段は張りますが、アンプをもう一台買ったのと同じくらいのキャラクター変化を楽しめます。私のアンプはフェイズインバーターの後ろに自分でマスターを増設してありますので、ノーマルサウンド、マスターサウンド、そしてこのアッテネーターと3種類の変化です。最大のコツはマスターを上げきらず使うことです。ここ数ヶ月心地良いコンプレッション感にどっぷり浸って楽しんでいます。

赤ノブTHE TWINでも試してみました。本来、マスター付のアンプですが爆音のため自宅での音量調整が難しいのですがこのアッテネーターを繫ぐと、今まで経験したことのないパワー管の歪を味わえて、尚且つ難しかった音量調整が凄く幅広く行えるようになります。ドライブチャンネルでゲインを6、マスターも6くらいまで上げて、-16dBレンジで無断調整すると物凄くスィートな歪です。THE TWINにも良く合いますよ
thd11.jpg

ノイズ対策2

2009年09月06日 23:22

ゲルマニウムトランジスタの高hfeと動作不良対策ですが、
先ず、QIコレクタトリマを絞っていくと動作領域に入ってファズサウンドになっていきます。
しかし、Q1負荷を絞るので増幅率がノーマルより下がりバックノイズが目立ちます。
そこでエミッタ側の5Kトリマをほんの少しだけ加えるとノイズが消えてファズサウンドが
浮き上がってきます。これがQ1側の調整方法。

GGGサイトのフルトーン’70コピー回路にはQIとQ2のコレクタ同士の間に発振止めの
セラミック20pFが入っています。シリコンのトランジスタですので裸利得が大きいからなんでしょう。

今回4号機の基板にはノイズ対策というテーマもあったのであらかじめこの位置に後でパスコンを追加できるようにしました。
’69回路では’70とは目的違いですが、この位置にパスコンを入れると見事にノイズが減少することが分かりました。
FLUU69_4_1.jpg

ゲルマニウムトランジスタ自体が持つシャーッという音をできるだけ小さく、だけど大切な倍音域はそのままに、、、色々やってみてズバリの定数を見つけました。ここに、750ピコ~1000ピコのコンデンサをかませばノイズだけがマスクされて可聴域には影響が極小です。手持ちのシルバーマイカの500P、750P.、1000P ポリプロピレンフィルムのPanasonic ECQB 1000pF/50VDC 他にはセラミックもたくさん試しました。

小さい150pや100pでは全く効果なし、反対に0.047とかならモロに減衰します、まあこの辺は定数をみれば予測できます。おもしろいのは、パナソニックのフィルム1000pは効果絶大でサウンドも申し分ないのに対しシルバーマイカ1000p/600vはノイズの減りが少なく可聴域は反対に削られます。
他にセラミックなどでも試す必要があるかもしれませんが、私の手持ちではPanasonic ECQB 1000pF/50VDCが最高でした。1個20円でできるノイズ対策です。

画像は色々試している様子です。ピンリードの先端をq2ヴォリュームの2番端子と、12kオームのところに接続して種類と定数を試しました。
noiz.jpg

仕事が落ち着きましたらアナログマンのSUNLIONのコピーをしてみようと思います。marshall modは実験は随分進みましたが本格的な改修はじっくりと腰を落ち着けてできる1月2月に完成させようと思います。

FULLTONE'69 MOD Ver4完成

2009年09月05日 22:07

FULLTONE'69 MOD Ver4が今日完成しました。試作を含むユニットとしては4機目でver3とこのver4の2台をケースに入れた完成品と位置づけています。

尚、今回の写真は全てクリックすると大きくなります。

今回のコンセプトは、、、
・オールドマーシャルにジャストフィットさせる。(THD HOTPLATE使用を含む)
・JAKEさんの考察と自分の経験も交えて反映させてみる。(線材、基板、パーツなど)
・前回同様、全ピックアップ、全フレットで素晴らしいサウンドが出せるようにパーツを選別する。
貴方も1969年にタイムマシーンした気になって作ってみる?

6941.jpg
・ケースにヴォリュームとスイッチを取り付けます、ヴォリュームはつめを折らずに固定用の孔を別に開けてみました。ボリュームの孔は0.5ミリほど大きめに開けて後でシャフトの芯が一直線に通るように取り付け時に微調整します。

・基板取り付け用の3ミリナットをケースに先ず瞬間接着剤で接着し、乾いたらナットの周りにセメダイン・スーパーXクリアでパテ盛りの要領で盛り付ける。基板の厚みも考慮して、ナットにネジの部分が1.5ミリほど締めこんだ状態でロックできるように樹脂スペーサーの長さやネジの長さをワッシャで調整する。

・線材は今回、サンコーというメーカーのメッキしていない撚り線を使用しました。およそ、22Gと24Gの中間くらいの太さです。

・電池のスナップはリード線を太い20G(スズメッキ)のリード線のものにハンダして取り替えます。マーシャルなんかのアンプでも電源ケーブルのクオリティーで随分サウンドが変わるようです。

FLUU69_4.jpg
今回はFFFさんとJAKEさんのアイデアも参考にさせていただきました。

6942.jpg
・基板に引き出しのリード線を半田付けし少し余裕を持たせてカットしておきます。
・基板からのリード線は写真の基板が上に開いた角度を基準にして各ボリュームへハンダ付けします。こうすると各リード線が長すぎず短すぎず一定で丁度良い長さに収まります。
・ボリュームポットへの行き帰りはできればツイストしてケースにできるだけ沿わす感じで配線します。

6943.jpg
・電池はフットスイッチとケースの間に丁度収まるようにあらかじめスイッチの位置を割り出しておき、電池の銘柄によるサイズの差は電池本体にビニールテープを1周巻くことで大体対応できます。

・抵抗はXICONのカーボンコンポジション 1/4Wを使いました。誤差5%品ですがかなりばらつきがありました。
・電解はファインゴールドを使用、最終のカップリングは画像のMKTピンク色0.015マイクロファラッド。トランジスタは3号機に使わなかったNKT275のhfe200前後のを使用。

これだけhfeと気温が高いと案の定音は出るものの、バイパス音よりもエフェクト音のほうがゲインが低い結果に、、、増幅領域から外れている模様(FFFさんのサイトに詳しい解説)Q1のコレクタに繋がる20Kトリマを10K以下に絞るとようやく増幅が始まりました。
エミッタ側のトリマの抵抗を加えていくとノイズが少なく、しかし、ゲインが不足気味なのでここはノーマルどおりの0とします。Q2コレクタ側ボリュームは増減で変化なし。

6944.jpg
ボリュームのシャフトの芯径とツマミの穴の径の差が大きいと回した時の偏芯が大きくなり不恰好です。シャフト芯に薄いメタルテープを巻いてツマミの穴径に近づけておきます。

6945.jpg
完成してから4時間ほどかけてパーツをとっかえひっかえした最終がこの写真です。どうも低域がタイトでなくぶわーっとなる原因は最後のピンクのMKTのせいだと分かりグリーンのオールドMKTに変更、途端にタイトでブリブリした低域が出てきます。トランジスタも全ピックアップ、全フレットとなると凄く時間がかかります。今回はQ1にNEC264/Q2がNKT275で決定、C#マイナーのブルースで3弦4弦が小音量でも気持ちよくフィードバックします。フロントピックアップのお色気満点4.5.6弦の弦のこすれる音やオールドマーシャル独特の美味しいコンプレッション感が出ています。JAKEさんから選別していただいた2SB264は物凄く低ノイズでNEC独特のシャーというヒスノイズは皆無でした。

6946.jpg
現在、完成後のエージングでFRANK ZAPPA のボンゴフュリーやロキシーライブを聞かせております。無信号で電圧だけかけるより良いですよねきっと。

エ~総括です。
・ジャノメ基板使用のリード線直結PtoPとプリント基板の差は”ズバリダイナミックレンジの大小”であるといえます。3号機の方がバーンとした強烈な押し出し感やメリハリはありますが、反対にプリント基板+未メッキ銅線はなんとも心地の良いコンプレッション感!と枯れたレイドバック感がします。

・抵抗は3号機はタクマンREY25FX金皮、4号機はコンポジットです。線材は3号機はフジクラのスズメッキ20AWG、4号機は未メッキです。。セラファイン22μは25年物のオールドをチョイス、エージングが進むと電解液が活性化してとてつもないサウンドに、、、やっぱりFUZZはセラファインがダントツです。

ハンダは普通のケスター44。相乗効果があるので一概には言えませんが今回の4号機、マーシャルで延々と鳴らしましたがハッキリ言いまして最高のサウンドです、どこをどう弾こうがサスティーンのフィードバックはギターの向きで思いのまま、低域の押し出し感、タイトさ、ミッドの艶張り、倍音のブリブリ感どれをとっても過去最高のFUZZが出来上がりました。耳に痛い成分は一切出ませんのでトランジスタとセラファインの相性も良いのでしょう。JAKEさんが云われていた楽器的なサウンドそのものといった感じを受けました

あとはケースの研磨とデザインですがこれは仕事のヒマな来年の2月頃に仕上げますがもう図案は出来上がっていてjimiのお気に入りの写真を使わせてもらう予定です。音源はいずれまた、HOTPLATEやオクターヴァー等と一緒に。

最後になりましたが定格です。
電源電圧:9.33V
消費電流:1.86mA(うちLED消費分1.29mA)

LEDは定格3.2V/20mAの炎色!を使用しました、制限抵抗1Kでは動作電圧2.75Vで6.5mAも消費してしまいますが、5.1Kに変更すると1.29mAで済み明るさも充分確保できます。

いよいよ、今月中盤からはJAKEさんのユニバイブ復刻プロジェクトに参加です!


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