SOZOマスタードレプリカ 0.01μF

2010年02月25日 23:09

スダレヤさんのご提案を試してみました。高級ブティック系アンプビルダー御用達の
SOZOマスタードレプリカです。本家は70年代中期くらいまでのmarshallに使われている
マスタード色をしたフィリップスの有名なコンデンサです。オレンジドロップのように
全帯域を通してしまうようなタイプとは違いまして中域のちょっと上辺りに独特のピーク感があり
ます。日本ではギャレットさんで入手できますが、アメリカ本国のオフィシャルwebサイト上では
”手巻きのヴィンテージバージョン”が入手できてbognerやDr Zなんかもこの手巻きだそうです。
私もkitでこれを使うつもりですが今回のものは普通のsozoです。

手持ちがあるのか不明でしたがいつ買ったか分からない梱包に1個見つかりました。アウトプットのカップリング段の
0.01μのところに使いました。いつものMKT1813よりも若干重心が下がりますが、やっぱり
marshallらしさといいますか、bognerライクなミッドハイの強調され具合がとても気持ちよく
3弦4弦はほんの少しサスティンさせるだけで直ぐに気持ちの良いフィードバックが始まりました。
反面、低音弦でのリフ、foxy lady / spanish~ では少しボトムエンドがボワつくのでトリマと
コントゥアーでアタックがボケないようにすると凄くよくなりました。
しばらく使い続けようと思いましてこの部分だけソケットを装着しました。
試した設定は写真の通りです。
fzsozo1.jpg

fzsozo2.jpg

それから別のお方からの質問で、
Q:アンプキャビネットのスピーカ端子にテスターを当てて計測したんですがスペックの16オームにならず
低い値を示しましたが異常でしょうか?

A:スピーカーにテスターを繫ぐとテスターから測定用の直流電流が流れます。
ノイズがしてコーンが動くと思いますが、スピーカーは交流信号を印加して使うものですし直流的には
低抵抗なので例え微弱でも直流を流すと最悪の場合ボイスコイルが焼けきれる場合がありますので
やめておくほうが無難です。
交流は周波数が変化するとインピーダンス(交流から見た抵抗)も変わるそうで例えば自分が1キロヘルツの
ギター信号だと仮定して、スピーカーの入り口を覗き込んだときにその中は16オーム(公証値)に見えるということだと思います。私は素人ですので詳しくは参考書などをご覧下さい。

諸々の調整をしました

2010年02月22日 23:03

2/20~2/21の二日間、香川県小豆島に仕事で出張して来ました。風光明媚、天気も最高で実に35年ぶりの上陸でした。
お世話になった国民宿舎のお料理と温泉が又最高でしておかげで仕事の方も思う存分良い仕事ができました。
shoudosima.jpg

youtube経由やこのブログをご覧になった方々から多数のfuzz box製作依頼を頂戴しました。遠くはアメリカ、イギリス、イタリア等等、でも残念ながらゲルマトランジスタ等のパーツの調達が安定してできない、まとまった時間が取れないこともありまして現在はできない状況です。セカンドソースのNKT275等は業者対象ですが東南アジアの市場で数千本1ロットの在庫があるようです。

FUZZの調整やアンプの調整などについての多数のご質問も頂戴していますので時折記事に含ませてお答えしていきたいと思います。

・秋に購入した2台目のFUZZ FACEの調整を一番寒くなる2月初めに行いました。1台目のNKT275が2本とも素晴らしい数値でしたが2台目のトランジスタは残念ながら数値が200前後のメタボでした。
そこで、Q1に日立2SB77,Q2に松下2SB348を選別チョイス。
fcc1.jpg

入力のゲイン調整トリマ、SUNダイアルに相当するQ2コレクタトリマを装着し調整を行いました。
トランジスタの選別が終わった為ソケットを取り外してトランジスタはハンダで固定としました。
トリマのコツは入力側ゲインの大小でコレクタ側のトリマの効きがほぼ全域でアタックの変化が得られる範囲があるのでコレクタ側を回していって動作しなくなる領域が無くなるようにゲイントリマを持ってくるようにします。この時代のリイシューfuzz faceはトランジスタの領域調整が不可欠ですがこれさえ上手くいけば枯れた素晴らしい
トーンを聞かせてくれます。

youtubeでのサウンドのようにならないのは何故ですか?とのご質問ですが、ゲルマニウムトランジスタをダイオードクリッパを使わずゲイン最大付近での動作の為使用するアンプの条件がかなり絞られます。

一般的で汎用性に富んだ2チャンネルアンプでのクリーンchにこのfuzzを使用しても60年代のGSサウンドのような
弱ッちいジージーサウンドにしかなりません。かといってドライブチャンネルだとゲイン過多です。クランチチャンネルがあればそれを使用してください。もし様々な制約でアンプが限られる場合はトランジスタをシリコンにするか
ダイオードによるクリッパを挿入すればいいと思います。

しかしあくまでもhendrix soundですので私はmarshall 1959 super lead 100wとオールドのセレッションG12Mを4発のスピーカーボックスにこだわってサウンドを作っています。これのヴォリュームを6~8にセットした時のクランチサウンドが基本となっており現代的なハイゲインでは全くありませんが、オールドマーシャル特有のミッドハイが少しカブリ気味のサスティーンが永遠に続いて途中から倍音がフィードバックしていくのはこのセットでしか得られないと思います。
自宅で100Wを?と思われるでしょうが位相反転段の後ろ側に入れた2連のマスターボリュームの相性が素晴らしくテレビ音量レベルでも倍音をフィードバックさせることが可能です。アンプはサウンド造りの最も大きなファクターですので一番にコストの比重をおくのが良いかなと思っています。
fcc2.jpg

・ANALOGMAN SUNLIONの内部トリマは入力のゲインですが、表のSUNダイアルが全域で音質変化がある位置にセットされていました。このマシーンに使われているNOSのNKT275はやっぱり素晴らしい艶と伸びを感じます。
やはり設計者はデイビッドギルモアが好きなんだな~と分かるサウンドです。
fc3.jpg

・これは自作の69FUZZです、ANALOGMANの調整法やサウンド造りの影響を受けて改修しました。
新たに基板を起こしてノイズを極力回避する工夫やQ1のエミッタ&コレクタトリマも取り付けています。
ケミコンは70年代のUNICONを取り付けてみましたエージングが進むのが楽しみです。
fc4.jpg

・最初ジャノメ基板直結で作ったOCTAVIAですが効きがエグすぎてリングモジュレータみたいでした。
そこで新たに基盤にしてアースパターンも大きくし、60年代のサウンドに近づけるようなパーツ選択をして完成です。
ヘッドアンプはNKT275です!このマシーンも効きが良くてビンテージな枯れたサウンドがします。逓倍部のシリコントランジスタの銘柄と数値、倍音整流部のゲルマニウムダイオードの銘柄とその接続順序でサウンドが大きく変わります。耳と腕の見せ所ですね。
fc15.jpg

・VOX WAHペダルのバッテリケーブルの交換とトゥルーバイパスによるエフェクト音とダイレクト音の補正をしました。Rin抵抗=39kでバランスが取れました。このワウは基板の裏側にも味付けのパーツが付けられています。
fc6.jpg

あと、サウンド造りで大切な要素の一つに自分自身のパワー(腕力)が必要だと思い日々鍛えています。アメリカ人やイギリス人が発明した電気ギターや西洋狂気音楽に対応する為にはやはりそれなりのパワーが必要で
パワーのあるギタリストが力を抜いて軽く弾くのが良いかナァ~



最新記事