Rivera アッテネーター Rock Crusher 中身を拝見

2013年03月24日 22:46

・かなりの大物なんです、イワタニのたこ焼き器よりも大きい。シャーシの塗装も中々上質ですしフロントパネルのデザインも良い感じ。8オームと16オームの切り替えがついているのでありがたいですね。リベラの息子が解説している動画(72年のMarshall 100w)をみて一発でこれは使えるとピンときました。http://www.youtube.com/watch?v=bPsQR-T088c&feature=player_embedded
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・入出力はこんな感じです。コンソールに直接送れる出力までついています。ジャックもホールド感の良いしっかりした物が使われています。
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・天板もしっかりとアースがとられていますのでそれを外してふたを開けます。
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・このアッテネーターはオールドマーシャルの非常にスイートなジョリンジョリンした帯域をそのままに表現できる素晴らしいサウンドです。それもそのはず、メインの抵抗体は有名なOHMITE社のホーロー型巻線抵抗器(耐圧175w)が使われていました。
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・御覧のようにOHMITE巻線抵抗器に特注でタップがとられています。これをロータリースイッチで切り変える仕組みです。一番小音量となるスタジオというレンジでは無段調整が可能。これがあるから夜の11時でも自宅でマーシャルのスタックアンプが使えるんです。
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・フロントパネルにある音質補正の基盤部分です。エッジという高域補正と、ウォームという低域補正がコンデンサと抵抗によるパッシブフィルターにより構成されています。リベラではここでも高品質のパーツが使われており品番は消されていますがDALE社のメタルクラッド抵抗とコンデンサはおそらく以前私がギター用にご紹介したのと同じパナソニックのポリエステルフィルムコンデンサーが使われています。このコンデンサはギターの項でも触れましたようにハスキーな中高域が特徴です。基盤はアンプの振動により寄生発振など起きないようにゴムのクッションダンパーを介してシャーシにねじ止めと接着材が併用されていて容易には外せません。他にもナット類もアンプの振動で緩まないように菊座ワッシャー一体型が使われています。

リベラはおそらくこのアッテネーターを製作するにあたり、世界で一番たくさん売れたであろうTHDのホットプレートを徹底的に研究したと思われます。その一つに、ホットプレートでは高域補正スイッチが結構いやな帯域が前に出て使えませんでしたがリベラではオンでもオフでもどちらも素晴らしい設定になっています。音質面でも若干アタックが潰れすぎの感ありのところがリベラではごく自然なコンプレッションでとにかく弾いていてとても気持ちが良いサウンドです。
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・御覧のようにプロトタイプではおそらくヘッドフォン端子が用意されていたのかなと思われるシャーシの穴と基板上のレイアウトを発見。(ケミコン、ダイオード、マイラー、ジャック)
バランス出力のインピーダンス変換はトランスが使われています。
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・連続可変の音量調整部分です。このレンジの音質も非常に良いです。
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・色々実験したくなり合成抵抗アタブターを作って遊んでみました。
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・無段階音量変化の最大音量付近での音の大きさとアタックの潰れ具合を抵抗アタブターの数値を色々と変えて試奏しました。こういう実験もシャーシの筐体が大きいので楽に行えます。ですが、アッテネーターは取り扱いを誤るとアンプのアウトプットトランス焼損や最悪の場合火災にもつながるので無理な負荷をかけた運転は危険です。

今までありとあらゆるアンプを所有したり楽器店で試奏しましたが結局扱いやすいと言われる多段増幅プリ、マスター方式の物は所有してもすぐに飽きてしまいます。反対にワンチャンネル、ワンボリュームの時代遅れアンプは敷居が高くねじ伏せるには相当な腕力を必要とします。でもそういったアンプのプリでの歪み、位相反転段での歪み、出力段での歪み、出力トランスでの歪み、スピーカーでの歪み、スピーカーキャビネットの特性といった様々なファクターを経て生み出されるサウンドはどこからが所謂歪んでいる領域なのか分からないスィートなサウンドです。私的にはアッテネーター自体独立した一つの楽器であると位置づけており良いと思った物は全て入手するようにしています。そのために楽器屋さんで未知のアッテネーターを試すのが凄く楽しいんです。JIMIの新譜が出されましたがうちでもああいう上質で堪らないクランチがこのリベラのアッテネーターで再現可能です。
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・RIVERA:RockCrusher(Rivera パワーアッテネータ)購入

2013年03月09日 22:06

・ポールリベラ氏が既存の製品を研究し、最後の最後に市場に投入したRIVERA RockCrusherを仕入れてきました。とりあえずは画像のみにて。上等の幕の内弁当の御膳くらいの大きさがあります。詳しい内容(インプレッション、内部写真、機構解説)は以後、記事にて加筆いたします。サウンドは?って!それがあなた、物凄く上質!素晴らしいの一言です。嗚呼 ヴィンテージマーシャル万歳、アッテネーター道追及の旅は続く,,,
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・昨日のチキンシャックでのワンショットです、補助なし140、怖い、分かる人にだけ。
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