・VHT Pittbull 45 プリ管チューニングその2

2014年08月21日 22:38

・昨日よりもさらに気持ちの良い倍音とロングサスティーンが得られる設定を探ってみました。リファレンス機はCS'69年ストラトキャスターにLindy Fralin Woodstock'69ピックアップをマウントしたもので低域がガツン、高域がギャリーンタイプです。
pittpre0001.jpg

・結局のところ、分かりやすく言いますと昨日の設定よりもさらに歪んでなおかつフロントの音が倍音ギチギチの派手なアンプにしてみました。1stユーゴスラヴィア産ECC83 2nd 新品チャイナ12AX7 3rd Groove tube 12AX7(チャイナ選別)、このピックアップではアグレッシブで脳天がしびれます。
pittpre0002.jpg

・ついでに元々付いてきたGroove のEL84を保存して、VHT Special6 Ultra用に買ってあったGOLDEN DRAGON EL84に差し替えます。このセットアップでしばらく行こうと思いますが購入した当初のサウンドから比べると本当に同じアンプかな?と思うくらいハードな方向にベクトルが向かったのではないでしょうか。
pittpre0003.jpg

・VHT Pittbull 45 Model C-5084-TW BIAS調整とプリ管チューニング

2014年08月19日 21:41

・測定器を引っ張り出してきて行ってみました。CLASS Aでは自己バイアスですのでCLASS ABでグリッドバイアスを調整します。1khzのサイン波をノーマルチャンネルに入力。スピーカーを外して代わりに16オームのダミーロードに接続してその両端をオシロスコープで読みます。
IMG_002412.jpg

・グリッドバイアスを深くし過ぎるとご覧のようにまともに増幅しない波形に。
V45BIAS001.jpg

・少しマージンを見て-15V付近に合わせました。綺麗にスィングした波形。
V45BIAS002.jpg

・CLASS ABでの測定値 プレート418V グリッド-14.8V
・CLASS A       プレート377V  グリッド 0V カソード12.4V
vh004522.jpg

・出力管の調整が済んだところでプリアンプの音色チューンに。プリアンプの真空管を選別差し替えてサウンドを模索します。真空管の配置は前列右端から1ノーマル・ドライブ両チャンネルのヘッドアンプ。 2ドライブチャンネルの2段目、3段目の電圧増幅。歪の質と量が決まる真空管です。 3センドリターン送り出しとミキシング。 4後段右から2本目が位相反転段(フェイズインバータ)。
IMG_002408.jpg

・先ずは1本目と2本目の真空管をとっかえひっかえして好みの音質の物に差し替え。1段目に高ゲイン選別品を持ってくると中低域が膨らんでキレが悪くなります。私は感度が良いがキレもあるものをチョイス(ドイツSIEMES)。 2番目はゲインがあって倍音が豊かになるものを選びました。ゲインは上がるがボトムもタイトじゃなくなるようなソブテックやグルーブのハイゲインものはパス。ユーゴスラヴィア産の物をチョイス。後は上記二か所の選別に漏れたものから好みの音質になるように3本目とフェイズ段のを選びます。
IMG_002405.jpg

・一番ドライでミッドがジョリジョリなCS69年ストラトキャスターを使って選別。
IMG_002407.jpg

・画像のようなかなり歪ませるセッティングで弾き比べて選別を行います。
IMG_002411.jpg

・他のアンプ達とかぶらない手持ちの中からの選別でしたが、当初買ってきたままのアンプのゲインがメモリ2.5位は確実にゲインが上がりました。初段が70年代SIEMENS、 2段目がユーゴスラヴィア、 3つ目がオランダフィリップス、フェイズがグルーブチューブ選別チャイナとなりました。シングルコイルのストラトキャスターでもかなりゲインがあって且つさらに枯れた倍音豊かなアンプになりました。真空管もただ買ってきて差し替えるだけでなく適材適所を知ればこんなに変わるのかと!驚くこと請け合いです。
IMG_002405.jpg

・YAMAHA DX100 2機目のレストア

2014年08月10日 22:51

・トークボックスのドライバーに接続するホース、太さや固さ材質で音質がかなり変わります。大阪で自分にピッタリのを発見!ついでにドライバーを保護するハイパスフィルターのキャパシターも選別し取り付けました。ジミヘンのFUZZ FACE MODでさんざんやって目安はありましたがやっぱりサウンドが細くならないものを選別し、キャパシターの取り外しも容易にできるようにしました。
eev001.jpg

・シンセは中古市場相場がギターやアンプに比べて非常に安いので程度の良さそうなものをレストアして使うのが楽しいですよ。MICRO KORG(新品)とYAMAHAのDX100を交互に使っていますがそれぞれに良さがあって、音の作りやすさや太さではKORG,演奏性や特に二つのベンドホイールの形や位置、トルクの使いやすさではDX100が良いように思います。絶版後かなりたつ機種ですので今のうちにと思い程度の良さそうな2機目を仕入れてレストアしました。 レストアの極意は慎重にバラす、バラし過ぎない事です。ネジの長さ形状、どの場所に、を記録しながらバラします。DX100は廉価版のシンセですので造りも単純、全部のパーツを簡単にバラすことができます。
eev002.jpg

・ピッチベンドとモジュレーションホイールの位置や形が独特ですが慣れるととても使いやすい中々ナイスなデザインです。液晶はバックライトがないので老眼にはつらい。ドライバICは定番のHD44780で信号は14ピンコネクタですしメイン基盤の3素子レギュレーターから+5V電源を引っ張れますので近いうちにブルーバックの液晶に交換したいなと考えています。
eev003.jpg

・バックアップの電源はまだ3V以上あるのでこのままとします。メイン基盤もこのくらいの集積度ならパターンも追えるので何かあってもなんとかなる?
eev004.jpg

・セクション別のネジや機構部品の区別をしながらバラします。筐体と鍵盤はお風呂用洗剤で洗います。冬季バラス場合は人体アースを忘れずに!帯電した状態でLSIやICなんかに触ると一発で昇天してしまいます。ホコリをブラシ払ったり掃除機のブラシをかける場合も要注意。
eev005.jpg

・レストアは洗えるものは洗うのが一番。黒鍵は全て同サイズですが白鍵は各キーそれぞれ形が違います。(CとFも別サイズ) 私はパソコンのマザーボードなんかも平気で洗いますよ但し、機構部品の構造など完全に乾燥できることが条件。
eev006.jpg

・鍵盤にテンションを与える板バネを取り付けます。この金属製のテンショナーと鍵盤の接触部分にほんの少しグリスを爪楊枝で塗ります。沢山塗ると溶け出してトラブルに。
eev007.jpg

・まず最初にすべての黒鍵をインストールします。次に白鍵のキーを間違えないように入れていきます。このテンショナーに一工夫すると少しシッカリした弾き心地にすることができます。キーを押したときに反応する部分にある導電ゴムは接触不良などの不具合がない場合はむやみに脱脂溶剤や接点復活材を使用しない、基盤側の接点だけ極軽く洗浄剤付きのウエスでなぞる程度に。
eev008.jpg

・上が今回レストアした2機目。程度の良かった1機目よりもさらにきれいで殆ど新品同様です。台風大雨のおかげでレストアできました。私の練習法というか楽しむ法、それはエレキギターの練習で良くやったのと全く同じで、インターネットラジオ(昔はFMラジオ)のJAZZチャンネルから流れる知らない曲のコードやスケールを素早くとってメロディーを追ったりスケールでアドリブをトークボックスで行うというものこれが最高に楽しいです。次は本職のギターアンプ行ってみたいと思います。
eev009.jpg

・VHT Pittbull 45 Model C-5084-TW 素晴らしい

2014年08月01日 23:20

・夏本番、忙しいので中々時間が取れませんがバイアスの調整などの画像も折に触れご紹介したいと思います。昨日も家宝の69ストラトメイプルで弾いてみましたが、もう素晴らしいジョリンジョリンの倍音がいっぱいで時間を忘れて弾きこみました。

このアンプ、ローエンドが豊かなのにタイトなのがとても私好みです。それと、ゲインを上げた時に画像のように3つのイコライザをかなり上げてみると音が前にバーンと出て、ゲインも上がります。普通,6L6やEL34のアンプだとここまでイコライザを上げるとかなり嫌な帯域が出てきて使えないものですが、そこがEL84の特徴なんでしょうか。歪ませたときのスピーカーとの相性がとてもいいように感じます。

ピッキングをソフトにすればそのままのゲインで繊細な音も出るところが単なるチャンネルスイッチングアンプじゃないところですね。クリーンチャンネルのトーンがまた細すぎず太すぎず、整流管独特のアタックのコンプレッションが気持ち良いです。かなりデカい音が出ますが私の家ではアッテネータなしで良い音を持続するにはギリギリのボリューム設定です。これ以上ボリュームを絞らないといけない環境ではアッテネータは必需品です。その場合、リベラ、トランス式、ホットプレートと3つの中では1位ホットプレート、2位リベラの順。トランス式はローが締まらず全くダメ、1位と2位の差は僅かでしたが極小音量の音質でホットプレートに軍配。この辺りはマーシャルでは圧倒的にリベラの方が勝ちなので面白いところですね。
pba001.jpg

・VHTウルトラで感じた独特の倍音感がさらに音量と奥行きを発展させたというような感じです。整流管にするとこういう音になるんだ→60年代70年代のフェンダーアンプで感じるイナタくもレイドバックした肌触りは独特です。ウルトラでは5極管⇔3極管切り替えが素晴らしい味付けをしていましたが、このアンプはA級リニア⇔AB級切り替えが付いていてA級動作ではカソードに自己バイアス用抵抗とグリッド手前にグリッドリークの抵抗がスイッチングで挿入されます。AB級ではカソードが直接アースされて、グリッドにはバイアスが印加されて固定バイアス動作になる仕組みです。

切り替える時は一旦スタンバイスイッチをOFFにしてから切り替えるというルールがあります。3段増幅プラスゲインアップバイパススイッチが2つという仕組みですのでメタルは無理ですが80年代初頭ののLAだとシングルコイルでも可能なゲインです。もう一段追加してしまうと赤ノブのように歪みすぎて奥行きがなくなるのでツウには最適なゲイン設定だと思います。実はこの個体の前にも2つほど同機種との出会いがありましたが何か?思うところがあり見送ったのですが、まさに正解でこんなに素晴らしいコンディションの物が入手できて今年は本当にツイているなとつくづく思い家でも毎回ツアーケースに仕舞って保管しています。まだ、真空管の差し替えによるチューンはしていませんが自分の最も得意で楽しみなところですので夏休みにでもじっくりとやってみます。
pba002.jpg

・入手したYAMAHA DX100とmicro KORGの二つのシンセサイザー。音を作る仕組みが全く違いますが色々と機材を揃えてくれたシモダダモシ名人のサウンド設定表を参考にパラメーターを動かして自分なりに好みのトークボックス設定を数種類作りメモリーしました。購入したCRATEのアンプ側でもかなりの音色設定ができるので良いですね!

80年代の初めころにバンドをしていた時、KORGからMONOPOLYとかYAMAHA DXなんかが続々と出てきたわけですがまさか30数年後に自分がそういうのを弄ろうとは夢にも思わず不思議な気分です。毎日少しずつ練習していますがかなり上手くなってきた?ような気がします(笑)シンセでやったりギターでやったりこんなに楽しいことはやらないと損だと思います!ギターも含めて両手両足、口の中、脳もフル回転で少なくともアルツハイマーの予防には有効でしょう!

※次にターゲットにするアンプが決まりました。少し値が張りますがコンディションの良いものをサーチしています。
pba003.jpg

低域が塊になって出てきますが非常にタイト、素晴らしい。
pba004s.jpg


最新記事