・Soldano YAMAHA T50C ちょっとMOD

2014年12月25日 00:03

・サウスカロライナにあるMojotoneに頼んでいたパーツが到着しました。すでにチョーク等手を加えられているアンプですが自分の納得いくパーツでその差を探りたいと思います。EL34 6550 6L6GC 6V6GTA EL84を差し替えできるように改造します。
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・Fender Deluxe Reverb Ⅱ EL84 ↔6V6GT Support BIAS MOD

2014年12月18日 23:12

・先日組み込んだバイアス調整機構はグリッドバイアスの調整範囲が-34V~-21VでこれではEL84だとバイアスが深すぎて作動しませんので6V6GTとEL84の両方が使えるように変更してみました。変更後の回路図です。広いバイアス電位を確保したいのでvolume potが30k→50kにブリーダー抵抗が47k→22kに変更して、グリッドが-32.8V~-10.4Vまでカバーすることにします。当初EL84でプレート電圧400V超えはどうなん?っと調べてみたら先日購入したVHT PITTBULL 45 COMBOがプレート417Vとさらに高い電圧運用だったことからやってみた次第です。
deluxe reverb Ⅱ EL84 Support biassing

・EL84にソケットアダプターを履かせて差し替えます。可変範囲が6V6,EL84両方に丁度良い範囲になるようにブリーダー抵抗をいろいろ組み合わせを変えて測定していきます。
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・当初の47kΩだとEL34,6V6GTにはちょうど良いのですが、このアンプでEL34は別途ヒータートランスを増設しないと容量不足で使えません。それにEL84にはグリッド電位が最も浅くて-20Vどまりなのでこれもプレートに電流が流れずスイングできません。ということなのでこのアンプでは6V6GTとEL84の使用に絞ってみたいと思います。
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・EL84を挿し、入力にオシレータ―から1khzの正弦波を入力してダミーロードの両端をオシロスコープで読みます。バイアスが深すぎ、プレート電流が少ないとプッシュプルの合成にcrossover distortionがでています。
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・-14V前後でスイングさせると綺麗な波形になりました。こういう基本的な動作に関する定数決めの時は音色は関係ないためオシロスコープがあるととても便利です。
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・ハンダ付けが終わったら各電極の値を測定して記録。早速組み込んで弾いてみました!左右のバイアスを弾きながら決めていきます。左右2組調整できるのでペアチューブでなくても使えるのが良いですね。グリッドバイアス-13.9V、Ip 18.5mA内外でバッチリ良い音が出ました。6V6よりも音色の中心がややミッド寄りに柔らかくなって、歪み出しのポイントが早く来るのでコンプレッションとサスティーン、フロントやミドルでの枯れた倍音感が抜群でこれは素晴らしい結果となりました。調整幅を広くとりたいために50Kポットにしたのですが容易にゼロバランスに調整できました。パーツは東京コスモスのポット400円が2個、2Wの金属皮膜抵抗20円が2個、3Pラグですので1000円でおつりが来ます。6V6系のアンプのオーナーはぜひやってみてください。※ボリュームを上げ気味での作動ではプレート赤熱と最大電流値の監視が必要です。
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・Soldano YAMAHA T50C プリ管7本の選別

2014年12月17日 21:23

・プリ管の選別作業を行いました。7本の12AX7のバラつきを利用して適材適所に配置し好みのアンプに仕上げる作業です。YAMAHAが割り当てた番号V1からV7のそれぞれがどのセクションを担当するか、こちらのマニュアルにあります。
先ずは、アンプのキャラクターを決めるに影響のある個所から選別することにし、ここではV2に挿すゲインやサスティンに関する奴から順に選別していきます。
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・このアンプの場合はV5のトーンドライバー、V6のリバーブドライバーでも出音が大きく変化しました。選別した順序はV2-V1-V3-V7-V5-V4-V6の順に選別していきます。非常に時間がかかって疲れる作業ですが、ストラトのフロントピックアップでも綺麗な倍音に富んだサスティーンが出るか?この1点のみに絞って選別します。アンプのキャラにもよりますがこれでOKならばミドルやリアの音も絶品です。今回も、当初のサウンドよりもはるかに高感度で美味しい帯域がたっぷりのサウンドにすることができました。
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・Soldano YAMAHA T50C 弾いてみました

2014年12月16日 18:53

・Lindy Fralin Woodstock '69 pickupというのはウッドストックでのジミヘンのサウンドを目指したピックアップですが確かにjimiのサウンドと聞き比べてみると、塊となってガツンとくるタイトな低域とジョリジョリしたハイの倍音の出具合がそっくりに再現されていて特にオールドのマーシャルにプラグインした時のエゲツナさは超一級です。
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・このピックアップの一番好きなところは良いアンプにプラグインして巻弦をヒットした時のゴーン!と頭を殴られたようなタイトな低域!これがこのSoldano YAMAHA T50Cでも物凄くリアルに再現されています。
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・ドライブチャンネルでゲインを6、リンディーストラトのフロントとミドルのハーフトーンでのサウンドはクリーンとクランチが同時に鳴っているような素晴らしいハーモニクスです。それはおそらく古いエレクトロボイスのスピーカーに寄るところが大であり、試しにセレッションのVintage30だとミッドの下の方が出過ぎとハイの痛いところが出てきたり、オックスフォードのアルニコは低域がスカスカで全く合いません。しかしエレクトロボイスは数が少なく値段もは高いのでもしそれの代わりに私がこのアンプに搭載するとしたら、、、EMINENCEの「THE TONKER」が一番合うと思います。
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しばらくはこのままですが部品の調達が済み次第チューンする予定です。

往年の名機を集め整備して弾く!良い時代になりました。次は久々に100Wヘッドを行ってみようと思います。何をサーチしているかは来てからのお楽しみ。
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・Soldano YAMAHA T50C レストア&Tune-up 3

2014年12月14日 23:13

・真空管ソケットの電極部分でのギャップ調整をします。極細で焼の固い精密ドライバー(安物ではダメ)で広がってゆるくなった電極を狭めてタイトにします。特定のソケットが赤熱する場合なんかではソケットの配線部分ではきっちりと電圧が印加されていても電極のギャップが甘くて接触不良で真空管が動作不良というケースが多くあります。
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・真空管を挿さずに各電極の電圧が大体予想通り出ているのを確認してから真空管を挿し各電極の動作状況を測定します。
・購入時の測定値 グリッド-37.5V プレート409V プレート電流24.6mA
・今回の調整値   グリッド-33.0V プレート409V プレート電流40.0mA
調整前の値は明らかに低すぎますので仮に40.0mAで調整を終えて弾いてみることにします。メーカーから出ているサービスノートの値に比べるとプレート電圧は60Vも低い値になっています。このアンプは前オーナによって電源関係に多少手が加えられていますのでオリジナルの回路とのちがいを基盤をトレースして調べてみたいと思います。一般にプレート電圧が下がると歪みとコンプレッションが増す傾向になります。
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・とにかく早く弾きたいので諸々の試みは後回しにして組んでしまいます。シャーシ内外、キャビネット、ネット全て新品同様になりました。
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・先ずはクリーンチャンネルのプリアンプを上げた時のサウンドが素晴らしいです!そして、ドライブチャンネルは倍音出まくり、小さい音量でも簡単にミッドハイがフィードバックします。イコライザの設定が絶妙で両チャンネルとも耳に痛いハイやボワボワとダブつく嫌なローは皆無です。枯れたミッドレンジは音が立つ感じです。プリ管の配置はまだ購入時のままです。このエレクトロボイスのスピーカーは素晴らしいですね!しばらくはこのままの状態で弾きこんでいきたいと思います。

後に、DCバランス型バイアス調整機構、チョークトランスのシャーシ上への移動(元のチョーク配置箇所へバイアス機構を増設するため)、リバーブ周りの配線変更とEL34も使えるようにソケットの配線も行います。
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・虎の子のSILVANIA製(メークはフィリップスECG)の6L6GC!これは28年前の1986年に大阪の東京真空管商会(ややこしい)のオヤジから値切り倒して買ったものです。パワー管をドライブさせたときのサウンドが素晴らしいこのペアをYAMAHA-SOLDANOで使ってみたいと思います。
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・Soldano YAMAHA T50C レストア&Tune-up 2

2014年12月12日 22:54

・リバーブタンクの設置の仕方が雑ですので丁度良い固さのウレタンクッションで台座を作り固定します。
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・スピーカーの固定ネジも情けないほどプアーなプレス品で案の定かなり緩んでいました。M4でスプリングワッシャーとナットで固定。
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・ハンダ浮きやクラックをチェックしたあとシャーシの内外をクリーニングします。最後にポット、ジャック、MT管ソケットの接点復活剤メンテとGT管ソケットの電極部分の銜え込みギャップ調整と接点磨きで終了。新品同様になりました。
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・洗浄した部品を組み立てます。艶出しを行いト―レックスもサランネットもピカピカになりました。うちにある楽器類は徹底的に手入れしていますのでみんな調子いいですよ~
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※アンプの動作状態の測定と調整へと続く,,,

・Soldano YAMAHA T50C レストア&Tune-up 1

2014年12月12日 00:11

・とりあえず無調整で音出ししてみます。エレクトロヴォイスのスピーカーからミッドハイが乾いて粒の細かいソルダーノサウンドが飛び出してきます。Tung-solのKT88中々良いですね、まだバイアスも各種電圧も当たっていませんが非常に伸びと倍音豊かで気に入りました。今後の調整が楽しみです。少々埃っぽいので先ずはバラバラにして風呂に入ってもらいます。
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・純正ではセレッションG12-75が入りますが、エレクトロボイスのスピーカーがついています。
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・リバーブは3スプリングのアキュトロニクス製。
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・サービスマニュアルによるとプレート電圧は470Vあるため6V6は無理、純正の6L6GC、KT66の使用が無難ですがEL34にも変更可能なようにパワー管の1番ピン(NC)と8番ピン(カソード)を繋ぐ予定です。ところが片方の1番ピン(NC)がリバーブトランスの出力中継に端子として使われてしまっていますのでそこも変更して、最後はいつものようにバイアスの調整ボリュームと検出端子を後ろに出す予定です。このアンプ、アメリカのフォーラムで色々と語られているB電源のチョークトランスの追加や平滑ケミコンのグレードアップなどがすでに行われています。この電源部分のモディファイは倍音豊かで厚みのあるサウンドに貢献する部分です。
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・Soldano YAMAHA T50C到着

2014年12月11日 16:59

・90年代にSoldano氏が設計しYAMAHAから出ておりましたT50Cを仕入れました。
現状で音出ししてみましたが恐ろしくドライで素晴らしい歪みでYAMAHA色は皆無、Soldanoサウンド
気に入りました。これからリフェインとチューンナップ作業に入ります。
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・真空管はTung-solのKT66 スピーカーはエレクトロヴォイスの物がついています。
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・'71 Marshall 1959 100WでTalkboxをPlayしてみる

2014年12月09日 00:19

・50日ぶりにトレーニングを再開してみました。50歳で150キロを挙げるどころか120キロ*10回できていたのが2回しかできませんでした。でも、新鮮で爽快!また頑張れそうです。

・セットの合間にこれもお盆以降サボっていたトークボックスも再開。キャパシターをバイポーラの33μに替えたところアタックのメリハリが向上して良い感じに。ギャレットオーディオで買ったキャパシターです。ギャレットオーディオさんは品揃えがツボを押さえていて価格も手ごろでホントに良いお店ですよね!
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・iphone のシャッフル再生から流れる曲に合わせてアドリブでトークボックスしていきます。演奏性とピッチベンドホイールの操作性はYAMAHA DX100の方が良いのですが、音の太さやキレ、エディットして音作りしていくのはMICRO KORGの方が上ですね。今日は受験生の次男はまだ予備校ですのでシンセをマーシャルにインプットしてトークボックスしてみました。
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・iphone で撮ってみました。'71年のMarshall はジミーペイジが永遠の詩で使ったのと同じ年式です。

・Fender Deluxe Reverb ⅡStandby Switch & DC balance Bias機構の取り付け 3

2014年12月04日 21:13

・The Twinの黒ノブ化で使用したシルバークロスが余っていましたのでDeluxe Reverb Ⅱのグリルクロスも張り替えてみました。こうして比べるとシルバーのキラキラした部分がかなり取れていたことが分かります。私はマーシャルは70年代前半のラージチェッククロス、フェンダーはこのブラックシルバーのクロスが一番好きです。エンブレムもコンパウンドで鏡面仕上げにしてみました。
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・バイアスの設定比較を行います。先ずはスピーカーの代わりにダミーロードを繋ぎます。60Ω120wのメタルクラッド抵抗を4個並列にして自作した15Ω 120wのダミーロードです。
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・グリッド電位は-34.4V~-20.9Vまで可変可能です。ブリーダー抵抗を小さいものに取り替えるとさらに浅い方向にもシフトできます。先ずはオシロスコープにつないでみますが今回のこの範囲ではクロスオーバーやクリッピングは発生しませんでした。
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・バイアス調整=グリッドの動作点=プレートのアイドリング電流。

・バイアスが深い→グリッドの電位がマイナス側に深くなる→深すぎると音に元気がなくなり波形の肩の部分が歪むクロスオーバー歪みの発生。音がペターっと平面的。プレート電流が少ない

・バイアスが浅い→グリッドの電位がゼロボルト側に浅くなる→浅すぎるとプレート電流過多、真空管の消耗早い、耳に痛い高域、パサパサと嫌な歪み

・適正バイアス→音に豊かな倍音が加わり立体感がある。かすれた倍音。あくまでも出音の良し悪しで決めるので俗に言われる最大プレート損失の何割とかの数値は無視しています。経験値では標準的とされている数値よりも若干グリッドが深めの値で気持ちの良い音色が得られることが多いと思います。
※購入当時の無調整時の値がグリッド-25.7V Ip=33mA かなり耳に痛い嫌な中高域が多く暴れ気味の音。
これを音で合わせた場合、-29V~-30V Ip=17.5~20.3mA 素晴らしい倍音と音の伸びかすれた高域!
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・左右のDCバランスも0Vに調整できます。
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・おんぼろのガビガビ、ガリだらけだったジャンク同様品が音色も素晴らしく見た目も完璧な新品同様に生まれ変わりました。今後の予定では部品の調達がまだですが先ずは、
①セレッションアルニコゴールドスピーカーへの換装!これはこのアンプにはおそらくバッチリハマると!
②現在のマスターボリューム(3段目の電圧増幅段の後ろ)をPPIMV方式(ポストフェイズインバーターマスターボリューム、位相反転段の後ろ)に変更。続いて
③variable power control (パワーMOSFETを使って出力管のプレート電流を連続可変させて出力と音色を変える)の取り付けを予定しています。こちらはVHTのSPECIAL 6 ULTRAをはじめとして他にもバイアス連動可変方式などいろんな回路が存在していて検討を重ねている段階です。
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