・YAMAHA JX20 レストア

2016年02月15日 23:54

・友人から使わなくなった大昔のギターアンプを貰いました。1980年代に発売されたYAMAHA JXシリーズです。長い間ほこりまみれのホッタラカシでしたので先ずはバラバラに分解して洗えるものは洗い、磨けるものは磨きます。
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・次にweb上にあるサービスマニュアルを入手して基盤のチェックと調整に入ります。回路図から、プリアンプはオペアンプJRC4558にて構成、パワーアンプはトランジスタによるプッシュプルです。基盤のハンダクラックの検査と再ハンダを行って仮組みし音を出しますがプルゲインスイッチが押しても引いてもゲインに変化なしでこのスイッチが効いていません。

仕方なく分解して構造と原因を探ると、2回路3接点のオーソドックスな機構ですがバネの力で接点のユニットが前後にスライドしなければならない少々複雑な構造。それがグリス?の酸化によって固着して動きませんでしたので溶剤クリーナで洗浄した後、綿棒に極少量接点復活剤を含ませ磨いて完了。無事にカチッと前後にスライドして回路が切り替わるようになりました。
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・最期にファイナルトランジスタのバイアスバランス電流調整(DCバランス)を行ってレストア終了。ピッカピカで不具合全くなしの状態に仕上がりました。シンプルな回路ですがクリーンとクランチが気持ち良くイイアンプですね!これは小さいけれど中々ルックスも良いので最近ギターを始めたばかりのギタリストにプレゼントしました。
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・プジョー407 SPORT 給油口が開かないエラーを修理

2016年02月13日 21:30

・俗にいうプジョーの猫足!ドイツ車みたいにガチガチでなく、北欧車みたいにフワフワせず路面に張り付くしなやかさは独特のフィーリングです。  高速しか走らない遠征専用車なので2か月ほど給油せずほったらかしだったのですが、久々に給油に行くとドアロックに連動した給油口のロックが開きません。遠征先だったらと思うと怖くなってどうしても構造と原因が知りたくて分解してみました。タイヤとタイヤハウスカバーを外すと給油口のロック機構にアクセスできます。車高が低いのであらかじめ10cm位の板に乗り上げてからジャッキを当てます。タイヤハウスカバーはT25とT20のトルクスドライバーで外せます。
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・これが問題の電磁モーター。早速テストしてみると12Vのパルスでロック側には動きますがアンロック側が動きませんがモーターは生きているようです。
Peugeot 407fuel002

・大きな電流が長い時間流れるような構造ではないので配線の線材そのものの不具合は出にくいだろうなと思いつつ接続カプラーのメス側電極を見てみるとグリスが青くさびて電極にこびりついていました。モーター側の電極オス側共にパーツクリーナーで洗浄して綿棒に浸み込ませた接点復活剤を少量塗ってみたところ、無事にロック、アンロック共に機能回復しました。おそらく同一車種で同じエラーでお困りの方が検索でやってくることもあり得ますのでご参考になれば。
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・VHT LEAD 40 Guitar Amp レストア その1

2016年02月11日 13:53

・稀代のアンプデザイナーSteven Fryetteが作ったVHT、2台所有してみて独特のアイデアと歪みがとても気に入っています。以前から一度このブランドのLEADシリーズの回路構成がどうなっているのか非常に興味がありサウンドも確かめてみたいと思っていて運よく出物がありましたので今回仕入れてみました。ツインリバーブやAC-30並みのデカさにビックリ。
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・外見は綺麗ですが永らく使われていなかったのか?運送屋さんの振動攻撃の影響なのか両チャンネルとも音が出ません。こういう場合は片チャンネルだけ音が出るよりも逆に安心というか納得がいきます。重さは29キロでThe Twinの38キロよりははるかに軽く2階にも一人で運べます。
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・プリアンプが12AX7を4本、パワーアンプがEL84のAB1級パラレルプッシュプルです。回路構成は
○クリーンチャンネル 
 ヘッドアンプ1段(V1-a)→ヴォリューム→電圧増幅2段目(V3-a)→  バッファー電流増幅(V3-b)→トーンコントロール→センドアンプ(低出力インピーダンス化、オペアンプRC4558を使ったボルテージフォロア)→リターンアンプ(オペアンプ電圧増幅)→リバーブ送り出しアンプ(オペアンプ差動入力)→リバーブパン→リバーブリターンアンプ(オペアンプ電圧増幅)→電圧増幅(オペアンプ)→マスターボリューム→位相反転段フェイズインバータ12AX7(V4-a,b)→EL84パラレルプッシュプル(V5,6,7,8)

○ドライブチャンネル
ヘッドアンプ1段(V1-b)→オーバードライブゲインヴォリューム→電圧増幅2段目歪み発生回路(V2-a)→電圧増幅段利得少(V2-b)→電圧増幅4段目(V3-a)→  バッファー電流増幅(V3-b)→トーンコントロール→オーバードライブレベルボリューム→センドアンプ(低出力インピーダンス化、オペアンプRC4558を使ったボルテージフォロア)→リターンアンプ(オペアンプ電圧増幅)→リバーブ送り出しアンプ(オペアンプ差動入力)→リバーブパン→リバーブリターンアンプ(オペアンプ電圧増幅)→電圧増幅(オペアンプ)→マスターボリューム→位相反転段フェイズインバータ12AX7(V4-a,b)→EL84パラレルプッシュプル(V5,6,7,8)

面白いのはトーンコントロールの手前にバッファーが1段入っていますのでトーンの効きが凄くよくてツマミセンターからカットアンドブーストの表示通りの効き具合であることです。もう1点、ドライブチャンネルの2つ目のボリュームは普通ですと最終の電圧増幅V3-aの手前に入るのが多いのですがこのアンプではトーンスタックの後ろに入りますバッファーの後ですのでboogieやampeg vl-1002のようなセカンドゲイン的な効き方ではなく単純にクリーンチャンネルとの音量差を得る目的な感じです。とはいえ上げるとかなり歪みますが,,,
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・スピーカーは最近のブティック系高級アンプで良くある異なる性質のものを組み合わせるタイプで共に12インチの16Ωのをパラレルで使用し8Ω駆動となります。CELESTION G12H30はクリスピーな中高域とガツーンと引き締まった低域が特徴のスピーカー。一方のVHTオリジナルはマグネットが小さいタイプ(VHT ULTRA6搭載の物はへヴィーマグネットタイプ)ですが中低域がよく出るタイプです。とりあえずはバラバラにして綺麗に磨き上げながら組んでいきます。
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・続いてシャーシ内部のレストア作業に入っていきます。
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・Fender Greta Tube Amp gain mod

2016年02月05日 19:54

・プリ部12AX7の2段増幅、パワー部は12AT7の片側ユニットをそれぞれA級動作させる(プレート電圧325V)パラレルシングル構成のアンプです。
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・中身はシンプル構成ですのでプリアンプのカソードパスコンの定数を変えたりカップリングコンデンサを変えたりして若干プリアンプの感度を上げたりしてみたところ、ゲインを上げた分、ボリュームを上げるとハイインピーダンスの配線引き回しが原因の発振が出てきました。オシロで確認したところパワー段の入り口付近で発振しています。(配線間の信号のクロストーク)
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・トーンコントロールの高域側フィルターは純正では積層セラミックでしたがこれをシルバードマイカに変えたところまたもやその周辺で厄介な発振現象が現れました。
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・純正の状態から色々と弄りまわすうちに配線の引き回しの影響とあまり上等ではない真空管ソケットの不具合が重なって発現しました。ソケットは高級なセラミック製に、配線は全て手持ちの物でやり替えて不具合は解消しました。トーンコントロールの低域側フィルターは手持ちのSOZOのフィルムを、カップリングにはフィリップスのマスタードを、プリアンプカソードバイパスにエルナーのセラファインを使い電源のフィルターコンデンサをニッケミの耐圧を400Vに交換。これでスピーカーが小さいために起こる低域のボワつきが多少マシに成りました。
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・インピーダンスの高い信号線の引き回しにはひと工夫必要です。面白いことにパワー管のプレートの引き回し方でサチュレーションの度合いが変わって音色にも影響しますので気に入った音色のところでボンドで固定することにしました。
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・ボリュームを絞ると素晴らしい艶のクリーンクランチに少し上げるとご覧の様なダーティーな歪みに、スピーカーの能率が小さいのでダイナミックレンジは取れませんが、ここはこれでチープで楽しくちょっとテレビを見ながら合わせて弾いてみたりするのにちょうど良いアンプです。プリアンプの真空管は70年代のSILVANIAの新品のがイイ感じでした。MOEN SHAKY JIMIというUNI VIBEクローンペダルを繋げて弾いてみました。

・エレクトリックギター ゲージ

2016年02月02日 00:12

・最近はこのGHSのBOOMERSがお気に入りです。ストラトだとジョリーンとしたところが強調されます。イシバシなんかの回転の速い店で買わないとプレーンは100%サビが入っています(*_*) 張りの強さテンションは色々あるメーカー品の中でも一番強いタイプです。
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・このアイバニーズは手塩にかけて調整してあります。どんなゲージを張っても必ずトレモロブリッジはボディーと完全並行状態になるよう調整します。スプリングはフェンダーカスタムショップの強いタイプを3本変速掛け。BOOMERSを張ってAMPEG VL-1002で弾くと芯と張りのあるサスティーンとタイトでゴリゴリの低域が強調されます。
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・ゲージも色々変えていますがアンプの真空管も色々と差し替えますのでその都度BIASを取りなおします。
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・YAMAHA SOLDANO にEL34。きめの細かいソルダーノの歪が6L6GCよりも強調されてイイ感じ。このアンプは上はKT77からKT66、EL34、6L6GC 6V6GT EL84まで差し替えできるように改造しています。
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