・マークサンプソン設計 STAR NOVA-110 #2

2016年06月27日 23:02

・初段管のソケット部分です。6番プレート、7番グリッド、8番カソードの3極管ワンユニット分が空となっています。A級独特のパワー部の過入力による歪みやスピーカーの歪もあるので現状で充分なゲインがあります。
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・ヌケを向上させるのに標準のスピーカーケーブルをベルデンに交換します。
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・標準のJENSENアルニコスピーカーはコーンが薄くマグネットも小さい、ちょっとダイナミックさに欠け好みではないです。次項で紹介しますが既にスピーカーも交換しました。
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・回路は触らず現状でどの真空管が合うのか色々と差し替えてみます。
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・プリアンプチューブも名古屋のドクターミュージックでHGタイプ(ハイグレード選別品)をたくさん仕入れてきました。
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・パワー管の6V6GTは手持ちが少ないので近日中に入荷する予定ですが現状の中から色々と差し替えてみるとびっくりするくらいサウンドが変わりますね。まぁそれだから色々試すわけです。
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・EL34なんかは70年代のヨーロッパ製 N.O.Sだとクワッド4本で4万円~6万円もしますがこのアンプに使う6V6GTは70年代のアメリカ製新品でもとてもリーズナブルなので助かります。6V6GTという管はビーム管特有のハツラツとしたサウンドなのにブレークアップが早く、コンプレッションが気持ち良いのにEL84ほど潰れすぎない6Ł6GCほと耳に痛くない、、、こういう理由で大好きな管です。これはアメリカ シルバニア製のクリアガラス版6V6GTAで倍音が強烈。
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・こちらは同じシルバニア製でもスモークガラス仕様で左が海軍ミルスペック管、右は通常版。個体差があるので一概には言えないがネイビー仕様は若干ダークでおとなしい印象。通常版はクリアガラスとネイビーの中間サウンド。
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・いろんなパターンで選別しては印を打って、差し替えてサウンド別に数組を作っていきます。下のはハイゲイン版での選別。プリ部、パワー部の組み合わせで相当サウンドが変わるので楽しい作業です。 続く、、、
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・マークサンプソン設計 STAR NOVA-110 #1

2016年06月26日 22:11

・ずいぶん滞りました。
さて,忙しいので何か気を紛らすモノがないかとしばし逡巡,,,そこで以前から気になっていた”MATCHLESS”を世に出したマークサンプソン氏が立ち上げたブティックアンプメーカー "STAR"社のNOVA-110を入手してみました。小さいけれど輸入代理店の価格設定は17万円以上も、、、なるほど質感というか仕上げがかなり高級感にあふれています。キャビネットが分厚くしっかりしていて特にデカい音で鳴らした時の鳴りが一味以上違う印象。
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・イタリア製 JENSENの10インチ、アルニコマグネットスピーカー P10Rの8Ωが標準装備されています。クリーン~クランチまでは充分な再生ができていますが強く歪ませたり最大音量付近では低域の再生能力が全然不足しています。このスピーカー自体のコーン紙が薄くマグネットの重量も小さいのが原因。好みとしてはもっと低域がタイトでミッドハイの倍音が出てくれればと感じます。
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・手作りブティックメーカーだけあって大そうなシリアルのプレートが、、、
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・回路構成はINPUT 1にプラグインするとハイゲインチャンネルとしてプリ部3段増幅。 INPUT 2はクリーンチャンネルとなってさいしょの12AX7がバイパスされ2段増幅となります。パワー部は6V6GTAの自己バイアスシングルリニア動作(A級に近い)で5Wです。初段の12AX7は片側だけ使われていて1ユニット分は使われていません。そのかわり初段の負荷は220KΩにカソードパスコンは1μFとハイゲインできめの細かい歪みになるような設定。 現状でシングルコイルを使った場合でも充分なゲインと伸びがあります。2段目3段目はオーソドックスなフェンダースタイルです。基盤を使わない手配線方式なので後々いろんなパーツの銘柄や定数を試すことが容易にできそうです。高い割には廉価パーツもちらほら(笑)XICONじゃなくスプラーグ使いましょうよ!
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・アースの配線方法は各セクションごとに纏めていくオーソドックスな方法です。
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・到着直後にフルヴォリュームに近い音で鳴らしました。A級の限界なのか歪ませすぎているのもありますがもう少し美味しいタイトなミッドローと芳醇なミッドハイが欲しいですね、以後段々と自分に合わせて手を入れることになります。




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