・Lindy Fralin Woodstock'69 → Fender '69 再換装

2016年09月15日 17:35

・ボディーがホワイトアッシュの79年ボディのストラトキャスターにLindy Fralin Woodstock '69を積んでみたのですがホワイトアッシュにはハイがきつすぎて合いませんでした。
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・変えたばかりですがまた元のアビゲイルイバラ2001年5月製造のFender '69ピックアップに載せ替えました。リンディーのこれはアルダーの方が合いますね。
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・キャパシターはこのギターにはpanasonicの0.047が合います。
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・このギター、もう塗装も取れボロボロの外見ですが音は素晴らしいです。ピックアップはオリジナル、'62PU, テキサススペシャル、FAT50、ビルローレンスL-250等々、80年代にはなんとザグリ加工してディマジオスーパーディストーション、ダンカンJB等も付いていました。テキサススペシャルとFAT50はこのホワイトアッシュだと低域がダブついて全くダメでした。アビゲイルイバラの手巻き’69ピックアップも2001年、2003年、2007年の3セット持っていますがそれぞれ巻き数も音もかなり違いがありこのギターにはこのピックアップが一番合うという事が良く解った交換劇でした。
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・fender 75 amp レストア#2

2016年09月13日 23:47

・キャビネットは風呂場で洗って夏の直射日光で乾燥。その間にシャーシを引っ張り出してまな板に上げます。中国製6L6GCが刺さっています。プリ管の方は銘柄違いのUSA製が色々、、後に判明しますがこのプリ管は選別されて各箇所に配置されたようで現状でも故障症状のノイズはしますが非常に素晴らしい音色です。この時点で儲けたな~と感じました。
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・電源関係のフィルターコンデンサーは全てマロリーのヴィンテージ品!ノイズの原因はこれだと目星をつけていたのですがオシロスコープで当ってみてもすべて正常。このコンデンサを変えるのは嫌だなと感じていたのでホッと。
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・このFENDER 75 アンプはシルバーフェイス期のウルトラリニアアンプにディストーション発生段を2段足した構成になっています。カップリングキャパシター類はコーネルダブラーのネイビーカラーのポリエステルフィルム。(この直ぐ後のリベラ期ではもうオレンジカラーになっています。)プリ部のプッシュプルつまみや豊富な入出力端子への配線もありブラックフェース期のシンプルで整然とした配線レイアウトには程遠くゴチャゴチャしています。ゲインの高いアンプなので方々に発振止めのセラミックキャパシターが見えます。配線に使われている線材ですが20AWGぐらいのハンダメッキされた撚線が使われています。これは中々いい線材ですね。基盤はファイバーボードにハトメ方式のPtoP基盤なのでパーツの交換がとても楽です。
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・プリアンプのパスコンにはスプラーグの30Dシリーズが、、見ているだけで楽しくなる眺めです。プレートは100k負荷、カソードは25μ、1.5kのバイパスなのでフェンダーの定番、割と低域までしっかりと増幅させています。歪みが深いのにブギーみたいに低域がボワつかないのは歪み段のカップリング定数がコンマ1小さ目だから。後のハイゲイン隆盛期ならともかくこの時代にこれは流石の設定。とにかくハードに歪ませてもヌケが良く'71年Marshall 1959と並ぶ我が家の家宝になる予感!本格的なレストアに突入します。
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・fender 75 amp レストア#1

2016年09月06日 23:34

・fender 75 amp 1980年の山野楽器発行、FENDER アンプのカタログに、「伝統的なクリアーでメロウなフェンダーサウンドと、ハードディストーションを新設計のフェンダー75は見事に実現。’80ハードロックンローラーのために!」とあって、当時、高1だった私のハートにこのコピーはグサリと突き刺さります。36年も前に貰ったカタログを大事にとって置いてよかったです。
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・もちろん当時はカタログを眺めるだけでしたがいつかは手に入れようとずっと思っていた機種です。1980年、81年、82年の3年間のみの生産で81年にフェンダーに入社したリベラが82年から”Ⅱ”シリーズをフラッグシップに据えたため生産台数が少ないモデルです。ebayでは時たま見かけますが送料がネックとなり中々踏み込めませんでしたが、運よくヤフオクにてジャンク故障品をタダみたいな値段で入手に成功しました。どんな故障でもその原因と回路図さえあれば治らないものはない?と考えました。
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・このフェンダー75アンプは当時の値段が270000円。銀パネのツインリバーブは240000円でしたからいかにフェンダーの期待が大きかったかがわかります。当時の背景は77年頃から始まるイギリスのニューウェーブ、パンク、国内のフュージョン、テクノetcの波がようやく落ち着いて燦然と登場してきたメサブギーのハイゲインリードサウンドが脚光を浴びてきたころです。私は役に立たない記憶力だけが取り柄ですがモリダイラの正規品boogie mark2のハードウッド仕様、エレクトロヴォイススピーカーオプションでの価格は¥630000円!というとてつもない価格でした。それで、このfender 75というアンプはそのブギーマークⅡに対抗して造られた機種でした。

到着した物は汚く、グリルは折れ、ブーンという盛大なハムノイズではありますが出音は素晴らしくしばらくはこのまま弾く事にしました。当初、ハムの原因は電源のケミコンの容量抜けだろうと軽く考えていましたが、、、実は、、、
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・到着直後のリアパネル。構成はクリーンとリードの2チャンネルですが完全2チャンネルではなく、クリーンに2段のディストーション発生回路を挿入したような構成です。この機種は”Ⅱ”シリーズ同様のツインプラグ式のフットスイッチが付属します。ⅡシリーズのデラリバⅡではフットスイッチが無くても手動で切り替わりますが、FENDER 75ではフットスイッチが無いとチャンネルの切り替えができないのとマスターボリュームに対するリードマスターボリュームがうまく働かない機構になっているので入手するときはスイッチの有無の確認が必要です。私は後述しますがとある理由から新たに製作しました。オリジナルのフットスイッチは丁度DELUXE REVERB Ⅱ用に流用して使うことにしました。とにかく汚いので先ずはバラして綺麗にしました。
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・マークサンプソン設計 STAR NOVA-110 #4 サウンドチューニング

2016年09月04日 22:14

・セレッションゴールドは新品でしたのでエージングに時間がかかります。その間にノースカロライナのmojotone,東京のGarrettaudio,バンテックエレクトロニクスの各ショップから必要な品を仕入れます。今回は同時進行のfender 75のレストアパーツも一緒に発注しました。
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・サウンドチューニングとは大げさですが、3段あるプリアンプとパワーアンプのそれぞれの自己バイアスカソードバイパスコンデンサの値や銘柄を変えて出てくる音を好みに仕上げていく作業です。ノーマルではエコノミータイプでアナログマンのfuzz等で良く見かけるxicon製がチョイスされています。ちょっと余韻がファットなのが特徴ですがもう少し乾いた倍音を付加できないか探ります。

当初、選別せずにfenderのアンプなどで良く使われていたスプラーグ社の30Dシリーズとジェネラルエレクトリックのケミコンを決め打ちで替えてみたところ中低域が抜けすぎて見事に失敗しました。決め撃ちは必ず失敗するを改めて実感しました。
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・電源のケミコンのうち一番トランス側に近い大きなものだけRUBYのコンデンサに交換。
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・やっぱり非常に時間はかかりますが仕入れたコンデンサ類を仮結線したワイヤーと鰐口クリップを使ってすべてのパターンで鳴らしていきます。いつも感じることですが同じ銘柄容量でも音のバラつきがあります。プリアンプ初段はプレート負荷220Kとかなりゲインが大きくとられています。ここへ見た目は渋いGEの1μを6本すべて試してみますが線が細くなって全く使えません。
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・結局散々試して自分の好みにジャストフィットする組み合わせを見つけることができました。たった4本のコンデンサを変えるだけですが驚くほどの効果があります。定数も細かく変えてみて、時には並列、直列での数値も試してみましたがここまでやると充分納得。あとは鳴らしこむだけです。
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・PtoP配線というと基盤にハトメがあってというのが普通ですがこのアンプは縦ラグに立体配線をしていくタイプです。オーディオアンプに多い方式ですが立体なのと端子にからげてハンダという事からパーツの交換がやや面倒です。プリアンプ段用の電源コンデンサを交換しなかったのもそういった理由から外すのが面倒になったからです。(時間を見つけて再度やってみますが)最後にパーツの配置を手直しして高温になるパーツには電解を近づけないようにします。
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・素晴らしい!完成しました。このアンプはトーンコントロールの効き方が独特で感覚としてはバンドパスフィルター的?な感じです。自分の感想としては、スピーカーを換装する場合は15w内外の物が合う気がします。セレッションゴールドの場合はこのアンプにはへヴィーデューティーに過ぎるかな? 折を見てセラミックマグネットスピーカーも試す予定です。ちょうどイギリス製のvintage10が2発ありますので。一応完成、流石はサンプソン、高いだけあって造りもしっかりしていますし本気で鳴らしても中々のサウンドです。 名機 fender 75 ampのレストア、改造も終わっていますので次はPeavey Valveking Royal 8 というアンプにプリ管を1本増設してハイゲイン化の改造をする予定です。
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