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・ICF-EX5MK2 スピーカー交換 動画 part3

2018年10月26日 15:43

・載せ替え時のセメダインスーパーXのおかげでフレームやマグネット周辺の剛性感がアップしました。この新素材接着剤もコニシから出ているSUという似たような商品もありますが可使時間が短すぎて使いにくいです。2液を混合させるエポキシ接着剤も仕上がりが硬すぎてだめ、セメダインスーパーXの硬すぎず柔すぎずが一番です。 ガッチリ固定できたら最大音量付近で1日に数時間を1週間程度鳴らしてエージングを終わらせます。

前半はAMモノラルでの再生音として、RFラジオ日本の「おとなのJAZZ TIME」をラジオ関西558khz配信にて鳴らしてみました。後半はFMモノラルの再生音として、eo光でFM配信された番組を受信してみました。どちらも純正スピーカーと比べてレンジが広く、中低域もリアルに再生されていると思います。なにより、薄っぺらい印象だったトーク番組も落ち着いたトーンで聴き疲れしなくなりました。

・ICF-EX5MK2 修理、トラッキング調整、改造(SCANSPEAK10F/8422-03交換) part2

2018年10月24日 23:16

・前モデルICF-S5で聴くAMモノラルでのJAZZ番組のようにウッドベースやバスドラムのリアルな鼓動を再現してみたい。
先ずは音の出口を比べるとICF-S5のAF(パワーアンプ部)はディスクリートのトランス出力。ICF-EX5MK2ではSANYOのLA4550ステレオパワーアンプICをブリッジモノラルで使われています。出力は共に1.3Wですがさすがにディスクリートは迫力が違います。

ICF-EX5MK2での使われ方を見たところ周辺のキャパシター定数は充分に低域マージンが確保されていると思えたので、試しにICF-S5の10cmスピーカーをEX5MK2にそのまま移植して鳴らしてみました、、、案の定、S5で鳴らした時のように低域まで充分に帯域が出ています。迫力ではディスクリートアンプのS5には及びませんが充分に良い音です。
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SANYO LA4550
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ICF-S5のパワーアンプ部
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・丁度、おなじ10cm(4インチ)スピーカーのFENDER GRETAアンプをいろいろカスタマイズした時にパーツ屋で同じようなスピーカーを集めておりました。同じ口径でもダンパーの性質やマグネットの種類、大きさでいろいろ個性があって面白いですね。
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・webで調べてみたところ、デンマーク製スキャンスピーク10cmスピーカー(SCANSPEAK10F/8422-03)に載せ替えた方の記事を発見しました。ちょうど私も2個持っていたため試してみることにしました。純正品との比較を画像で、、、
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・両方ともペ-パーコーンですがSCANSPEAK10F/8422-03は塗装コーティングされています。両方のコーンを手で押してみるとソニー純正品はあまり前後に動きませんがSCANSPEAKは大きく動きます。
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・SONY純正 フレーム外径102mm、スピーカーの高さ34mm、マグネット径45mm、重量162g
・SCANSPEAK フレーム外径98mm、スピーカーの高さ44mm、マグネット径60mm、重量274g
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・仮に組んで鳴らしてみたところとてもいい感じでしたので本採用という事でケースに接着します。かなり強力な低域再生と箱鳴りがしましたのでセメダインスーパーXブラックをリムの外側だけに塗って固定します。内側の面には塗らないので万一取り外す場合にもカッターで縁切りすれば外せます。純正の押さえバネなどではビビりますのでNGです。スピーカーケーブルとアンテナケーブルも信頼性の高い物に変更しておきます。
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・ソニー純正よりもフレーム外径が少し小さいので正面から見てスピーカーがハウジングのど真ん中に来るように接着します。そのため、裏側のケース部分でマグネットに干渉する箇所をルーターで削ります。
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・上手に真ん中に収まりました
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・最後にAM,FMの感度調整(トラッキング調整)をしておきます。ICF-EX5は巷ではFMの感度が良くないとの記述を見かけますがそんなことは有りません。きちんと調整することでウチにあるラジオの中でもICF-7600DSと双璧と云えるほどの高感度です。送信所からは結構な距離のある隣の県にある中電界地域の為、家の中でもある地点でないとこの局は受信できないという比較対象ができるので受信感度の良しあしや調整による効果は正確に解ります。  調整のコツは元々感度が良い機種ですので昼間の時間帯に調整しAM(MW)は低域側はバーアンテナのコイルがすでに固定されているためここは触らず、バンドの高域側でできるだけ微かに聞こえる放送局を受信してバリコンのトリマで調整する1点トラッキングで充分です。測定器が無いのと放送局のリニアスケール表示を狂わせないために基板上のOSCやIFTコイルは触らないようにします。FMのフロントエンドもバンドの低域側トラッキングは基板上のアンテナコイルの間隔を調整しますがこの個体では元々非常に高感度で受信できていたためこれも触らず、バンドの高域側範囲でできるだけ微弱な曲を受信しバリコンのトリマで行います。ICF-EX5のLEDインジケーターはとてもダイナミックレンジが広く明暗の差が大きいのでジャストチューニング点やトリマ調整にはとてもクリティカルで正確な箇所が出せて良いと思います。画像でも鏡でLEDの輝度を見ながら調整しています。(LEDの電圧をデジタルテスターで読んだりステレオチューナーなんかでシグナルメーターがある機種ではメーター両端の電圧を読んだりして合わせます。)

関西から北海道HBCがクリアに聞けたり、ラジオ沖縄、や神奈川ラジオ日本、札幌STVなんかの隣接波の干渉をバッサリ切り落とせる狭帯域選択度と同期検波回路は素晴らしいですね。特にAMモノラルで聴くJAZZ番組は趣があって最高です。PART3では載せ替えたスピーカーでAMのJAZZ番組のトーン切換え、とFMでのビート系音源でのトーン切換え動画を載せてみます。
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・ICF-EX5MK2 修理、トラッキング調整、改造(スピーカー交換) part1

2018年10月21日 15:47

・今年、ついに製造中止になってしまったため慌てて格安中古品を購入しました。同期検波回路の威力はICF-2001Dで充分体験していましたがやっぱりイイですね! 右は前モデルのICF-S5、後ろはギターアンプラジオICF-9090
前モデルとの比較では・MW感度は全くの互角、・選択度と混信除去性能はEX5の圧勝、・音質はS5の圧勝、・FM感度はpart2で後述しますが調整でEX5の圧勝となりました。
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・バラして綺麗にクリーニングします。
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・S5では地方別にクルクル回転させる文字盤がICF-EX5では一目で解るのが良いですね。
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・ちょっとした不具合がありました。MWでゆっくりとチューニングつまみを回していると突然受信周波数がスキップして前後にずれてしまいます。1200khz前後で顕著です。おそらくポリバリコンの回転角とダイアル表示機構、バリコン取り付け部の基盤ハンダなど複雑な力がかかってピョンとバリコンが動いてしまうのでしょう。
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・応力の掛かりそうなハンダ面をやり直したりルーペで微小なクラックを発見したところをハンダ修正したところ治りました。
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・ところが組み直してみたところ受信は正常なのにLEDインジケーターが光らない、、、どうも、弄るうちに細い配線を金属疲労断線させてしまったようです。ここでまたまた失敗、後でわかったことですがインジケーターの乗った指針はボンド固定を解いて単純にダイアル糸から外して配線しなおせば良かったのですが、あろうことか文字盤も外さず、糸の掛け方の現状も確認せず記録もせずにダイヤル機構の糸をローラーから外してしまいました。元に戻せない予感、、、
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・数時間格闘してどうにかこれで合っている筈という状態に戻せました。交差部分は写真とは上下逆にした方が糸どうしが擦れずに上手くいきました。
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・文字盤のスケールが周波数の変化量に対してリニアですのでバリコンを最小に回してからこの位置に仮に合わせてテープでダイヤルを糸に仮固定します。
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・下側がこの位置だと垂直になります。ここもテープで仮押さえ。この状態で低い位置は合っているはずです。スケールのリニア具合が狂うといけないのでOSCコイル(局発コイル)は触らないでおきます。
スピーカーと電源を繋ぎ選局ツマミを低い周波数から高い方に回して行って実態の受信局と文字盤の表示が合っているか確認していきます。次に、周波数の比較的高い範囲内で受信周波数と局名表示が合っているか確認してあっていればダイアル指針を水性ボンドで糸に固定します。合っていない場合は、バリコンのOSCトリマで合わせるのが普通ですが、私の場合はバラす前にかなり正確に合っていたのを確認していましたしリニア度が変わのを避けるためにダイアル指針自体を少し動かして固定しました。最後にもう一度確認すると全域で表示が合っていました。
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・関西から北海道、九州沖縄の局を隣接波をバッサバッサ切り捨てて浮かび上がらせるのは流石の一言。ですが、肝心の音が良くありません。MW長距離受信で音楽を拾うのが好きな私にはこの音は致命的です。 低域の量感というのが全く感じられず、中音域の上の方の狭い帯域だけが出力されていて、薄っぺらくて立体感に欠ける音です。そこで昔のPANASONICトーンやICF-7600DSの様な深みのあるSONYトーンに近づけるべく色々と模索してみました。
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・Celestion Vintage30とVHT ChromeBack 12" Speakers

2018年10月07日 23:57

・台風24号による待機でやることが無いので前から試してみたかったYAMAHA SOLDANO T50CにセレッションVINTAGE30スピーカーに付け替えて弾いてみることにしました。
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・ところで、ギターアンプのイコライザー回路にはプリイコライザータイプとポストイコライザータイプがあります。

 ☆プリイコライザー フェンダーなどヘッドアンプ→イコライザー→歪み発生回路 となるためトーンは上げ気味でないと全体のゲインも下がる。トーンの効き自体はバッファーを介さない限りはツマミの移動量に対する変化の仕方は穏やかなカーブ。

 ☆ポストイコライザータイプ 90年代のハイゲインアンプ時代に台頭してきた。ハイゲインの場合は大抵歪み発生回路4段増幅後にさらにイコライザバッファで電流増幅した後トーンイコライザ―回路を通るためツマミの変化に対する聞き具合が非常にシャープでクリティカル。ベテランにはトーンを造り込めるので堪らないが慣れないとほんの少しの変化でサウンドのディティールが大きく変わるのでとても難しい。大抵はカットする方向で調整。所謂、フルテンとかいう設定ではキツ過ぎてあり得ない。
私が持っているAMPEG VL-1002YAMAHA T50Cはこのタイプです。

オールドマーシャルもポストタイプですが2段増幅+トーンバッファ→トーンイコライザ回路となりモダンタイプみたいな低インピーダンスではないのでツマミの変化量に対する効き方は比較的穏やかで使いやすい。

余談ですが、このソルダーノ氏が90年代にヤマハで設計して出したT50 T100シリーズは、ドライブチャンネルはある程度音量を上げないと正常なリバーブミキシングとならないでリバーブの効き具合が変わる。(特にドライブチャンネルではマスターを絞り過ぎると風呂の中で弾いているような音) チャンネル切り替えが遅い。等々、、、これは信号の流れがとても個性的で、イコライザーの位置(2チャンネル並列で個別に調整できる)がセンドリターン(プリアンプアウト)バッファアンプ→リバーブ回路の送り出しバッファアンプ→イコライザーバッファ→やっとイコライザ回路 となっているので各段の信号のやり取りにおけるインピーダンスの整合が少々おかしいのではないか? 一方、Lee Jacsonが設計したアンプヘッドでは後年のメタルトロニクスも含めて唯一のリバーブ搭載モデルなのがampeg時代のVL-1002とVL-503ですがリバーブの掛かり具合がクリーン、ドライブ共に素晴らしく綺麗でお勧めのアンプです。

それから、裏にはYAMAHAが100Vで使うようにとシールまで貼っていますが、真空管のヒーター電圧が不足しますので音が立ちません。117Vに昇圧させるのが正解でヒータ電圧も6.3Vとなります。昔のエディーのようにローヴォルテージでと思っても電源電圧だけを下げて使うとヒーター電圧がさがってエミッション低下となるので正式にはFENDER75やTHE TWINでやるように抵抗による分圧で下げるか、VHT SPECIAL6 ULTRAでやっているようなパワートランジスタによる制御などで下げないと音圧自体も下がってしまいます。(回路図内に書き込んだ数字は赤がドライブチャンネル、紫がクリーンチャンネルのそれぞれの段数です。)
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・余談はさておき、我が家には物凄く重たい、おそらくマーシャルキャビネットの1.5倍は重いのでは?というampegキャビネットがあります。ここのcelestion vintage30は昔の英国製で4発あるのでコレを1発借りることにします。
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・今までに色んなスピーカを換装してみてT50CにはVHT ChromeBack 12"インチが最良だとの結論に達していたのですがVINTAGE30だとどうなんだろう?ちなみにVHT ChromeBack 12"ですが50オンスのへヴィーマグネットでおそらくセレッションの中国工場でのOEMではないかと思われます。このスピーカーは安いのですが非常に歪み物との相性を気に入っていて、オークションで見つけるたびに買ってきて今では3台持っています。低域も良く出ますがボワつかず、ミッドハイも痛くないので本当にいいスピーカーです。イメージ的にはエミネンスのTonkerに近い感じ、、、VHTのキャビネットを買うと自ずと付いてきますが単体で入手するにはこまめにオークションをサーチすると1年に1本くらいは出てきます。
自己流ですが大抵コーン側から見て中央の丸い部分の大きさが小さいスピーカーほどピーキーで大きいやつほどフラットな特性なものが多いです。
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・取り付けてみました、弾いてみたところVITAGE30のアッパーミドルの痛いところが結構きつく、、、これはちょっとしんどいなぁ~結局 ”大山鳴動してネズミ1匹”も出ずあっさりとボツ再度交換となりました。なぜか?VINTAGE30はオープンバックのコンボではアッパーミドルが突き刺さり過ぎてやはりクローズドでしかも4発というコーン面積があって初めて良い音となることが分かりました。
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・一方1発だけVHTにしたキャビネットも弾いてみましたがこれは異色の組み合わせがなかなかうまく調和してアンビエンスドな具合となりました。昨今流行の2発2発クロス搭載など今後の研究材料ですね。このキャヴィネットは合板が厚くて重いので良い音がするんですよ!
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・結局YAMAHA SOLDANO T50Cには元のVHT ChromeBackが非常に良い感じです。これ16Ωしか見たことが無いので是非8ω版を出してほしいですね~ このアンプは買ってきてすぐにバイアス2段階シフトと並列シフト回路を付けましたのでペア外れチューブや色んな真空管を差して使えます(真空管のプレート耐圧とトランスのヒーター電力容量が許す範囲で)
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