FULLTONE'69 MOD Ver4完成

2009年09月05日 22:07

FULLTONE'69 MOD Ver4が今日完成しました。試作を含むユニットとしては4機目でver3とこのver4の2台をケースに入れた完成品と位置づけています。

尚、今回の写真は全てクリックすると大きくなります。

今回のコンセプトは、、、
・オールドマーシャルにジャストフィットさせる。(THD HOTPLATE使用を含む)
・JAKEさんの考察と自分の経験も交えて反映させてみる。(線材、基板、パーツなど)
・前回同様、全ピックアップ、全フレットで素晴らしいサウンドが出せるようにパーツを選別する。
貴方も1969年にタイムマシーンした気になって作ってみる?

6941.jpg
・ケースにヴォリュームとスイッチを取り付けます、ヴォリュームはつめを折らずに固定用の孔を別に開けてみました。ボリュームの孔は0.5ミリほど大きめに開けて後でシャフトの芯が一直線に通るように取り付け時に微調整します。

・基板取り付け用の3ミリナットをケースに先ず瞬間接着剤で接着し、乾いたらナットの周りにセメダイン・スーパーXクリアでパテ盛りの要領で盛り付ける。基板の厚みも考慮して、ナットにネジの部分が1.5ミリほど締めこんだ状態でロックできるように樹脂スペーサーの長さやネジの長さをワッシャで調整する。

・線材は今回、サンコーというメーカーのメッキしていない撚り線を使用しました。およそ、22Gと24Gの中間くらいの太さです。

・電池のスナップはリード線を太い20G(スズメッキ)のリード線のものにハンダして取り替えます。マーシャルなんかのアンプでも電源ケーブルのクオリティーで随分サウンドが変わるようです。

FLUU69_4.jpg
今回はFFFさんとJAKEさんのアイデアも参考にさせていただきました。

6942.jpg
・基板に引き出しのリード線を半田付けし少し余裕を持たせてカットしておきます。
・基板からのリード線は写真の基板が上に開いた角度を基準にして各ボリュームへハンダ付けします。こうすると各リード線が長すぎず短すぎず一定で丁度良い長さに収まります。
・ボリュームポットへの行き帰りはできればツイストしてケースにできるだけ沿わす感じで配線します。

6943.jpg
・電池はフットスイッチとケースの間に丁度収まるようにあらかじめスイッチの位置を割り出しておき、電池の銘柄によるサイズの差は電池本体にビニールテープを1周巻くことで大体対応できます。

・抵抗はXICONのカーボンコンポジション 1/4Wを使いました。誤差5%品ですがかなりばらつきがありました。
・電解はファインゴールドを使用、最終のカップリングは画像のMKTピンク色0.015マイクロファラッド。トランジスタは3号機に使わなかったNKT275のhfe200前後のを使用。

これだけhfeと気温が高いと案の定音は出るものの、バイパス音よりもエフェクト音のほうがゲインが低い結果に、、、増幅領域から外れている模様(FFFさんのサイトに詳しい解説)Q1のコレクタに繋がる20Kトリマを10K以下に絞るとようやく増幅が始まりました。
エミッタ側のトリマの抵抗を加えていくとノイズが少なく、しかし、ゲインが不足気味なのでここはノーマルどおりの0とします。Q2コレクタ側ボリュームは増減で変化なし。

6944.jpg
ボリュームのシャフトの芯径とツマミの穴の径の差が大きいと回した時の偏芯が大きくなり不恰好です。シャフト芯に薄いメタルテープを巻いてツマミの穴径に近づけておきます。

6945.jpg
完成してから4時間ほどかけてパーツをとっかえひっかえした最終がこの写真です。どうも低域がタイトでなくぶわーっとなる原因は最後のピンクのMKTのせいだと分かりグリーンのオールドMKTに変更、途端にタイトでブリブリした低域が出てきます。トランジスタも全ピックアップ、全フレットとなると凄く時間がかかります。今回はQ1にNEC264/Q2がNKT275で決定、C#マイナーのブルースで3弦4弦が小音量でも気持ちよくフィードバックします。フロントピックアップのお色気満点4.5.6弦の弦のこすれる音やオールドマーシャル独特の美味しいコンプレッション感が出ています。JAKEさんから選別していただいた2SB264は物凄く低ノイズでNEC独特のシャーというヒスノイズは皆無でした。

6946.jpg
現在、完成後のエージングでFRANK ZAPPA のボンゴフュリーやロキシーライブを聞かせております。無信号で電圧だけかけるより良いですよねきっと。

エ~総括です。
・ジャノメ基板使用のリード線直結PtoPとプリント基板の差は”ズバリダイナミックレンジの大小”であるといえます。3号機の方がバーンとした強烈な押し出し感やメリハリはありますが、反対にプリント基板+未メッキ銅線はなんとも心地の良いコンプレッション感!と枯れたレイドバック感がします。

・抵抗は3号機はタクマンREY25FX金皮、4号機はコンポジットです。線材は3号機はフジクラのスズメッキ20AWG、4号機は未メッキです。。セラファイン22μは25年物のオールドをチョイス、エージングが進むと電解液が活性化してとてつもないサウンドに、、、やっぱりFUZZはセラファインがダントツです。

ハンダは普通のケスター44。相乗効果があるので一概には言えませんが今回の4号機、マーシャルで延々と鳴らしましたがハッキリ言いまして最高のサウンドです、どこをどう弾こうがサスティーンのフィードバックはギターの向きで思いのまま、低域の押し出し感、タイトさ、ミッドの艶張り、倍音のブリブリ感どれをとっても過去最高のFUZZが出来上がりました。耳に痛い成分は一切出ませんのでトランジスタとセラファインの相性も良いのでしょう。JAKEさんが云われていた楽器的なサウンドそのものといった感じを受けました

あとはケースの研磨とデザインですがこれは仕事のヒマな来年の2月頃に仕上げますがもう図案は出来上がっていてjimiのお気に入りの写真を使わせてもらう予定です。音源はいずれまた、HOTPLATEやオクターヴァー等と一緒に。

最後になりましたが定格です。
電源電圧:9.33V
消費電流:1.86mA(うちLED消費分1.29mA)

LEDは定格3.2V/20mAの炎色!を使用しました、制限抵抗1Kでは動作電圧2.75Vで6.5mAも消費してしまいますが、5.1Kに変更すると1.29mAで済み明るさも充分確保できます。

いよいよ、今月中盤からはJAKEさんのユニバイブ復刻プロジェクトに参加です!


コメント

  1. JAKE(じゃけ) | URL | z8Ev11P6

    祝 完成!

    Ver4の完成おめでとうございます!

    プリント基板の使用と、コンデンサーのさらなる選別、ビンテージっぽいパーツの選択と・・ますますの進化ですね!

    NECの264がお役に立てて嬉しいです!

    それにしても、配線の取り回しが丁寧できれいですね、Volポッドへの配線のひねりはノイズ対策だと思いますが、私も参考にさせていただきます!

  2. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: FULLTONE'69 MOD Ver4完成

    JAKEさんどうもありがとうございます、今回は色々と後で試したいことがあったのと69年当時の仕様にこだわりたいのとでプリント基板でした。もう少しスペースが許せば基板の外周を逆Cの字でベタアースで囲むことができますが今回は最小でした。入力やパラメータへの配線も4ミリのシールド線で片側シールドすれば飛び込みノイズには有効ですが今回のようなトランジスタ自体が持つノイズとなると効果が不明でしたので、とりあえずトランジスタの動作領域を触れるのと可聴域でのパスコン関係、それと引き回し技術でやってみました。

    2SB264が低雑音だったのと未メッキ銅線のサウンドが上手く合ったようです。

    今日の夕方オールドマーシャルで結構な音量で弾いておりましたがやっぱり意識して対策を施したぶん確実に効果が上がったな~と納得できました。一晩中慣らし運転をしたおかげでしょうか、フロントピックアップでのハーモニクスが凄く出てきました。

  3. hiro999 | URL | PIz3gY/o

    Re: FULLTONE'69 MOD Ver4完成

    はじめまして。
    当方、Castmanさんの作られたこのver.4を参考にして
    自作をさせていただいた、hiro999ともうします。999とおよびください^^

    castmanさんの動画ですばらしい音を拝見して以来
    作ってきたのですが、どうにもあのようなすばらしい音にはなりません^^;
    もちろんアンプも違うしギターも違うのですが・・・汗

    トリマーの調整、トランジスタの選別、他のパーツの選定など
    細かなところを地味に進めてはいるのですが納得いきません。。。
    ご指南いただけたら幸いだなぁ、と思いコメントさせていただきました。

    フロントピックアップでのサウンドで圧倒的にゲインがないんです;_;
    ほとんどブースターと変わらないような音色・・・・
    しかし内部トリマーでゲインをあげるとバリバリとした音になって
    割れてしまいます・・・・汗
    動画をあげているのでよければ見ていただけるとうれしいです^^

    長々と失礼いたしました汗

  4. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: FULLTONE'69 MOD Ver4完成

    999様 コメントありがとうございます、返信が遅くなり大変失礼しました。ご質問の件を含めて私のサウンド造りのベース部分や今丁度調整中の昨年秋に2つ目に購入した赤のfuzz faceのトランジスタ選別やトリマ関係の調整法の記事をあらためて書いてみますのですこしお待ち下さい。

  5. take | URL | -

    Re:FULLTONE'69 MOD Ver4完成

    castman様
    お世話になります。

    takeと申します。

    以前は基板データーを頂きありがとうございました。
    いい音するなーと使っております。
    本当にありがとうございます。

    質問なんですが、友人がこのFUZZをベース用にできないかな?
    と言うのですができるのでしょうか?
    fender jazzbassを使用しています。

    もしできるのでしたら、どの部品を交換とか、改造等を
    教えていただけるでしょうか?

    お忙しい所、お手数ですがご回答頂けたらと存じます。
    よろしくお願い致します。

  6. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:FULLTONE'69 MOD Ver4完成

    takeさんこんばんは、頂いたメッセージが何故か?管理者ページでの承認?が必要な状態で遅くなってしまいました。

    さて、ご質問の件ですが簡単な回路ですのでこれに限らず応用編という事でお答えしますと。先ず入力側のC1ですがここは通常ギター用ですと、0.1以下のことが多いのですが最初から2.2μとかなり低域まで通る設定となっていますのでC1はこのままで良いと考えます。 終段のC3ですが0.01を0.1、0.47、1μという感じでカットアンドトライでベースを弾きながら大きくしてみてはいかがでしょうか? それと、C2の22マイクロも大きくすると低域の通りが良くなります。一度お試しください。

    追記、自己解決しました次のような仕組みによるものでした。
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