old marshall でのプリ管選別

2010年04月12日 23:52

・今日の夕方は最近にないハイテンションでメチャクチャハードなトレーニングをすることができました。
右肩痛の怪我が治りつつありましてホッとしています。

さて、先日オークションで購入しましたプリアンプチューブのJJ製ECC83Sの選別をしてみました。
このチューブは私の好きなショートプレートタイプです。ローがぼやけずタイトですので強く歪ませても
腰砕けになりませんのでGOODです。

同じ製品の同じロットでもバラつきが凄くありますのでこれを選別して適所に配置することで
アンプ全体のサウンドコントロールが可能です。

最初に、marshallの2本目、とフェイズインバーターの3本目には普段使い慣れている真空管を挿しておいて初段を差し替えることで主にゲインのばらつきを選別していきます。なぜ初段で判断するか?それは一番違いががわかりやすいからなんです。最近流行の多段ハイゲインアンプですと段数が多すぎて差が解りづらいのですがオールドマーシャルなんかですと3段増幅ですので差し替えた際の差がとても良くわかるんです。

というわけでシャーシ裏のマスターは適度に絞った状態で、ギターは’69の2002年製、アンプのイコライジングはこんな感じです。(クリックで拡大)
pregain1.jpg

ギターはネックと指盤の木目が綺麗なFender CS '69の2002年製を使用、、、これはかなり良いギターで素材や造りが別世界の感じがします。(クリックで拡大)
jh69cs10.jpg

選別、聞き合わせ時のコツは、、、
・スピーカーを耳の高さに、音量は大きすぎず小さすぎず。
・短時間で差し替えていく、食事を挟んでの作業はダメ。

その結果できたチャートは,,,
おなじJJのECC83Sでもこれだけの差が出ました。
私の'71年marshall 1959は位相反転段の後ろ(ポストフェイズインバータ)に500k2連のマスターヴォリュームを入れてあります。普通の位相反転はプレート、カソード分割の逆相信号取り出しが多いのですがmarshall 1959100wではこの位相反転段での歪みも大きなサウンドファクターの一つです。(クリックで拡大)
pregain2.jpg

ゲインが一番あって倍音が豊富、ヌケ良し、サスティーン良しのグループを"S級1班"(競輪選手か?)としその中でもゲイン差を"S1a" "S1b"とマジックで書き込んでいきます。

次にゲインが高いグループのうち、ピッキングの強弱でダイナミックレンジ(音の大小)の表現が
ハッキリと聞き分けられるグループをaグループ、ゲインはそれほどでもないがファットでタイトなものを
bグループ、少し元気が無い物をcグループ(かなり使い込んだ中古)というように振り分けます。

振り分けた真空管のキャラクターはアンプの初段に行くほど全体のキャラクターが強く出る傾向にあります。
アンプの、・初段 ・2ndステージ ・フェイズインバータ段 のうちハイゲインで伸びのあるチューニングには初段、2ndにゲインの強い物を持ってくるとOK。ブルージーでファットなチューニングにはaを1st、2ndに。こういう組み合わせでかなりのバリエーションが生まれます。同じグループでも前後差し替えるとまた違って楽しいですよ。ゲインがあるから良い、悪いではなくてあくまでもサウンドを作るうえでの振り分け作業です。

sovtekのハイゲインタイプ、GROOVEのハイゲインタイプのロシアンなどは多段プリアンプのギターアンプですとアタックの頭から潰れてしまう傾向が強いようです。こういう真空管はマスターの無いワンヴォリュームタイプで本領を発揮します。fender純正などでよく見かける中国製チャイナ管はショートプレートでノイズや振動に強い、痛いハイが出にくい、適度なコンプレッション感が気持ちよくて安いものですが私は大好きです。チャイナ管はキンキンと痛いハイの出やすいアンプに使用するとまろやかになる傾向です。

私が真空管を買い出したのが1980年頃ですが大阪の「東京真空管商会」(ややこしい)、ではECC83/12AX7のオランダフィリップス製が900円、西ドイツシーメンスも900円、松下、富士通TEN,新日本電気NECも同じ値段だったと思います。このときムラードやテレフンケンもありましたがとても高かったと記憶しています。私は今も昔も高い物は一切買わないで普通の物の中から自分で選別して使うようにしていました。皆さんも色々試されてはいかがですか?


コメント

  1. ニャロメ | URL | 1.b4PuJs

    Re: old marshall でのプリ管選別

    オコンニチワ !! 、Castmanさん。

    ニャロメも、つくづくCastmanさんをはじめ、
    お世話になっていますブログの皆様のような、
    電気の知識が在ったらな~って思います。

    Castmanさんのマーシャルもドンドン良くなってゆきますね~。

    ニャロメも是非、チャイナ管を試してみますね。
    ニャロメはギラついたハイが凄く嫌なんです。
    ニャロメはジミヘンのクランチサウンドが大好きなんです。
    あの魅力的なサウンドは、
    やはりロジャーメイヤーさんの手によるものでしょうかね??。
    とっても魅力的な音ですよね~。大好きです。

  2. Lazy141 | URL | -

    Re: old marshall でのプリ管選別

    こんばんは、Castmanさん。

    先日頂いた、松下の12AT初段に挿して、使わしていただいてます。

    さらに、いい感じになってきましたよ(^^)

  3. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: old marshall でのプリ管選別

    ニャロメさん
    そうなんですよ~私もmarshallのクランチサウンドが命!(^_^)/~なんです、
    チャンネルスイッチングアンプはどうしてもクリーン、リードの切替や
    サウンドバランスの関係もあるのでもっとモダンなサウンド志向向きですよね。

    極上のmarshallに自作のファズとワウを繫いで出て来るサウンドはいつまでも
    弾いていたいですよね。ゲルマニウムトランジスタのファズのon、offと
    ギターのボリュームとトーンツマミだけで全ての調整をしたい!これが
    自分の楽しみです。

    チャイナ管は秋葉原のショップで白箱だと900円以下だと思います。無選別だと
    ばらつきが大きいので、RUBY,TAD,GROOVE,なんかの選別メーカー品を買いますと
    価格は倍になりますがハズレは少ないと思いますよ。

    marshallは70年~75年くらいまでのマスタードキャップ期のものが最高です!
    JCM800や900なんかのハイがかなり出るアンプにチャイナ管を挿すと少しまろやかになるみたいです。

  4. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: old marshall でのプリ管選別

    Lazy141さん こんばんは。

    12AT7合いましたか!良かったですね!その松下の管ですが嫁の実家が
    昔 電材屋さんでしたのでその在庫から頂いた70年代の新品NOSです!
    いつもお世話になっていますのでそのくらいはお安い御用です(^_^)/~

    その頃の松下は電極の改良が進んで完成の域に達した頃だそうで
    EL34なんかはヨーロッパのメーカーのOEMもしていたくらいでした。

    12AT7ですが、12AX7に比べてプレート電流が段違いに大きいので
    4段とか5段の多段プリで歪み過ぎてサウンドが細くなる時に
    初段か、2段目に刺しますと改善されることがありますが、2段目に挿す時は
    双極のうちの片方はイコライザーの増幅部に使われている場合があるので
    効きが変わる可能性もあります。

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