ポットの残留抵抗とキャパシター選別

2010年10月31日 00:33

台風が逸れて助かりましたね、しかしエライ風で練習にならないので夕方まで仕事をしました。過労気味で腰が痛いので昨日今日とトレーニングはお休みしてさっきまでギターをいじくりました。

先日購入したCS'69ブラックメイプルの3つあるポットの残留抵抗値を調べました。スルー時の残留抵抗ができるだけ少ない物をマスターボリュームにしたいというわけで計測するとVoが28.5オーム、ネックトーン19.1、ミドルトーン16.8ということでしたのでマスターとミドルトーンを入れ替えました。(計測は全て配線を外してから行います)次に、キャパシターの選別をしたい、、、
cpo1.jpg

ギターの配線部分はハイインピーダンス領域ですので配線材料や接点スイッチ、ターミナル、鰐口グリップなどの影響がモロに出ますので本来は使用する環境どおりに1個ずつ弦を外し、ピックガードを外し、ハンダ配線した上での比較が正しいのですが多くの種類、容量を聞き比べるには大変です。そこで、写真のようにスズメッキに鰐口をハンダしてエンパイヤチューブに通してピックガード外に端子を出して比べてみました。引き出し線をヨリ線にすると線材の(表面積×長さ+ヨリ線同士の静電容量?)影響でハンダしたときと物凄く違う(比較時に感度が鈍いような印象)印象になるので細いスズメッキ単線で行います。
cpo2.jpg

実は昨日の夜リンディーではヨリ線で行ったので試した時と確定、配線したあとではかなり違って聞こえました。リンディーの付いている2002CS'69はポットの計測はまだなので次回もう一度キャパシターを比べてみますが一応dilectron 0.05μをつけました。
cpo3.jpg

それで、今日のメインはブラックメイプルのイバラさんピックアップの相方探しです。沢山ある中でKCKセラミック、CS純正0.1μ、パナソニックのメタライズドポリエステルコンデンサの3つに絞って比較、KCKにミッドローを強化した感じのパナソニックにしてみました。次に容量の比較ですが、0.033は中低域不足、0.1は明らかに低域がボワつきスプラグのオレンジのよう、0.047と0.068でかなり悩みましたが倍音タップリで上のチョイ下辺りが枯れているのと低域のタイトなパンチ力が貼りメイプル特有のアタック後のゴリッ、ギャリンという迫力あるローミッドを強調していて弾いていて凄く気持ちよかったです。

今回試した中ではニッセイのポリプロピレンはレンジがミッドに凝縮され倍音不足でした。ファズでの場合はカップリング用途だったのですが今回とは逆にハデで賑やかな音だったのがバイパスコン用途ではこうも変わるのかと感心しました。パナソニックは耐圧が数種類あるようですが私の試した物は1個数十円の630V耐圧でした。各容量ともとにかくリッチな倍音が魅力です。容量でピークとなる帯域が明らかに変わるのもわかりやすくてGOODでした。
cpo4.jpg

最後に腐食の原因になるフラックスをホワイトガソリンで除去します。ハイインピーダンス領域での配線は引き回しとハンダ付けの良し悪し、それにスイッチや接点などにどれだけ良い物を使うかでサウンドに相当な差がでます。自作オーディオなんかではアースのとり方がとても重要だったりします。ポット背面のハンダ付けには60Wのコテでしっかりと流れて表面が艶々になるハンダ付けでないとボソボソ言うノイズの元になったりします。美しい配線=良い音といっても過言ではないと思います。出力のアースがミドルトーン背面なのも場所による差があるように思えるから試しています(2007CS69が物凄く暴れるようになりました)
以上は全て'71年製Marshallと78年製1960Aキャビネット、アッテネータEx-pro DM-Xでの考察でした。
cpo5.jpg



コメント

  1. ニャロメ | URL | 1.b4PuJs

    Re: ポットの残留抵抗とキャパシター選別

    v-283 オコンバンワ !! 、Castmanさん。

    音にこだわりを持っていらっしゃいます、Castmanさんですから、
    ノーマルのストラトのままでは済まないぞォ~って、
    ニャロメは思っていましたニャン。(笑)v-410

    そうでした、ニャロメ愛用のHIWATTのカスタム100は、
    ご指摘の通り、歪まないタイプの物ですよ。
    1979年製の、インプットジャックが2つのタイプの物です。
    使い初めの頃には、このアンプには(出直して来い !!)とばかりに、
    はじき返されっ放しでしたニャン。(泣き&笑)v-404v-410

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re: ポットの残留抵抗とキャパシター選別

    e-464v-284ニャロメさん オコンバンワ!!

    いつも楽しくてタメになるコメントを頂きましてありがとうございます。e-251

    今回のキャパシターも1個100円以下ですがリッチでふくよかな倍音とボワつかないタイトな低域、トーンを絞った時の倍音の残り感、どの店でも売っている!
    という久々の良い発見でした。このようなフィルムコンデンサは金属を蒸発させてそれを薄い膜に塗りつけて作るんだそうで各社製法に違いがありますので、メーカーによってサウンドの傾向が顕著に出るんです。ですから、パスコン用途、カップリング用途かで傾向が変わる可能性はありますが、自分の好きなブランドというのを選別しておけば後々便利なんですよ!v-278

    ニャロメさんのギターとアンプコレクションも凄くこだわりのあるホンモノ志向
    ですよね!だからお解かりいただけると思うのですが、ギターサウンドの殆どの
    重要な部分はアンプで決まると思います。アンプがピュアで高感度、上質のスピーカーシステムだとギターやエフェクターのパーツ1個1個の差を驚くほど敏感に
    嗅ぎ分けることができるんです。

    これからの30年間はギターアンプにも情熱を注いでいこうかな~と思うんですよねv-287

    追伸;79年製ハイワットなんですね!ハイワットは物凄くお高いアンプでしたので大阪市内でも当時は殆ど見かけることはありませんでした。クリアー&ラウド!素晴らしいです!v-426

  3. JAKE | URL | z8Ev11P6

    Re: ポットの残留抵抗とキャパシター選別

    参考になります!

    なるほど!単線を使えばいいのですね!
    コンデンサーの足は単線ですから、、理にかなっていますねv-407
    次回コンデンサーの選別をするときに、この技、使わせていただきます。

    フラックスは、ホワイトガソリンで取るというのも、知りませんでした!

    パナソニックは生産中止になって、ニッセイも会社が継続するかどうか分からないので、良く使う容量のコンデンサー確保しとかないといけませんね。。v-388

  4. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re: ポットの残留抵抗とキャパシター選別

    こんばんは、JAKEさん

    パナソニックのフィルムコンデンサは種類が凄く多いのですが今回私が使ったタイプは汎用のECQEというタイプでオーディオ、照明、その他用途なのだそうでこれは生産終息品ではないのでこれからも入手できそうです。

    前日はリンディーのコンデンサをヨリ線リードで散々試して付けたコンデンサがハンダすると激変してしまいましたのでやっぱりこうしました。前は1個ずつハンダして弾いてを繰り返しましたがやっぱり面倒なのでこうしました。

    パナのキャパシターですがイバラ'69での検証ですけど倍音の膨らみ感が素晴らしくていつまでも弾いていたい感じの音です。今度のはトーンを絞っていった時のサウンドが素晴らしくて、高温が減衰するけどなぜか倍音の感触がツマミ4くらいまで感じられます。

    69ピックアップ以外ではこれから試してみますね!JAKEさんなら0.1/0.068/0.047/0.033 の中できっと気に入る物があると思いますのでぜひ一度お試ししてみてください。

    古いアンプのサーキットボードなんかではフラックスの腐食やハンダクラックなどの不具合が多かったので今ではなんでも配線した後はヤニ取りをしています。それ以前に配線時にしっかりしたコテ先温度でフラックスをできるだけ蒸発させるよう気をつけていますが残りは面倒ですがホワイトガソリン、又は頑固で厚い場合なんかはルーターのシリコンポイントで磨きとってしまいます。本当はラッカーシンナーが最強ですが、ポットのベーク板を犯しますし抵抗体も駄目になってしまいます。ホワイトガソリンはベンジンでも同じなんですが万一塗装面に飛んでも直ぐ拭けば大丈夫なんです。

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