Fender The Twin 赤ノブ その2

2008年11月13日 22:02

自分なりに良い点を上げてみますと、、、
・全段真空管でとても丁寧な設計がなされています。プリアンプのインアウト、リバーブのインアウトもきっちりと信号減衰分の増幅を真空管で行っています。
・パワートランスとアウトプットトランスに良いものを使っている=めちゃめちゃ重い!
・サウンドが最高に良い。ドライブチャンネルはストラトでもゲイン7~8で充分な歪とサスティーン。
・クリーンも伝家の宝刀サウンド。
・バイアスの調整用ヴォリュームを2系統標準装備
・豊富なパラメータとノブのプッシュプル機能で守備範囲が広い
・煌びやかな高域はもちろん、非常に締まってタイトな美味しい中低域が特徴。
・お値段が安い、オークションで6万円~8万円。
・非常に頑丈、20年中古ならエージング期間が済んだくらいでこれからが良くなっていく。

一方、欠点は
・めちゃくちゃ重い!40キロ近くあるので一人での移動はほぼ不可能!
・家ではマスター0.7位が限界である。(自宅用域での音量調整幅が狭い)すぐ爆音!
・ライブハウス常設アンプ、スタジオ常設を経て中古市場に流れる個体が多いのでそれなりに
メンテやレストアが必要なことが多い。
・bias調整機能の裏返しとしてきちんと調整されず、且つ爆音環境での使用では部品の焼損や
トランスの不具合が発生。
the_twin copy
回路図に色々と書き込んでいますので一旦拡大表示させてから右クリックで
画像を保存して、画像ビューアで拡大して見てください。

・クリーンチャンネルは12AX7を使い2段増幅。
・ドライブチャンネルは4段増幅。
(オールドマーシャルはプリ部3段増幅。一方、改造マーシャルやブティック系
ハイゲインアンプは5段~6段増幅で各増幅段にパッシブトーンフィルターの切り替えなどをピンスイッチで行い音色にバリエーションを持たせている。
余談ですが昔、12AX7の多段プリアンプを自作し色々と実験した際、少ない段数で格段のゲインを目一杯取ると、音がグシャッと潰れ艶、ハリも失われますが、多段でそこそこのゲインを乗せていくほうが非常に美味しい帯域を出せ、マスターヴォリュームをかなり絞っても良いサウンドが出せました。

sw1.jpg
さらに出力を100W/25Wとスイッチで切り替え可能。これの仕組みは電源トランス2次側のつなぎ方をスイッチで全波整流から半波整流電源トランスの2次側をタップで半分に切り替えること(訂正します)でプレート電圧を470Vから半分の235Vにシフトさせています。連動してグリッドへのC電源もバイアス電位が浅い方向にシフトしています。

肝心の音の変化のほうは、ゲイン5で比較した場合、ハイパワー時はパリンとした色気が魅力の正統派6L6サウンド。一方、ローパワー時では6V6を思わせるレイドバックしたイナタイサウンドでこれがまた使えます。私は晩ご飯後のマッタリとした時間にこのサウンドでjimi hendrixの”Born Under A Bad Sign”を弾くのが大好きで、オールドフェンダーが1台ポツンと置かれたテキサスの酒場の片隅を想像しながら、、、行った事はないんですがね~、jimiがレコードプラントやオリンピックスタジオに残した膨大なセッションの中にはおそらく小さめのフェンダーアンプを目一杯ドライブさせたんだろうなと想像させる音源がたくさんありそういうのを再現させるために色々と愛機をいじるのも楽しいものですね。

各真空管の配置図とそれぞれの役割について続く、、、




コメント

  1. my6350 | URL | YIJt6s5o

    Re:Fender The Twin 赤ノブ その2

    こんにちは。「赤ノブ」情報を検索していたらこちらがヒットしましたので拝読いたしました(^^)。1つだけ気になりましたのは黄色文字の所で「半波整流」ではなく、電源トランスの一次コイルを中間タップに切り替えている(=電圧が半分になります)方式だと思いました。マランツのプリメイン1070ではこの逆で、40Vx2の電源トランスから(中間タップを使わずに)+86Vを得る方式になっています。※ただし、絶対に違うから書き直せとか、そういう意図ではありません(^^)。

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:Fender The Twin 赤ノブ その2

    my6350さま

    ご指摘ありがとうございます、おっしゃる通りの動作ですね私の早とちりでした(*^_^*) この赤ノブというアンプはある程度の音量を出しますととにかく素晴らしいサウンドになります。100w/25w切り替えの25wの方は特にサザンロックのCDに出てくる枯れた素晴らしいトーンです。80年代初期のアンプでボリュームポットなどが基盤直付けのタイプですので車に積んでガタゴト運搬しますとハンダクラックが発生しやすいという欠点が玉にきずです。

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