ラジオ(チューナー)で音楽を楽しむの巻

2013年01月09日 23:14

・年末息子の部屋のクローゼットからパイオニア全盛期のステレオチューナーTX8900Ⅱを発掘、そういえば何年か前にオークションで入手したままほったらかしでした。せっかくなのでパイオニアとトリオ並べて使うことにしまして分解、ケースは洗浄して磨き上げました。この機種はpioneerが自社で独自に開発したicが使われていてどうやらそれが故障しているのか?帯域のワイドナロー切り替えやマルチパススイッチとかの信号制御がうまく働きません。また、サービスマニュアルも未入手ですしSSGとかの信号発生器もないし自分の技術では修理は難しい状況です。とりあえずAM(MW)はきれいに入るので感度調整だけして設置しました。
89002.jpg

右のTRIO KT-1100ではAMのループアンテナの性能が素晴らしく感度がとても良いんですがそれに比べるとちょっと感度、選択度のキレ共に甘い感じがします。いつかちゃんと調整してやりたいと思いますがこういう昔のチューナで聞く音楽番組が大好きですね。音楽だけでなくニュースやトークでの声の深みというかリアルさというかそういう響きが素晴らしいと感じます。
89003.jpg

・パナソニックがサウジアラビアやアメリカで出している短波ラジオ付きのモノラルラジカセの中古をオークションで買い自分で洗浄調整しました。短波はラジオNIKKEIやロシアや中東の音楽に必要です。FM放送は日本では76~90でそれ以外の国では90~108なのでそれを下げるために基板上のFMーOSCコイルを調整して帯域を下げます。空芯コイルなので手でコイルの間隔を狭くして(インダクタンスを上げ)行きますが、あてずっぱうだと苦労しますのでもう1台のFMラジオの局部発振コイルからの漏れ電波をキャッチ(もう1台の方の受信周波数から10.7Mhz引いた値が実際の受信周波数です)して受信帯域を決めます。あとは感度調整をして終わりですが結局海外用のコイルを無理に下げたので低い方の周波数での局の感度が上げられずに断念。先日日本橋で日本帯域用のコイルと微調整用のセラコンを買ってきましたのでまた今度1からやり直すことにしました。短波の方は自分でトラッキングと感度調整をしましたので抜群に入ります。フェーディングとノイズに乗ってやってくるパキスタンやインドの旋律はネットラジオで聞くのとは趣きが違って中々乙なものです。AM(MW)の感度調整もしましたがフェライトバーアンテナが70ミリと短いのでやっぱりSNが少々不利ですが反対に混信が少ないと言えなくもない?
RX50M112.jpg

・そこでAM(MW)で夜間世界中の音楽を聞こうと思いSONYが79年頃に出していたICF-S5という機種をオークションで入手しました。
icf-s5-01.jpg

この頃(70年代~80年代一杯の約20年間)の日本製ラジオやオーディオ製品の性能とコストパフォーマンスは凄まじいものありますがこのラジオも例外ではなく、昼間でも和歌山から名古屋の民放が聞けますし夜間では東京の民放やAFN米軍放送は強力、北海道や九州の局も綺麗に入ります。FMの感度がまた強烈ですしラジオNIKKEI短波の市況やニュースもワンタッチ選局できるので良い買い物ができました。内部を開けてみたところフェライトバーアンテナが160ミリもありビックリ!スピーカーも日本製でマグネットが大きくAFの造りも良いんだろうナ~と思わせる落ち着いたとても良い音で鳴ってくれます。メイドインジャパンの底力恐るべし!以前、ICF-2001DやICF-PRO70とかのシンセサイザーチューナを持っていたのですが手元に残ったのは全てアナログバリコン機になっています!SSG発信器が欲しいです。
icf-s5-02.jpg




コメント

  1. イトーさん | URL | -

    初めまして

    当方、ストラトの呪いにかかって40年、左弾きのストラト使いの地味で変な奴、イトーさんであります。
    よろしくお願いいたします。

    昔のチューナーやラジカセの音・・・わかります。
    私の青春は、ソニーのSTUDIO-1980Ⅱとともにあります。
    後に、パイオニアのコンポを叔父にもらい、それら2台は長い間、私の耳に心に寄り添ってくれた、今も忘れられない大切な友であります。
    その音には、明らかに温度と湿度があり、私の意思にダイレクトに応えてくれるものでした。
    現在の普及型のオーディオやラジカセとは、全く違います。
    ブログを読んでいて、当時の思い出、空気の感じ、あの音この音・・・一瞬で沸き上がってきました。

    これからも楽しみに読ませていただきます。

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:ラジオ(チューナー)で音楽を楽しむの巻

    イトーさん,初めまして。

    同年代の御方からの実に感慨深いうれしいコメントをありがとうございます。ソニーのSTUDIO-1980Ⅱは初めて知りました。こういった名機が存在したんですね。私はAIWAの短波ラジオがついたラジカセを75年に買ってもらいまして最初は深夜放送(MBSヤングタウンやFMの番組)を録音するのが楽しくて仕方ありませんでした。

    そのころに洋楽を聞きだし刷り込まれたせいなのかボブディランやジョンリーフッカーなどは今でもハイファイオーディオで聞くよりもAMラジオやモノラルテープ録音のラジカセで聞く方が遙かにグッとくるのです。

    パイオニアのトータルコンポ全盛期は本当に凄かったですね!その後バラでそろえるのが流行りだしサンスイのアンプ、デンオンのターンテーブル、トリオのチューナー、ダイヤトーンのスピーカーなんかとても買えるようなレベルではありませんでした。幸い今はオークションという夢の玉手箱がありますのでコツコツと集めては自分で整備するという楽しみもあります。

    イトーさんもおっしゃるようにあのころの製品は良い音に対してのコストは無制限に掛けられていました。昨今のワンチップ集中制御も合理的なのでしょうけど70年代設計のディスクリートで組んだラジオは本当に良い性能です!

    真空管の業界もギターアンプのお蔭でハイエンドオーディオの世界にも飛び火して毎年右肩上がりの伸びを見せているそうです。かつて日本やドイツ、アメリカで使われていた製造ラインがそのまま東欧や中国で活躍とか、、、これはうれしい誤算ですね!実際、マーシャルなんかですと世界一の松下の真空管は別格ですが普段使用するには中国製の真空管は素晴らしいサウンドです。

    またこれからもいろんなお話が聞けるとうれしいです!

  3. なまず | URL | -

    Re:ラジオ(チューナー)で音楽を楽しむの巻

    ご無沙汰してました。会社の倒産等でドタバタしてたのねんwww

    パイオニアステレオチューナーTX8900Ⅱは18才(38年前)の時に買いました。アンプもこのシリーズでプレーヤーもパイオニアでプレーヤーのみ今でも現役です。
    スピーカーはダイヤトーンDS-251MKⅡでした。
    朝晩ジミヘンをガンガンかけてたら大家に怒られましたwww

  4. なまず | URL | -

    Re:ラジオ(チューナー)で音楽を楽しむの巻

    8800だったかも!?

  5. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:ラジオ(チューナー)で音楽を楽しむの巻

    なまずさん、こんばんは、会社!大変だったんですね、どうか今後のご進路がうまくいきますようにお祈りします。

    8900Ⅱシリーズで統一とは流石ですね!私の時代はサンスイのAUアンプやデンオンのプレーヤー、ダイアトーンのスピーカーとバラバラに揃えるのが主流になってきた時代でしたが今はオークションがありますので昔買えなかった物をコツコツと揃えていく楽しみは中々良いものですね。

    TX8900Ⅱは受信性能はTRIOには及びませんが音質が柔らかくてとても聞きやすくてAMの受信音なんかのフィルター設定はこちらの方が好みです。これでABCのラジオ寄席を聴くのがナントもまた最高です。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://castman.blog64.fc2.com/tb.php/259-f37b7e5d
この記事へのトラックバック


最新記事