・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

2014年02月08日 00:52

・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

真空管を差し替えて弾いてみました。上はこのアンプについてきた90年代製と思われるロシア製の6CA7。下がチェコスロバキア時代、おそらく80年代のTESLA製のEL-34です。1980年頃から主に日本橋のショップで真空管を買っていましたが、アメリカのシルバニアの6L6GCやドイツのシーメンス、フィリップス、チェコのTESLAのEL34等は大体ペアーマッチで3000円位で買えました。
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TESLAは本来、カッチリとしたクリアな音像が特色でこのアンプでも若干高域が暴れすぎかなという位元気なサウンドです。一方の6CA7では太いミッドレンジにタイトな低域、絶妙な倍音でこのアンプにはこちらの方がマッチします。
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このアンプバックパネルに出力管をEL34にした場合と6550にした場合にそれぞれ最適なバイアスにシフトさせるスイッチが装備されています。6550にした場合はグリッドの電位がより深い方にマイナス10ボルト程シフトします。そして、パワー管4本とフェイズインバータ管のヒーターに100オームのハムバランサーが付いています。入力のシールドを抜いて、マスターボリュームを絞り切ってスピーカーからのハムノイズが最小になる位置にセットしますがやってみると効果は絶大ハムノイズはほとんど聞こえないくらいに。こういう機構はリージャクソンさんの職人魂がチラッと見えて中々イイな~。
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そしてこのシフトスイッチ。ミッドハイの出方が調整できます。1と2はドンシャリ。3はバランスよく王道ハイゲインで良い感じに、4と5でミッドハイがググッと前に出てくる改造マーシャル独特の押し出し感。これも中々関心しかり!良いアイデア、サウンドの味付けが素晴らしい。イイ職人だなぁ!
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愛機、ハスキーな倍音が素晴らしい黒い'69ストラトキャスターでギターのボリュームを5、フロントピックアップで素晴らしいクランチサウンド!アンプのプリとゲインは2時方向。ギター側のボリュームを10でハイゲインリードサウンド。アンプのゲインはストラトでもこれ以上上げると歪み過ぎて頭が潰れてきます。かなりの余力、素晴らしい。
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さらに、このアイデア!小音量でも倍音タップリに。リージャクソンさんイイ職人です!ほぼ新品だったこのアンプ、時とともに良い感じに鳴りだしました。値段が激安だけにこれだけ良い音で鳴ってくれると満足度200%!このアンプのシリーズで発売されていた4発のキャビネットがこのクラス最重量の47キロもあるそうで,,,現行品で一番重くて頑丈なORENGEのキャビネットの45キロやボグナーの42キロを凌ぎます。良いなぁ~欲しいなぁ~ストレートキャビ!サーチ中!
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コメント

  1. たけ | URL | DexK2noU

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    こんにちは。やはりハイゲインは重量級キャビが宜しいみたいですね。
    ストレートではありませんが、Englのキャビも50kgとヘビー級で評判も上々だそうです。
    先日デジマートに同じアンプが7万円代で出ましたから、はやりかなりお安く良い物を入手されたようですね!

    ところでハムバランサーですが、アンプ側はハイゲインの状態で効果があったのでしょうか?以前Marshall JCM800の現行品でハムバランサーを弄っても全く効果を実感できなかったのですが、どんなものなのでしょうか。。

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    たけさん、こんばんは。先ほど尼崎でテデスキトラックスバンドを観てきまして今帰りました。ノンエフェクト、スーパーリバーブにSGのみ!素晴らしいギタープレイを堪能してきました。

    キャビネットですがORANGEがイケベ特注で黒いトーレックスの渋いのを出しておりました。そうですか、Englは未体験ですので一度試してみたいです。来年時期はまだ未定ですがニューヨークに行く予定がありますので方々見て良いのがあれば持って帰るというのもアリかなと考えています。でもそう簡単には良いモノが安くとはいかないかもしれませんね。

    ハムバランサーですが私が試した状況は、インプットショート、ドライブチャンネル、プリもゲインも14時方向、マスターは0です。ハムバランサーは非常に効果的に働きました。試しに先程、ド素人の次男にも回して調整させましたが私同様に調整できました。以前オーディオの真空管アンプでハムバランサーを入れたことがありましたがギターアンプでは初めての経験でした。真空管の適材適所の差し替えによるサウンドの変化もドライブチャンネルで弾いてすぐに差が分かるくらいとても効果的に行えました。以前、ギター雑誌のライターもしていたことがありまして、依頼されてプリ管やオペアンプのブランドや型番弾き比べの総評を書いたことが懐かしい思い出です。

  3. たけ | URL | DexK2noU

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    こんばんは。デレクのスライドは絶品ですね!僕がスライドバーをやると耳を塞ぎたくなるほど酷い事になりますwどうやらセンスが無い様です。。

    ORANGEの黒はオークションでも何度か出ておりました。ニューヨーク行羨ましいです。ギターセンターにも行ってみたいなぁ。

    バランサーはVolゼロでの結果なのですね。参考にさせていただきます。やはりノイズが減るとそれまで聞こえなかった成分が耳に入ってきますよね。
    それにしましても雑誌のライターもされていたとは凄い。

  4. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    いえいえ、もう10年は前の話です、今はもっとすごい方々がネット界にいらっしゃいます。

    バランサーの調整法は残留ハムなのでリージャクソンの方法をそっくりまねました。非常に効果的です(笑)VL1002はマスター0でも若干音が出ます。

    来年うまくいけば下の息子が大学に入り我が家から出て行き、夫婦二人だけになりますので年に1度海外見て歩きをする計画です。ちょうど来年は銀婚式に当たるので、ジミヘンの行きつけだったニューヨークのマニーズで記念に何か1本買ってこようと思っています。

    今度は4月5日のジェフベックに行ってきます(笑)また、チャーの実家で練習するんでしょうね!

  5. ちょっとしたジミヘンファン | URL | iq01hQ1g

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    こんにちは ちょっとしたジミヘンファンです。

    ニューヨーク旅行なんて素敵ですね。
    ただ残念なことにもうマニーズはありません。

  6. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    ちょっとしたジミヘンファンさん

    ありがとうございます、そうなんですか!知りませんでした、廃業ですか?
    残念です、(>_<)

    調べてみたら2009年に閉店したんですね!行ってみたかったなぁ~、タイムマシンがあったなら、69年のヴィレッジに行ってみたいです。

  7. KAZ | URL | n08XGfOg

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    はじめまして。
    リージャクソンのVLアンプを検索してこちらにたどり着きました。

    大変 厚かましいですが 教えて頂けるとありがたいです。

    現在 EL34が搭載されていますが 6550に交換してみたいと思っています。
    バイアスセレクトを6550に切り替え マッチドクアッドの6550を差せば 特別なバイアス調整は不要で差し替えが可能でしょうか?

    英文マニュアルには 何となくそのような事が書かれているような気がするのですが・・

  8. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    こんばんは、はじめまして。

    VL-1002の裏パネルにあるバイアススイッチについて説明いたします。

    そもそも、6550とEL34は何ボルトを中心に増幅させるかという基準点(グリッドの電位=バイアス)がかなり離れています。

    EL34はバイアスが浅く(ゼロボルトに近い)6550はバイアスが深い(ゼロボルトから遠い)。言い換えるとスイッチを6550側にすると6550に適したバイアスの範囲に変わりますよということなので、クワッドの6550を挿して、スイッチを6550側にしてからシャーシ内部のトリマでバイアス調整が必要になります。

    6550を使う場合もEL34を使う場合もサウンドも大きく変わるし適正アイドリング電流に調整が必要なのでいわゆるバイアス調整が必要なんです。

    リージャクソンのサイトで本人が行っていますが、バイアススイッチをEL34側にして真空管を6550を挿した場合はプレート電流が流れ過ぎて”メルトダウン”しますので注意が必要です。

    VL-1002で自分でバイアス調整をする場合にはグリッドを何ボルトに設定するかではなく、無音時にパワー管にあらかじめ何ミリアンペアのアイドリング電流を流しておくかということを把握する必要があるので、パワー管のカソードとアース間に1Ω2Wの抵抗の挿入が必要です。このあたりの改造は当サイトでVL1002やデラリバ2、ヤマハソルダーノなんかのアンプで何度も紹介していますので参考にチャレンジしてみてください。

  9. KAZ | URL | n08XGfOg

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    ご回答ありがとうごうざいます。

    自分で調整を行うには少し知識不足ですが よく分かりました。
    現在 使われている方も少ない貴重なアンプなので 大事に使っていきたいと思っています。

    これからもブログ更新楽しみにしております!

  10. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    私がこのアンプで気に入っている点ですが、後にリージャクソンブランドで出たアンプには搭載されなかったリバーブがついているところと電源トランス、出力トランス共に非常に良いものが使われているところです。
    欠点はイルミネーションランプが6.3Vのヒーターと共有電源なのでインピーダンスの高い電球というものの影響で音に影響があることです。私のアンプはこのランプをスイッチでオンオフできますがオフにした場合は明らかにおいしい倍音が増えてきます。どうしてもイルミが要る場合は内部配線から適当な電圧を3.3Vまでドロップさせて高輝度LED等に置き換えると良いと思います。

    このアンプのイコライザーはポストイコライザーでかなり効きが良いため要らない帯域を削る方向で調整しますと使いやすいともいます。フリーケンシースイッチを2にしてトレブルミッドを半分からチョイあげ、バスを3.5くらいでオールドマーシャルのような素晴らしいサウンドにできます。この時、EL34でバイアスは少し深めに調整すると絶品のマーシャルサウンドです。サイトでもやっていますが、プリ管の配置選別でもかなりサウンドが変化しますので腕の見せ所です。楽しんでみてください。

  11. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Ampeg VL-1002 リージャクソン改造マーシャル#5

    このアンプの重要な機能であるフリーケンシースイッチですがこれはトレブルコントロールのカットオフ周波数を切り替えてアンプのキャラクターを変える仕組みです。

    1はドンシャリ、2がマーシャルと同じ定数、3がミットブースト、4と5はさらにミッドローが前に出てきます。私の好みは2か3で、このアンプはイコライザーの効きが良いのでパラメーターは余分な帯域を削る方向で調整し、プリアンプとゲインのつまみは同じ定数で上げ下げする方がわかりやすくで良いと思います。

    フェンダーの名器赤ノブツインはこのプリアンプとゲインのボリュームは2連にして完全シンクロさせております。一見、3ヴォリュームは調整幅が広いように思いますが、実際にはつかみどころが難しいと感じることが多く、2連シンクロでは粘りが出すぎると感じた場合のみプリアンプつまみ側を下げればトーンのディテールがハッキリします。

    ちなみにフリーケンシースイッチを切り替えた時のハイパスフィルタのカットオフ周波数は1=2893Hz 2=1354Hz 3=636Hz 4=289HZ 5=192Hz となり段々と低域まで通す設定です。

    このアンプでは格段のカップリングにドイツのwima製のポリプロピレンコンデンサが使われておりますがこれを自分の好みで色々と変えてみると定数は同じでも特に倍音のニュアンスが大きく変わります。私も暇ができたらちょっと試したいアイデアがあるんで実践してみます。

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