・VHT Pittbull 45 Model C-5084-TW メンテナンス 2

2014年07月02日 23:31

・AYさんからタイムリーな情報を頂きました。'98年リットーミュージック刊、アンプブックの中に増﨑さんご本人によるアンプレポートが掲載されていました。早速、本棚の資料を引っ張り出してみると,,,ありました!AYさんありがとうございました!
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・当時の価格、¥325,000 結構なお値段だったようですが、次のページの広告にはBogner Mojo66というコンボが¥630,000とあります。いったいアメリカ本国でのお値段はどれほどだったんでしょうか。
この本が98年の発行で私が購入したアンプも98年製、ということはもしかしたらこのムック本の企画が縁でご本人が気に入り使うようになったのかもしれません。記事はモノクロなのでト―レックスの色までは確認できませんが、もしかしたら16年前の本に写っている個体が今うちにあるものだったりして。
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・70年代の中頃にメサブギーがフェンダーの発展形として出てきて、80年代の初めにポールリベラがフェンダー内でさらにチャンネルスイッチングを駆使した多段プリ型の一応の完成を見せ、その次の世代に当たるのが今回のこのアンプなんだと思います。うちにあるTHE TWINとの違いは特にドライブトーンの乾き具合が半端でない!事でしょうか。
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・VHTの感心するところは、トーンをどのようにセッティングしてもギターの美味しい帯域が出ているところです。高域、中域、低域、それぞれの足したり引いたりの帯域の動かし具合というか、うまく言えませんがギターアンプって広帯域では良い音は決してしないんですが、かといってナローバンドでもダメ、結局、出さなければならないところをいかに狭くきっちり出すか,,,なんだと思います。
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・真空管のレイアウト。右奥のシールドケース付きの物が1stステージで以後順番に段数を重ね、右手前がリバーブのEL84 その左がフェイズインバーター。左奥の物が整流管のGZ34です。パワー管の頭に制震ダンパーがバネで固定されていてナイスアイデアです。スピーカーはセレッションのVINTAGE10インチ 16Ω 60Wを2つパラレル接続で使用しますのでトータルインピーダンスが8Ωの耐入力120Wとマージンを見た値になります。
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・分解して基盤を見ていきましょう、残念ながら80年代までのポイント トゥ ポイント配線ではありません。スイッチングにフォト・カプラー(LDR)が多く使われています。基盤直付けのポット類がシャーシに止められているタイプです。基盤は老眼にはつらい集積度(>_<)、メンテがやりずらい!一部両面実装で基板上にパーツナンバーがシルク印刷されているのが助かりますが残念ながら現時点ではオフィシャルの回路図が未入手です。回路図の在処をもしご存知でしたら教えてください!
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・現状で不具合は一切ありませんがざっと見てやばそうなところを再ハンダしました。製造後16年も経ちますのでゴシゴシとフラックスを除去して腐食予防も。そろそろベッタリきていたためすっかり綺麗になりました。リージャクソンさんも自身発表のメンテDVDでゴシゴシやってましたが、あのジャクソンさんが使っているクリーナーが入っている容器!(プッシュポンプ式)あれ良いですね、アメリカだとああいう製品があるのかな?
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このクリーナーです。
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・ギターアンプの故障の原因ナンバーワンは運搬中の振動によるハンダ割れとパーツの固定不良による断線、ハンダ割れです。ポットも増し締めしますがコツはしめ過ぎないことです。かなり緩んでいました。スピーカーの固定ネジやキャビネットの筐体ネジもしめ過ぎないことがコツで音が変わります。ネックのボルトを締め過ぎるとネックの鳴りが変わってしまうのと似てますね。私がやっていますキャスティング競技のリールチューンも同じでネジのしめ加減がとても仕上がりを左右します。
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・下の息子の試験期間中なのであまり本チャンでは鳴らせませんがストラトで弾いてみました。ニヤケテ仰け反るほどのMojoトーン!シフトスイッチ、ブーストスイッチ良い仕事しますね!ギタリスト冥利に尽きるトーンですね!

次は測定編とバイアス調整へ~
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