・VHT Pittbull 45 Model C-5084-TW BIAS調整とプリ管チューニング

2014年08月19日 21:41

・測定器を引っ張り出してきて行ってみました。CLASS Aでは自己バイアスですのでCLASS ABでグリッドバイアスを調整します。1khzのサイン波をノーマルチャンネルに入力。スピーカーを外して代わりに16オームのダミーロードに接続してその両端をオシロスコープで読みます。
IMG_002412.jpg

・グリッドバイアスを深くし過ぎるとご覧のようにまともに増幅しない波形に。
V45BIAS001.jpg

・少しマージンを見て-15V付近に合わせました。綺麗にスィングした波形。
V45BIAS002.jpg

・CLASS ABでの測定値 プレート418V グリッド-14.8V
・CLASS A       プレート377V  グリッド 0V カソード12.4V
vh004522.jpg

・出力管の調整が済んだところでプリアンプの音色チューンに。プリアンプの真空管を選別差し替えてサウンドを模索します。真空管の配置は前列右端から1ノーマル・ドライブ両チャンネルのヘッドアンプ。 2ドライブチャンネルの2段目、3段目の電圧増幅。歪の質と量が決まる真空管です。 3センドリターン送り出しとミキシング。 4後段右から2本目が位相反転段(フェイズインバータ)。
IMG_002408.jpg

・先ずは1本目と2本目の真空管をとっかえひっかえして好みの音質の物に差し替え。1段目に高ゲイン選別品を持ってくると中低域が膨らんでキレが悪くなります。私は感度が良いがキレもあるものをチョイス(ドイツSIEMES)。 2番目はゲインがあって倍音が豊かになるものを選びました。ゲインは上がるがボトムもタイトじゃなくなるようなソブテックやグルーブのハイゲインものはパス。ユーゴスラヴィア産の物をチョイス。後は上記二か所の選別に漏れたものから好みの音質になるように3本目とフェイズ段のを選びます。
IMG_002405.jpg

・一番ドライでミッドがジョリジョリなCS69年ストラトキャスターを使って選別。
IMG_002407.jpg

・画像のようなかなり歪ませるセッティングで弾き比べて選別を行います。
IMG_002411.jpg

・他のアンプ達とかぶらない手持ちの中からの選別でしたが、当初買ってきたままのアンプのゲインがメモリ2.5位は確実にゲインが上がりました。初段が70年代SIEMENS、 2段目がユーゴスラヴィア、 3つ目がオランダフィリップス、フェイズがグルーブチューブ選別チャイナとなりました。シングルコイルのストラトキャスターでもかなりゲインがあって且つさらに枯れた倍音豊かなアンプになりました。真空管もただ買ってきて差し替えるだけでなく適材適所を知ればこんなに変わるのかと!驚くこと請け合いです。
IMG_002405.jpg


コメント

  1. AY | URL | -

    真空管に適材適所がある事を知ったら、
    Marshallや自社で真空管を扱うメーカーが
    同じ型番の真空管を
    それぞれ役割の違う場所に入れてる事に
    すげぇ違和感を感じるよね。

    アンプの本当のサウンドを
    引き出せてないというかね。

    やっぱり自分の耳で試さないとダメですね。

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・VHT Pittbull 45 Model C-5084-TW BIAS調整とプリ管チューニング

    確かに同じECC83であっても球そのものが持つゲインや音色の個性がいろいろあって、それも使っていくうちに最初とは変わってきます。好きなサウンドというのは人によってそれぞれですので今使っている多段プリの球配列を入れ替えるだけでも差を楽しむことができるので一度チャレンジしてみれば面白いと思います。

    80年代の最初の頃は12AX7=ECC83等は70年代の新品でSIEMENS,PHILIPS,松下が1000円くらい、RCAやSILVANIAは1200円くらい。テレフンケンのNOSやレイセオンなんかはかなり高かったと記憶しています。

  3. AY | URL | -

    真空管で音量が随分変わったりしますね。
    歪みやすい管ほど音量が大きかったり。
    高域がキツかったり。
    スパイラルフィラメント仕様の真空管は
    MID LOW寄りのサウンドだったり。

    自分の知り合いはVHT PITBULL classicの
    パワー管にシーメンスのEL34を入れてました。
    KT88だと現行の真空管なら、
    タングソルが鉄板みたいです(笑)

  4. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・VHT Pittbull 45 Model C-5084-TW BIAS調整とプリ管チューニング

    なるほど色々と銘柄と構造でもサウンドが変化するんですね。JJなんかは新品時は非常にタイトで硬すぎる印象ですが長持ちします。ながく使うに従い適度にカドが取れて美味しい倍音がたっぷり出ます。

    KT88とEL34だとヒーター電力とかバイアスがかなり違うので単純な差し替えだとまともに鳴らないでしょうね。

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