・Fender Deluxe Reverb Ⅱレストア 2

2014年10月17日 23:51

・とにかく汚れとホコリとヤニの匂いが凄いのでキャビネットとグリルは浴槽の湯に浸けて洗います。
IMG_2890.jpg

・特にグリルクロスの黄ばみなどは湯に浸けるとよく落ちます。
IMG_2891.jpg

・次に外装金属パーツのサビを落とし、メッキ層まで食い込んでいないサビ、スティール部分まで浸食したサビ、色々ですが軽いサビはメッキを残すように番手の細かいディスクで研磨。最後にバフをかけるとピカピカになりますが今回は仕上げ用ディスクまで。
IMG_2913.jpg

・仕上げた後は全体にシリコンスプレーを吹いておきます。
IMG_2901.jpg

・アーキュトロニクス社製リバーブ、全く動作しません、断線してスプリングがカバーケース内に飛び散っていました。
IMG_2892.jpg

・スプリング取付基部が破損していたのでなんとか自作して修復、きれいなリバーブが掛かるようになりました。
IMG_2894.jpg

・レストア必携三種の神器、カーケミカルのオレンジオイル入りクリーナーこれは優秀、汚れ落としと艶出しが同時にできます。中の2本は脱脂洗浄用の溶剤。最後がKUREの接点復活材。接点復活材はもっと高額なものが沢山出ていますが基本的に界面活性剤、有機溶剤、酸化防止材ですので同じです。要は使う箇所に極小最小限の吹付け、塗布が一番重要です。
IMG_2925.jpg

・前述の接点復活材は界面活性剤と有機溶剤を含みますのでシャーシパネルや基盤のサビ、汚れ落としに非常に有効です。
IMG_2898.jpg

・シャーシ表面やトランス類の汚れやさびも綺麗に取れました。
IMG_2902.jpg

・ジャックなどの表面も接点復活材を着けた歯ブラシで磨きます。油性なので汚れやさびが溶け出します。少々大目に使っても溶剤なので揮発します。
IMG_2899.jpg

・同じように真空管の足とソケットの電極を接点復活材で磨きます。余剰部分は最後に拭き取り、次に各種ボリューム内部やプッシュスイッチ電極部分に極少量吹付けてグリグリ回します。到着当初、真空管ソケットとボリュームポットの接触不良から恐ろしく馬鹿でかいノイズが出ていましたが皆無になりました。
IMG_2903.jpg

・とりあえず真空管類を装着します。このアンプ、1982年製のデラリバ発売初年度のもので基盤は完全なハンダバージン、真空管はプリもパワーもRCA製のプラックプレートが付いていました。スピーカーはオックスフォード製のアルニコスピーカーですがもう少しガツンとした低域が欲しいところです。
IMG_2904.jpg

・基板上のハンダクラックをチェックしてとりあえずレストアは完成。ピッカピカの完璧な仕上がりです。うちにやってきたアンプはどれもみんなピカピカでコンディションも完璧に仕上げてあります。
IMG_2906.jpg

・おそらく長い間電源も入れられず放置されていたのでしょう、組み上げ直後は細い細い蚊の鳴くような頼りない出音でしたが野外での爆音音出しを含めて自宅ではアッテネータを使用した過負荷運転を毎日毎日行ったところ現状で素晴らしいジョリジョリのサウンドに変化してきました。 次回は基板上のコンデンサ類のレストア、定数変更、バランス型バイアス調整機構の増設、3ポジションスタンバイスイッチの取り付け、スピーカーの換装と続きます。スピーカーはちょっとピンとくる機種がありまして海外から取り寄せ中ですがあっと驚くベストチョイスになるはずです。

この80年代初期にポールリベラが在籍時に設計された”Ⅱ”シリーズ、同じ6V6GTでも"Princeton Riverb Ⅱ"だとドライブチャンネルでリバーブが効きませんしワンランク大きい”Consert Ⅱ"や"Twin Reverb Ⅱ"だと出力管が6L6GCになり必要のないエフェクトのセンドリターンが付いてしまいます。以上の理由と6V6GTの歪が欲しくて”Deluxe Reverb Ⅱ”をサーチしてました。ブラックフェイスにシルバーグリル!グッドルッキン、良いですねクリーンもドライブも!スピーカー変えてプリ部をちょこっと触ったらこれは最高のアンプになります!非常に楽しみですね。
IMG_2923.jpg

・アンプが増えてきましたのでオーディオ棚の下に収容棚を作ってみました。電源も配置。この棚類は天井裏に梁を増設してそこから吊っていますので頑丈です。
IMG_222908.jpg

・ウーン、マンダム上手くいきました。
IMG_222910.jpg


コメント

  1. イトーさん | URL | -

    良いですね~

    お見事です!
    うちのBlues Deluxeもお願いしたいところです。

    右奥のDXも良いですね~。
    手前のVOXワウは、例の自慢の逸品ですな?

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Fender Deluxe Reverb Ⅱレストア 2

    イトーさん、このアンプ、メンテして直ぐに野外で動画を撮ってみたんですが、それ以後も毎日弾いていましたら音が凄く良くなってきました。具体的にはバサバサしていたミッドハイが倍音たっぷりの小音量でもフィードバック、ジャギジャキの枯れた倍音感が物凄く出てきました。やっぱりアンプは毎日通電していないとだめですね。今これのスピーカーをアルニコマグネットモデルでチョイスしようと色々とオーダー入れています。 これのもう一つビッグサイズ、consert Ⅱも手に入れたくなってきました。

    イトーさんのBlues Deluxe同様、このアンプもマスターを絞った小音量では鳴ってくれませんのでアッテネーターの仕様がベストです!アッテネータもhotplateはダメで合いません、トランス式のDM-05がグッドです!リベラも素晴らしいです!なかなか組み合わせの妙があって面白いですね!

    ワウは例のNAMMショー出品手作り10台モデルで色々とトランジスタやパスコンなど種類や定数を弄ってあります一般に出回っているVOXよりもペダルの開閉角度が大きく作られていて、その全域でエフェクト音が変化する中々の代物です。VOXのハンドワイヤリングモデルも個体差があるのかなと思い方々の楽器店で試してもみましたがどこで試してもあれはダメですね、先ず音が細いし泣きが乏しいです。やっぱり確信してますがアンプと違ってFUZZやワウはプリント基板でないと美味しい狭帯域にならないんですね、FUZZはユニバーサル基盤やラグで作ると要らない倍音や帯域が出過ぎて絞った時に枯れた感じが出ません。なかなか奥が深いです。

  3. イトーさん | URL | -

    そうなんです

    Blues Deluxeは、ある程度の音量を出さないと、やる気が出ないんです。
    以前所有していたBlues DeVille410は、やはり音量を出さないと、やる気が出ないアンプでしたが、クリーンで小音量(家で弾けるギリギリの音量)で弾くと、泣きのトーンが出てました。
    あれは、良いアンプでしたが、やはりライブで使うとなると、私の演奏環境には大きすぎるので、手放しました。
    かの塩次伸二さんも「おぉ!これがあるならワシのツインリバーブはいらんな~」と言って弾いてくれました。亡くなる半年前の事です。
    やはりトランス式のアッテネータですね。
    何となくそんな気がしてました。

    ワウは、やはり狭帯域と言いますか、レンジが絞られたワウの方が、吠えて泣いてくれます。
    それに、「いくぜ!」と言うときにゲインを上げても食いついて離れない、エロさがありますね。
    その点、SRVのワウは私の理想ですね。
    私のは、見た目の定数は弄ってないんですが、カーボンコンポジション抵抗のハゲしい誤差を利用しております(笑)。
    VooDoo Chileのイントロでは、クッココカケッキッ!と言ってくれます(笑)。
    シンプルなだけに、奥が深い愛すべき厄介者ですね。
    困ったもんです(笑)。

  4. イトーさん | URL | -

    連投すんません(汗)

    今回のDeluxe ReverbⅡ、やはり私が思うに音の早いスピーカーが合うような気がしてます。
    JBLとかで鳴らしてみたいなぁ~・・・。
    え?発想が古くさい?

    いや~、マンダムのブロンソンさんには、とてもかないませんな(笑)。

    あ、アゴに何かついてるよ・・・

  5. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Fender Deluxe Reverb Ⅱレストア 2

    Deluxe ReverbⅡ、毎日、毎日弾いていたらドライなサスティンで音が伸びるようになってきました。これだから中古のアンプの試奏ではほとんど実力が掴めないような気がします。

    JBLですか!EVも同系列、私は逆にレイドバック思考でアルニコマグネットスピーカーにします(^'^) 現状はオックスフォードのアルニコです。ジェンセンだと音が軽くて今のと変わらないし、やっぱりセレッションゴールドが一番だと思っていたら、思わぬところからSCUMBACKのSCUMNICOが出てきて~この2機種、中域前後がトロトロ絶品のドライハーモニクスです。どっちにしよう、どっちも買うかな。

  6. イトーさん | URL | -

    おぉ~!

    中域トロトロって、いいですね~(笑)。
    この際です、両方いっちゃいましょう!
    って言うか、羨ましくて目眩がしそうですな~。

    私のも、毎日弾いてますが、やはりライブ音量で鳴らしてやらないと、かわいそうになりますな。

  7. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・Fender Deluxe Reverb Ⅱレストア 2

    ブルースジュニアシリーズやホットロッドシリーズというのはかなり大きな音で鳴らさないと良い音で鳴らないんですが、これに真空管を1本(正確には12ax7の半分だけ使う)マスターボリュームの前段にゲイン補正という増幅段を設けると小音量でも良い音で鳴るようになるようです。これはカソードフォロアー(電流増幅)じゃなくて、増幅度を小さく抑えてカソードにバイパスコンデンサが入らない段をもう一つ設けると良いと思います。すでにフェンダーでは入っているよという場合でももう1段軽く電圧増幅で持ち上げると小音量でとっても扱いやすいアンプになるようです。

    ブティック系ハイエンドアンプってフェンダーのように製品化するときの価格設定の上限がないのでそれこそパーツのクオリティーや構成にも贅沢な使われ方がされるようです。

    で、早い話、デカい音を出さないと良い音しないアンプはアッテネータで過負荷をかけるといとも簡単に素晴らしい音で鳴ってくれます。このデラリバⅡも深夜のベッドサイドでもアッテネータをかましますと倍音ギチギチのサウンドです。

  8. イトーさん | URL | -

    やっぱり・・・

    私にはもう少しアンプの勉強が必要です。
    現段階での改造は、難しい・・・。
    しかし、おぼろ気ながらおっしゃる事は理解できます。
    良い情報をありがとうございます!

    が、しかし、アッテネータは、とても欲しいです!
    いや~、まいった(汗)。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://castman.blog64.fc2.com/tb.php/341-c24169b0
この記事へのトラックバック


最新記事