・Fender Deluxe Reverb ⅡStandby Switch & DC balance Bias機構の取り付け 3

2014年12月04日 21:13

・The Twinの黒ノブ化で使用したシルバークロスが余っていましたのでDeluxe Reverb Ⅱのグリルクロスも張り替えてみました。こうして比べるとシルバーのキラキラした部分がかなり取れていたことが分かります。私はマーシャルは70年代前半のラージチェッククロス、フェンダーはこのブラックシルバーのクロスが一番好きです。エンブレムもコンパウンドで鏡面仕上げにしてみました。
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・バイアスの設定比較を行います。先ずはスピーカーの代わりにダミーロードを繋ぎます。60Ω120wのメタルクラッド抵抗を4個並列にして自作した15Ω 120wのダミーロードです。
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・グリッド電位は-34.4V~-20.9Vまで可変可能です。ブリーダー抵抗を小さいものに取り替えるとさらに浅い方向にもシフトできます。先ずはオシロスコープにつないでみますが今回のこの範囲ではクロスオーバーやクリッピングは発生しませんでした。
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・バイアス調整=グリッドの動作点=プレートのアイドリング電流。

・バイアスが深い→グリッドの電位がマイナス側に深くなる→深すぎると音に元気がなくなり波形の肩の部分が歪むクロスオーバー歪みの発生。音がペターっと平面的。プレート電流が少ない

・バイアスが浅い→グリッドの電位がゼロボルト側に浅くなる→浅すぎるとプレート電流過多、真空管の消耗早い、耳に痛い高域、パサパサと嫌な歪み

・適正バイアス→音に豊かな倍音が加わり立体感がある。かすれた倍音。あくまでも出音の良し悪しで決めるので俗に言われる最大プレート損失の何割とかの数値は無視しています。経験値では標準的とされている数値よりも若干グリッドが深めの値で気持ちの良い音色が得られることが多いと思います。
※購入当時の無調整時の値がグリッド-25.7V Ip=33mA かなり耳に痛い嫌な中高域が多く暴れ気味の音。
これを音で合わせた場合、-29V~-30V Ip=17.5~20.3mA 素晴らしい倍音と音の伸びかすれた高域!
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・左右のDCバランスも0Vに調整できます。
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・おんぼろのガビガビ、ガリだらけだったジャンク同様品が音色も素晴らしく見た目も完璧な新品同様に生まれ変わりました。今後の予定では部品の調達がまだですが先ずは、
①セレッションアルニコゴールドスピーカーへの換装!これはこのアンプにはおそらくバッチリハマると!
②現在のマスターボリューム(3段目の電圧増幅段の後ろ)をPPIMV方式(ポストフェイズインバーターマスターボリューム、位相反転段の後ろ)に変更。続いて
③variable power control (パワーMOSFETを使って出力管のプレート電流を連続可変させて出力と音色を変える)の取り付けを予定しています。こちらはVHTのSPECIAL 6 ULTRAをはじめとして他にもバイアス連動可変方式などいろんな回路が存在していて検討を重ねている段階です。
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