・50円でできるMarshall '71 100Wのゲイン調整

2015年08月29日 22:38

・過去何台も所有してきたMarshall 100wですがやっぱりこの'71年が最高です。そして不思議と100Wばかり所有してきました。あの、ビィ~ンと強烈な倍音感はパラレルプッシュプルと100Wのアウトプットトランス独特の物ですね。

さて、先日発売された分厚いMarshallアンプ解説本に興味深いことがいくつか載っていました。68年以降のスプリットカソードとかは理論的にも音が変わるのが実感できますが、70年以降の一時期に使われていたアウトプットトランスの絶縁体の違いによる差、や、各段の平滑コンデンサの値が変更されてのサウンド差などとても面白く読ませてもらいました。
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・4本目のプリ管を利用して4段増幅+バッファーとか3本だけでカスケード接続とかも過去してみましたがしばらくすると飽きてしまい元に戻しました。4段の場合はフォトレジスタによるスイッチングが不可欠だと思います。というわけでたいそうな変更を加えずとも1本50円の抵抗を数本使うだけで出音がかなり変わるイメージチェンジができます。飽きたらすぐに戻せるのもお気軽です。
まず、100Wモデルの70年代最初のモデルはNFB(ネガティブフィードバック=負帰還)量を決める抵抗が47KΩと深い値になっています。これを後年のモデルのように100KΩに変えてみると帰還量が減り、音質を表現するとキンキンした感じが減り、若干歪み感がアップします。パラレルにしていろんな値でサウンドの差を体感できますがこの47Kとか100Kという値はマーシャルらしさという点でひじょうによく考えられた値であると言えます。
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・次にプリ段数はそのままにプレート負荷とカソードバイパスレジスタの値の変更で若干ゲインアップを狙ってみますと。ハイトレブルの2段目にあたる2本目の12AX7の片側の負荷を増やしたりパスレジの値を減じたりとゲインを上げると低域がブーミーになりこの場合はカップリングコンデンサの値の変更なども必要になってしまうためボツ。

・次に初段のハイトレブル側の負荷を倍位にしてソルダーノみたいにしてみますが今度はピッキングの頭からつぶれてしまいこれもらしさがなくなり没。お手軽チェンジでサウンドは好きなニュアンスそのままにストラトでの歪を少し上げるというので、初段のカソードのレジスタを2.7kから1k前後に減じてみるとニュアンスが通りました。分かりやすく言うとヘッドルームが下がり今までボリューム6で出ていた歪み具合が4位で出るようになりフルテンもそのままツマミ2位歪みとコンプレッションが上がる感じになりました。私はkamayaのカーボンコンポジションでNFBの変更と初段を2本の抵抗チェンジのみでやってみました。最初、ちょっと倍音感が減りカーボン皮膜でないとマーシャルではやっぱりだめかと思いましたが1週間くらい毎日30分くらいの通電で見事にハーモニクスが出るようになり飽きるまではしばらくこれで行こうかと思います。
定数決めで便利なのは値決めの試奏時に、抵抗はパラレルでは数値が下がり、キャパシターはパラレルでは上がるという性質を利用して色々とクリッピングして差を楽しめるのが良いなと思います。
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