・FMチューナーとセッションする Part2 80年代の名器

2016年01月16日 14:02

・昨年の秋頃、愛用していたpioneerとtrioのFMチューナーが2つ同時に故障してしまいました。いづれも私の知識では治すことも調整することもできずトレードに出しました。代わりにやってきたのがPionner F-500というバリコン機とSONY ST-S333ESXⅡというシンセ機です。 ところで、今までは天井裏に自作のZLスペシャルアンテナを上げておりまして、これがまたゲインも指向性もバッチリの物でしたがチューナー2つに分配時のゲイン減衰を考え今回はeo光ケーブルのFM配信サービスを利用してみることにしました。天井裏の光アダプターから6つの部屋に分配される仕組みですがそのうちの1系統をFM用に配線します。基地局から周波数変換された6局分が光ケーブルで配信されています。早速聴いてみましたがシグナルメーター振り切りの信号でサウンドも申し分ありませんでした。この点、以前契約していた同軸ケーブル配信のCATV(高域の減衰が大きいように感じる)と違って音質も格段に良い感じがします。
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・最初に年末到着したSONY ST-S333ESXⅡの調整を確認してみます。SSGやオーディオアナライザ等の測定器を持たないため受信機としての簡易調整しかできませんがやってみました。参考にしたのはFMチューナーのレストアや調整の世界では超有名で親切な2つのサイトを参考にしました。ひろくんのホームページ BLUESS Laboratory このお二人のサイトは本当に素晴らしい! ”調整済み”を買ったのですがなるほど感度は合っていました。
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・FM専用機を買わない理由はきちんと設計されたチューナーで聴くAM放送の音質が素晴らしいためです。ABCの上方落語やプロ野球解説者の吉田義男さん、福本豊さんの話を聴くのは最高です。このSONY ST-S333ESXⅡというチューナーは前に使っていたTRIO KT1100と同じくAM用のループアンテナの性能が素晴らしいように思います。受信性能や指向性の設計が良いんでしょうねパルスなどの混入が少なく今まで使ってきたチューナーでも最高の遠距離受信性能です。ひろくんのホームページを参考にして買って大正解でした。AMのトラッキングが少々ずれていたのを直して最高の感度になりました。一方、メインのFMの音質はTRIO KENWOODの解像度バチバチのキレのあるサウンドに比べると若干ソフトに感じますがハイハットやバスドラの音も臨場感たっぷりでやっぱり最近のオーディオコンポとは次元の違う音ですね。各楽器の奥行き感が若干甘いように感じられますが測定器が無いので今後の課題です。
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・今年に入ってPionner F-500の格安品を購入しました。こちらはバリコン機ですが先ずこの淡いランプの光が浮かび上がるルックスが気に入りました。当初SONY 333と切り替えて比べるとFMは音の鮮度が全然ダメなのと感度もかなり落ちているようでZLスペシャルアンテナではノイズが気になります。やっぱり35年も前の機種でいろいろ悪いところだらけなのかな?という感じがしました。早速上記二つのサイトを参考にトラッキングを取りなおしたところバリコントリマの調整でシグナルメーターがグンと上がり左右の広がり感もグッと増して素晴らしいサウンドに生まれ変わりました、試しにアンプ側で同じ局を333と随時切り替えて聴き比べますがセパレーションや奥行き感はむしろこちらの方が上に感じるくらいになりました。最後にメータずれやシグナルメーターの調整をしました。
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・前に持っていた8900ⅡもAMの感度と音質が素晴らしい機種でしたが来た当初このF-500は感度が低くて放送が地元近隣局1波がかろうじて聞こえる程度。リアパネルにあるフレキシブルバーアンテナがやけに軽くクルクル回るのを見て嫌な予感がします。分解してみると”ひろくんのホームページ”でみたのと全く同じ症状でリッツ線の配線がねじれまくっています。良く見るとアンテナの可動域を制限するためのレールにきちんとパーツが乗っていないためブランブランの状態です。確認してみると線は切れていないがポリエステル被膜から導線が露出して他の線とショートしたような状態、導線補強と絶縁処理をして組み直し可動域も本来の範囲に戻りました。このアンテナの良い所は周波数の低い位置でのコイルの移動による感度調整もきちんとできるところです。高い周波数とのトラッキングを数回取りなおすと本来の素晴らしい感度と音質に戻りました。両機を比べると遠距離受信性能や外来ノイズに対する耐性、音質共にSONY ST-S333ESXⅡの方が数段上で関西からも810Khzがノイズに埋もれることなくハッキリと受信できます。
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・ランプに照らし出されるメーターも重要なファクターです。80年代から今に至るまでFMから流れる曲をギターで初見で瞬間的にコピーして合わせていくという練習を良くします。それと当時はSONYのオープンリールにエディヴァンヘイレンやマイケルシェンカーのフレーズを録りスピードを半分に落としてコピーという事も良くしました。今はiphoneで音程を下げずにスピードは自在に落とせるアプリがありますのでどんなに速いフレーズも簡単にとれる良い時代となりました。
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・NHK-FMのジャズ・トゥナイトが楽しみです。楽器の世界でもそうですが70年代~80年代初頭までのフェンダーやマーシャルのアンプは90年代以降のと違って廉価とかコストダウンとかの概念が全く見えず、70年代以前のメンテナンスを適切に行えないとまともに使えないという事も無く一番良い時代の製品のように思います。これはオーディオでも同じことが言えそうですね。
やっぱり測定器揃えて自分できちんと調整してみたいな~
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コメント

  1. イトーさん | URL | L1ch7n1I

    いいですね~

    どうも。
    先日は失礼しました。

    新しい昔の(謎)チューナーですね。
    今時のコンポ等と違い、パキパキしていない、やわらかさと湿度のある音と言いますか、小さな音量でもしっかり聞き取れるんですよね~。
    抽象的な表現しかできませんが、私も昔のラジオやコンポの音が大好きであります。

    思えば、此方への初コメントも昔のチューナーの記事がきっかけでした。


    ちなみに私のコンポは、85年製のケンウッドです。
    こいつで昔のカセットを聴くのもまた乙なもんです。

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・FMチューナーとセッションする Part2 80年代の名器

    イトーさんこんばんは、例の機械のレストア頑張ってくださいね!

    85年製のケンウッドですか!良いですね~私も丁度84年に初のボーナスをはたいて黒いkenwoodの小型フルコンポを買ったんですよ!もう、onkyoかkenwoodか迷いに迷いました。屋根の上に8素子の八木アンテナを上げて来日アーティストのliveを録音しまくっていました。

    そのころはアナログのLPを這いずり回って集めてまして、まず買ってきたらカセットに落としてカーコンポで聴いておりました。PIONNERのロンサムカウボーイです!(笑)

    80年代のオーディオメーカーはCP比の高い物凄い性能競争時代です。79800モデルのアンプに、59800モデルのスピーカー!今から見るとなんて安いんだと思えますが当時の安月給ではなかなか手が出ませんでした。

    それで、エアチェックやらLPやレンタルCDやらから落としたカセットテープを大量にクルマに積んでいて2回も車上荒らしにやられる羽目に,,,

    話はチューナーに戻りまして、80年初頭まで全盛期のPIONNER,KENWOOD,SONYのチューナーは今聞いてみましても本当に良い音です。それにKENWOODやSONYは通信機としての性能も素晴らしい、、、良い音とは何ぞやと聞かれて?まず、楽器の定位感とダイナミックレンジ強弱の再現力です。つまり、非常に立体的です。これは音楽番組だけでなく、NHK-FMのニュースを読むアナウンサーが原稿をめくる音、息継ぎのブレス音などのリアルさにも表れます,,,AM局で深夜にあえてモノラルで聴くJAZZやソウルはきちんと設計されたチューナーで聴きますと惚れ惚れしますね。(^'^)

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