・VHT LEAD 40 Guitar Amp レストア その1

2016年02月11日 13:53

・稀代のアンプデザイナーSteven Fryetteが作ったVHT、2台所有してみて独特のアイデアと歪みがとても気に入っています。以前から一度このブランドのLEADシリーズの回路構成がどうなっているのか非常に興味がありサウンドも確かめてみたいと思っていて運よく出物がありましたので今回仕入れてみました。ツインリバーブやAC-30並みのデカさにビックリ。
vhtl_lead40_001.jpg

・外見は綺麗ですが永らく使われていなかったのか?運送屋さんの振動攻撃の影響なのか両チャンネルとも音が出ません。こういう場合は片チャンネルだけ音が出るよりも逆に安心というか納得がいきます。重さは29キロでThe Twinの38キロよりははるかに軽く2階にも一人で運べます。
vhtl_lead40_002.jpg

・プリアンプが12AX7を4本、パワーアンプがEL84のAB1級パラレルプッシュプルです。回路構成は
○クリーンチャンネル 
 ヘッドアンプ1段(V1-a)→ヴォリューム→電圧増幅2段目(V3-a)→  バッファー電流増幅(V3-b)→トーンコントロール→センドアンプ(低出力インピーダンス化、オペアンプRC4558を使ったボルテージフォロア)→リターンアンプ(オペアンプ電圧増幅)→リバーブ送り出しアンプ(オペアンプ差動入力)→リバーブパン→リバーブリターンアンプ(オペアンプ電圧増幅)→電圧増幅(オペアンプ)→マスターボリューム→位相反転段フェイズインバータ12AX7(V4-a,b)→EL84パラレルプッシュプル(V5,6,7,8)

○ドライブチャンネル
ヘッドアンプ1段(V1-b)→オーバードライブゲインヴォリューム→電圧増幅2段目歪み発生回路(V2-a)→電圧増幅段利得少(V2-b)→電圧増幅4段目(V3-a)→  バッファー電流増幅(V3-b)→トーンコントロール→オーバードライブレベルボリューム→センドアンプ(低出力インピーダンス化、オペアンプRC4558を使ったボルテージフォロア)→リターンアンプ(オペアンプ電圧増幅)→リバーブ送り出しアンプ(オペアンプ差動入力)→リバーブパン→リバーブリターンアンプ(オペアンプ電圧増幅)→電圧増幅(オペアンプ)→マスターボリューム→位相反転段フェイズインバータ12AX7(V4-a,b)→EL84パラレルプッシュプル(V5,6,7,8)

面白いのはトーンコントロールの手前にバッファーが1段入っていますのでトーンの効きが凄くよくてツマミセンターからカットアンドブーストの表示通りの効き具合であることです。もう1点、ドライブチャンネルの2つ目のボリュームは普通ですと最終の電圧増幅V3-aの手前に入るのが多いのですがこのアンプではトーンスタックの後ろに入りますバッファーの後ですのでboogieやampeg vl-1002のようなセカンドゲイン的な効き方ではなく単純にクリーンチャンネルとの音量差を得る目的な感じです。とはいえ上げるとかなり歪みますが,,,
vhtl_lead40_003.jpg

・スピーカーは最近のブティック系高級アンプで良くある異なる性質のものを組み合わせるタイプで共に12インチの16Ωのをパラレルで使用し8Ω駆動となります。CELESTION G12H30はクリスピーな中高域とガツーンと引き締まった低域が特徴のスピーカー。一方のVHTオリジナルはマグネットが小さいタイプ(VHT ULTRA6搭載の物はへヴィーマグネットタイプ)ですが中低域がよく出るタイプです。とりあえずはバラバラにして綺麗に磨き上げながら組んでいきます。
vhtl_lead40_004.jpg

・続いてシャーシ内部のレストア作業に入っていきます。
vhtl_lead40_005.jpg



コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://castman.blog64.fc2.com/tb.php/419-74df0c04
    この記事へのトラックバック


    最新記事