・SONY ICF-S5 トーン修理とトラッキング調整

2016年03月19日 11:08

・1980年代に出たものですが感度と音質が素晴らしくて遠く離れた局の音楽番組がクリアに聞けます。過去にSONYのICF-2001DやICF-PRO70を持っていましたが、2001Dは高感度高選択度、音質も良いのですがPLLの内部ノイズがダメ。PRO70は感度がもう一つの割に内部ノイズが大きく低SN。音質は安物のスピーカーと筐体のおかげで最低。どちらもあまり魅力は感じませんでした。やっぱり感度と聞きやすさ、音の良さ、それと内部ノイズの少ないアナログが最高ですね。

永年使っていて発生するトラブルが電解コンデンサの容量ぬけ(音が出なくなる)、FMバンドが聞こえない(発振トランジスタの故障)、ボリューム、トーンが効かない、ガリガリ言う(スライドボリュームの不良)です。今回はトーンコントロールの効きがイマイチはっきりしなくなりましたので分解してみました。バンドセレクターの分解にコツが要りますが分解。恐ろしく高感度の訳はこの長いバーアンテナです。MW帯と短波帯のコイルが巻かれています。
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・基盤は2階建てになっていて下側がRF部。上側がAF部です。インピーダンス変換にはトランスが使われていますね。ICF-7600Dなんかも安っぽい音質でがっくりでしたがこのICF-S5は落ち着いた音質で非常に良い音です。そろそろケミコン類の総交換をしてみたいですね。
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・問題はほぼ100%の確率で発生するスライドボリュームのガリです。ALPS社製のパーツですが同形品の入手は無理ですのでメンテします。抵抗体部分と接点側ブラシに付いた酸化被膜を綿棒に付けたパーツクリーナーでふき取った後、ベーク基盤に付かないように極少量の接点復活剤を綿棒で塗って終了です。トーンも全域でハッキリ効くようになりました。
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・最後にトラッキング調整をしておきます。MWのアンテナトリマーが少々ずれていて高い周波数の感度が改善しました。FMはせっかくの均等リニアに割り付けた特性を崩したくないので補完放送には対応させずそのままとしました。ICF-S5はFMの感度も素晴らしいですね。
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