・Panasonic RX-50 補完放送対応に改造

2016年03月20日 13:18

・中波放送局の補完放送がFMハイバンドで始まりますのでそれに合わせてラジカセのFM受信周波数の調整をしてみました。愛用のモノはパナソニックのモノラルラジカセで対米輸出バージョンですので国内仕様にはない短波が2バンドと周波数微調整機構が付いています。元々のFM受信範囲は88~108Mhzの海外仕様で日本の76~90Mhzの放送はほとんど聞けません。これを測定器無しで調整してみました。このラジカセ、基本性能は大したことないはずなのにアタリなのか感度とSNが異常に良くてびっくりさせられます。
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・日本国内のFMラジオは過去に帯域の上側にはVHF帯のTV音声がありましたので、スーパーヘテロダインの場合は目的の周波数から10.7Mhz分低い周波数で発振させる下側ヘテロダイン方式です。一方の日本以外の国仕様ではTV放送音声の影響がなかったので目的の周波数よりも10.7Mhz高い周波数で発振させる上側ヘテロダイン方式です。バリコンのカバー範囲に余裕がとれるのでこっちの方が効率が良いわけでそのことを頭に入れて海外のwebから手に入れたサービスマニュアルに沿って周波数範囲と受信感度調整を行っていきます。
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・先ずは受信範囲を74Mhzから96Mhzと決めます。補完放送の周波数は95Mhzまでですので108Mhzまでは必要ないのとバンド幅が小さい方が高感度に調整ができるためです。

最初に低い方の75.5は局発コイル(OSCコイル)を調整して決めます。国内バンド用の局発コイルはもっと巻き数が多いので交換する方法もありますが、今回は上側ヘテロダインとして調整するのでこのコイルのまま周波数を下げてみます。局発コイルのコイルの間隔を狭めていくと周波数が下がります。
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・74Mhzにきっちりと合わす方法は本来なら発振器が必要ですが簡易的に別のデジタル表示ラジオのカウンターを利用して合わせます。調整側のラジオが74Mhzを受信しているときは局発では74+10.7=84.7Mhzで発振していますのでデジタル表示の別のラジオでは84.7で無変調の搬送波がキャッチできて雑音が消える仕組みです。バンドの下側はこれで決まりました。
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・次にバンドの上側ですが96MhzになるようにバリコンのOSCトリマを調整します。95Mhzの表示を入れるためには上記のデジタルラジオで106.7Mhzのキャリアが受信できればOKです。この上側と下側の調整を2~3回繰り返した後にアンテナトリマーの感度調整をバリコンのトリマで行います。出来るだけ上限に近い周波数で且つ信号の弱い放送局を受信しトリマを回して最大の感度に調整して終了です。これでほぼリニアでスケールを書き込めました。

KENWOODとPIONEERのカーオーディオのFM周波数も変えてみたいのですがPLL機はハードウェア制御なのかマイコン側制御なのかわかりませんしサービスマニュアルが無いとお手上げですね~でもきっと方法があるはず(笑)

以上、古くて安い物でもメンテして大切にしましょうのコーナーでした。
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