・fender 75 amp レストア#4

2016年10月03日 22:40

・fender 75 amp レストア#4
リバーブタンクはUSAアキュトロニクス製のスプリング6連タイプです。機構的にも音質的にも全く不具合なく合格。端子部分を磨いておきます。
fender75 amp015

・フェンダー75アンプの回路図です。
イコライザー部分が共通ですので完全2チャンネルではありません。クリーンは2段増幅、リードは3段増幅、その後両チャンネルともバッファ関係を通り位相反転段の手前でもう一度減衰分を電圧増幅されています。ブギーマークⅡをターゲットにしているだけありイコライザのポットには3つともプルブーストがあります。クリーンはフェンダー伝統のブリリアントなスーパークリーン!歪みはアンプ単体でこれだけ歪めば大したものです。後に出たリベラ設計の"Ⅱ”シリーズよりもハードに歪みしかもブギーのように頭がつぶれたりボトムがボケたりしないところが凄い!これは名機だと思います。とにかくリードの音色、弾き心地は素晴らしいの一言です。ウルトラリニア方式と5極管接続3極管接続による違いはまた後述。
fender75 schematic

・回路図を見るとこのアンプには厳密にはバイアス調整機構(グリッドの電位をある程度の幅で調整してパワー管に流れるプレート電流の値を決める)が省略されています。その代りに2本のグリッド電位を10㏀のバランス型ポットを使って微調整できるようになっています。しかし、この場合ほぼ特性がそろったペアチューブの使用が前提であるのとパワー管の電流が元々大きく流れ過ぎない性質のペアー管でないと使えないという制限が付きます。現に、私のコレクションにある80年代のシルバニアの6L6GCは元々プレート電流が大きく流れるタイプだったためにこのアンプに挿すとアイドリングで既に80mAも流れてしまいこれではアイドリング状態で2倍近く流れるわけで使えません。OPT1次側巻線の焼損もおそらくこのプレート電流が適正に調整できず恒久的に過大な電流が流れたことによる故障だと思いました。
fender75 amp016

・そこでいつものように2つのグリット電位を別々に設定できるようバイアス調整機構を新たに組み込むことにしました。しかし、多機能アンプなのでシャーシ内部もギッシリ。リアパネルに2つのバイアスポットと3つの電圧測定用チップジャックを取り付けるだけのスペースがありません。そこで、考えたのがこのアンプのチャンネルスイッチング用端子が2つもあり場所を取るためこれを5極のメタルジャック1個と5極のケーブル1本に作り変えてしまうことにしました。同時に元からあるアウトプットバランスポットも要らなくなるのでそのスペースも使用可能になります。
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・純正のフットスイッチを改造することも考えましたがこれはそのままリベラのDeluxe Reverb Ⅱに移植しました。ちょうどエフェクター製作用のフットスイッチやダイカストケースがあるのでそれを使うことにしその他必要なパーツを日本橋のデジット、共立、千石、マルツの黄金のパーツ探索ループで調達しました。ちなみに、東京では西から始めて新宿方面の楽器屋、音盤屋と銀座4丁目の聖地で1日、秋葉原本体で1日、神田御茶ノ水方面で1日の3日は必要です。

パソコン隆盛期以降~萌え~まで秋葉原の変貌は凄まじく我々がターゲットにするような店は激減してしまっています。というより、ネットで世界中からパーツが取り寄せられるので昔みたいに買った物を大量に持ち運ぶ手間も無くなりました。ラジオセンター、ラジオデパート、何を買うでもなくぶらついたあのパーツ屋独特の匂い、、、昔はレアなプログレのレコードは梅田のLPコーナーに行ってなければ西新宿を這いずり回る必要がありましたが今はどんなレアな音源でもワンクリックでOK。便利になりましたね(=゚ω゚)ノ
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コメント

  1. きた | URL | mQop/nM.

    今は

    日本橋は小学生の頃はパーツ、その後楽器から輸入板探しから、色々探しに行ったな。今はネットで便利になった分、何か感動が少なくなった気がせえへん? 後、ジャンク箱には100個単位で買って2~3こしか使ってない新品のカーボン抵抗がどっさりやな。

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    re

    きたちゃん、小学生からジャンク屋巡りとは凄いな〜その時分はカラーコード読めないから地元のイオリ無線のレジスターばっかり買ってたなぁ。レコードは輸入盤のカットアウトセールが待ち遠しくて、新品が1580円、カットアウトになると980円! パーツは当時ですら入手困難だったレア物がいとも簡単にネット通販だから便利になったね!

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