・fender 75 amp レストア#7

2016年10月19日 23:45

今月の初めにアメリカのテッド・ウェーバー氏に10インチと12インチアルニコスピーカーを1個ずつカスタムオーダーしました。このFENDER 75アンプには純正でおそらくエミネンス製と思われる15インチ8Ωスピーカーが搭載されていますがこのスピーカーは絶品で上から下まで美味しいところが出て美味しくないところは出さない素晴らしい物です。オーダーしたのはSTAR NOVA 110と FENDER DELUXE REVERB Ⅱの音をさらに追及するためです。月末には出来上がるので今から楽しみです。

長男が来年、エンジニアとしてオハイオ州の会社に約半年出張することになりました。落ち着いたら向こうから送ってもらいたい物がたくさんあり楽しみです。出来ればその間に時間を作って向こうへ行ってみようとも、、、一番の目的はシアトルにあるポール・アレン氏が設立したエクスペリエンス・ミュージック・プロジェクト・ミュージアムでジミヘンドリックスのウッドストックストラトを見ることです。

・さて、フットスイッチの製作に入ります。タカチ製アルミダイキャストのケースにバランスよくパーツを配置します。アンプ側の多極カプラーには写真のようにあらかじめストレート型の端子をはんだ付けしておくと太いリード線も配線しやすくなりこれはナイスなアイデアでした。ちなみに私は”カシメ”を信用しませんので必ずハンダします。
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・大阪日本橋の共立で買ってきた6芯のマイクケーブルにメス側の端子をハンダ付けして配線しておきます。老眼にはつらい作業です。電子パーツショップとアナログ輸入盤屋の独特の香りにホッとするのは私だけでしょうか?
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・せっかくですのでLEDはデジットにあった高輝度のブルーとオレンジを使ってみました。共に1個30円です。既定の電圧と電流値にドロップさせるように抵抗値を計算します。ブルーは超高輝度だと目が眩むので程々の明るさにしました。オレンジではなく炎色というのもFUZZで使いましたが中々クールです。取り付けたLEDやスイッチは使用中に必ず緩んでくるので裏から新素材SUボンドを盛って固定しておきます。このボンドは弾力があり結構しっかり固定できるし剥がす場合もエポキシや瞬間に比べて容易ですのでお勧めです。コニシ、セメダイン両社から出ています。
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・出来上がったら文具屋でエーワンの強粘着ステッカー用紙を買ってきて好きなデザインでシールを作って貼り付けます。私の場合ですが、ロゴマークはadobeのイラストレーターで描いてそのデータをadobeのフォトショップに送り他のイラストと合成して作りました。
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・使用する真空管は主にEL34と6Ł6GCでエレハモ製の耐圧が許せば6V6GTも,,,と考えています。EL34と6Ł6GCでは若干6L6が浅いバイアスでの使用となりますが問題はヒーターフィラメントの消費電力です。6L6GCは1本あたり0.9アンペアですがEL34は1.5アンペアもあるのでヒーター巻線の容量に余裕がなければトランス2次側巻線が焼き切れてしまいます。しかし、正確な規格は分かりませんが2本のみのシングルプッシュプルなのでどうやら問題はなさそうです。より大きなヒーター電力を必要とするKT88や6550を使う場合は別途6.3Vのヒーター用トランスの増設が必要になるかもしれません。BIAS回路的には30kΩのポットに33kΩのブリーダ抵抗を2組取り付けました。33kの抵抗は一番浅くした場合の電圧を決める役割です。一方、深い電圧はトランスのC巻線電圧により決まります。3つの電圧検出用チップジャックも取り付けます。これも必ず緩みますのでネジロックを垂らしておきます。
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・シャーシ側にもシールを作り貼り付けます。フットスイッチジャックを1つに統合したおかげでご覧のとおりクールなルックスでシャーシに収まりました。もう1点、このアンプの電源トランスのバイアス電圧を生成するC電源巻線の電圧がマイナス60V内外と中途半端に低く、、、手持ちの70年代6L6GCのアイドリングを適正値に調整するには電圧が不足します。そこでベテランアンプビルダーさんのアドバイスにより、バイアスの取得ポイントを回路図の220Ω1Wの手前側から取ることに変更し結果、-37V~-70V位までの可変範囲と深いグリッドバイアスを得ることができました。
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