・SONY ギターアンプラジオ ICF-9090 調整 #2

2016年10月27日 23:19

・新品のデッドストックですのでメッキパーツや金属パーツもピカピカで気持ち良いです。内部の基盤にもホコリの侵入が全く無いので39年間箱入りで保存されていたんでしょうね。
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・輸出仕様があった場合は海外で回路図や調整マニュアルが殆どの場合タダで入手できるのですが、このセットはおそらく国内だけの発売だったため国内版のサービスマニュアルを大枚はたいて購入しました。実はこのアンプラジオ本体はタダ同然の価格で買えましたがサービスマニュアルの方が高かったのです。購入したマニュアルpdfは印刷不可のパスワードが掛けられていたためこれを先ずは解除しておきます。
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・最初ギターをインプットして弾いてみて入力感度がかなり低いなと感じていましたが、やはり回路図を見るとhi側で10kΩ,low側で20kΩ。実際インプットしてみてもlow側の方が音が大きい!しかもlow側にはディスクリートのプリアンプが1段ついています。ギターアンプ屋さんの頭で見るとハイとローの感度が逆、さらにインピーダンスそのものが低すぎます。後に実際のミキシングセッション使用法で述べますがラジオPA屋さんとの考え方の違いが面白いですね。
パワーアンプはパワートランジスタのプッシュプルエミッタフォロアファイナルで出力トランスをドライブさせています。凝った方式ですね!ふつうラジカセやオーディオセットにギターをインプットして音量を上げた際には低域割れを起こしますが”ギターアンプラジオ”と銘打つにあたっての低域の再現性の確保だとサービスマニュアルにも説明されていました。
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・ラジオ部門の構成は流石この時代のコスト度外視ぶりが伺えます。エアバリコンなんかはホコリ防止のケース入りです。バリコン軸にホコリが付いて湿度で錆びるとガリが出るのでそれの予防ですね,,,,調整箇所も満載で受信周波数帯の上限と下限全域で高感度に調整可能です。ディスクリート部分のトランジスタ等はいくらでも代替え品がありますがコア入りのマイクロインダクタやコイルなんかはもう製造しているメーカーがありませんので特にFMチューナーの修理などでは1個のコイルを交換するためにもう1台同じチューナーを購入するというようなことになります。そんなめんどくさいことを~?ラジコがあるでしょう!と。でもこの時代のラジオやステレオチューナーは音の深み、受信感度の凄さ、選択度のフィルターのキレが別次元のモノなのです。
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