FUZZ FACE MOD '69 電源の考察

2009年02月15日 17:49

このマシーンで可変式定電圧電源をつないでいろんな電圧での動作テストとサウンドを比べてみました。使った電源はTRIOのPR-602というかなりの重量級電源です。トランジスタはゲルマ2SB113を2本装着。事前の計測、9Vバッテリーで(実測値8.21V/Q1Vcbo-3.88V / Q2Vebo-0.14V/最大定格はVcbo-25V,Vebo-10V)

さぁ最小電圧の0.57Vからスタート、なんとこの電圧でも音が出ます。が、パサパサした軽い音。徐々に上げて2.85VあたりできちんとしたFUZZサウンドになりましたが中低域にいつもの迫力がありません。この電圧ではまだLEDは未点灯。
0285V.jpg

3Vを越える辺りから徐々に艶が増してLEDも点灯、アナログマンが云うところの5V辺りでは中域がグッと前に。なるほどここらあたりのサウンドもブラウン色で良い感じ。
0514V.jpg

9V前後だといつもの倍音タップリでタイトな低域がお腹にゴンゴンきます。10V~15V~19V凄まじいサスティーンと倍音感!幸せです(^<^)
01977V.jpg

一気にメーターをレッドゾーンへ23V!真空管を目一杯サチらせた時のような”ヒィ~ン ヒィ~ン”というような感じ、タイトな低域が崩れないのはゲルマならでは、いつまでも弾いていたい衝動に駆られます。
23v.jpg

さすがに市販のACアタブターとは一線を画すサウンドで9V周辺でも電池駆動と同等かそれ以上でした。皆さんもご存知かと思いますが9VバッテリーでFUZZを動かすと市販のACアタブターより良い音がします。さらにアルカリ電池からマンガンに換えるとさらにサウンドが明らかに変化します。このマシーンではアルカリからマンガンに変えた際、もう一台奥で鳴っているような立体感を感じて以降好みの世界ですがお気に入りのマンガンを使っています。皆さんも是非自作機でトライしてみてください。ちなみにワウはパナソニックのアルカリが一番好みのサウンドが出ました。

GGGの'69回路で組む場合、LEDを定格で使うと10mA近く消費してしまいます。ファズ本体は0.7mAしか消費しませんし駆動時にLED側に引っ張られる(電源インピーダンスの変動)のを嫌うのでアナログマンでは付いていません。私は無いと困るのでつけましたが高輝度の定格を無視し2.0Vで3mAで点灯しましたがさらに下げて1.5辺りでも明るい機種をみつけてみてはいかがでしょうか。
battery.jpg







コメント

  1. JAKE(じゃけ白帯) | URL | z8Ev11P6

    Re: FUZZ FACE MOD '69 電源の考察

    おお、素晴らしい記事ですね!

    これは・・、いつか質問させていただこうと思っていた内容なので、とても参考になりました!

    そうそう、アナログマン等はこだわってLEDを付けていませんよね。

    電池がなくなってきて7vくらいに、電圧が降下したほうが音がいい・・と、あえて電圧の低くなった電池を(しかもナショナルの黒電池など、ブランドも指定されたり・・)使う方もいらっしゃるようですネ。

    白帯ジサッカーの質問です。お時間のあるときで結構ですので、教えてください。

    3端子レギュレータで可変タイプの物がありますが、電源電圧を上げ下げしてFUZZの音色を変化させたり、ACアダプターをっ使ったときの音色の安定の為に使ったらどうかと思うのですが・・、3端子レギュレータを使ったことがありません。

    Castnman師範、どう思われますか?

  2. よすけ | URL | -

    Re: FUZZ FACE MOD '69 電源の考察

    18V駆動もよさげですね~。私もspiceで電源電圧シミュレートしてみました。低い方はある電圧からすっと立ち上がる感じで高い方は電源と比例して波形そのままに出力が増加する感じですね。
    私の’69もついに音だしスタートしましてcastmanさんのセッティングで試した所、記事で聴かせていただいたフロントPUの倍音がビシバシでて感動しております。今後じっくり煮詰めていこうと思ってます。参考にさせていただいてありがとうございます!

  3. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: FUZZ FACE MOD '69 電源の考察

    JAKEさん、毎度おおきに(^_^)/FUZZの電池では本当にびっくりしました、私の場合は三菱マンガンでした。可変ではどうも○○は高いところが好きの例えもありますようにマーシャルのプレート電圧も低めの50Wより高い100Wが好きなんです。

    自作オーディオもくぐってきたせいなのか電源の差異による音質差には物凄く敏感です。特にギターアンプでは顕著。
    コツですが、先ず3素子の前にある電源トランス、平滑コンデンサが余裕があればOKで、2次側の定格が消費しようとする電流値の2倍以上の余裕(オーディオの世界ではもっと強烈な電源トランスがあります)があればOKです。ファズの場合は非常に低電流ですのでそこまで気にしなくともいいですよね。で、次につなぐ3素子も定格に余裕がありましたらディレイなど大電流にも強いと思います。昔は3素子の足にダイオードの下駄を履かせると称して2Vのアップを良く行いましたが、JAKEさんが狙っている可変式3素子に可変抵抗ポットを取り付けて2V~25V可変で良質な直流が得られると思います、3素子レギュレーター自体は成熟した素子ですので自作にはお手軽で良いと思いますよ。

    安いスイッチング電源やモールド樹脂に覆われたどんなトランスかわからないようなアタブターは良くないと思います。

  4. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: FUZZ FACE MOD '69 電源の考察

    Wowよすけさん、おめでとうございます!やりましたね!フロントで,,,倍音がビシバシ,,,タイトな低域がズドーンと!さぞ感動されたことでしょうね。自作の醍醐味と申しますか、愛着がわくでしょう!先ずは本当におめでとうございます。

    fuzz faceスタイルではエミッタに抵抗が無いため増幅率はベースに流れる電流×hfe倍で電源電圧の増減に比例してクリップします。ダイオードクリッパが入ると、シリコンダイオードで相対電圧0.6Vから上がちょん切られ、ゲルマダイオードでは0.3Vから上がちょん切れます。FUZZ FACEで電圧を上げると波形の面積が増えるのでシュミレートされたようにパワー感が増していくのでしょうね、先ほどやってみたらこりゃタマランワという感じでしたよ!

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