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・FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH HYDRA 24F Part4 ピックアップとキャパシター編

2019年02月02日 16:36

・広島、大阪、名古屋、東京と方々の楽器屋さんで色んなギターを弾かせてもらって感じたことは日本製のハイエンドギターの完成度はもはや世界一なのではないかという事でした。ユーザーの私たちの方も有名無名にかかわらず良いものは良いと見極めて個人ビルダーなりチームビルダーなりにアクセスできるのも良い時代になったと感じます。

さて、ハイブリッドハンバッカーについて、こちらはニュータイプのパワーアップバージョンです。どれくらいの出力なのかの目安としてDCR=直流抵抗値を測ってみました。
〇ネックピックアップ ハムバッカー16.97kΩ タップ8.55kΩ
〇ミドルピックアップ シングル    8.37kΩ
〇ブリッジピックアップ ハムバッカー17.84kΩ タップ8.92kΩ
一般的にヴィンテージ系8k~9k、パワー系14k前後ですから巻き数だけで言うとハイパワー系です。
サウンドの方は最近のディマジオやダンカンなどが造るハイパワー系の様な個性的なドンシャリ系ではなくて、コイルの巻き数に比例してミッドローが張り出してくる昔のディマジオ(デュアルサウンドやファットストラト)のように感じます。タップコントロールを絞っていくとそのミッドローの張り出しが徐々に薄れて行くのが分かります。

ハムでもタップでも傾向としてミドル付近の実音がよく前に出るのですがその実音にまとわりつくような倍音感に乏しい。これはネックのアリミゾで若干コントロールできますが、もっと実音の2逓倍、3逓倍といった香り付けというかアンビエンスが無いと弾き切るのがしんどく感じます。セイモアダンカンのJBが爆発的に売れたのは中低域の解像度にプラスして華やかな倍音が豊富で初心者にも実力以上の満足感が得られるというのが理由の一つでした。玄人受けするリンディーフレイリンの場合はビンテージ独特の擦れ感を出しつつもアンサンブルで埋もれないパワーとヌケを両立しています。ディマジオは大昔とは打って変わり、いまはハイパワー系でもマグネットなどを工夫して独特の高域と締まったローを演出しています。

個人的には、フルハムバッカーの状態で、アタックに纏わり付くチリチリした倍音と暴れ感、アタック直後の中域の適度なコンプレッションとタイトな低域、それに続くスィートなハーモニクスを伴ったロングサスティーンこれが理想のピックアップです。リアピックアップはこれに近いニュアンスが出せています。ミドルはボリュームを少し絞ると擦れ感が出てきて良い感じです。フロントピックアップはアタックがもっと前に出て欲しいなと感じます。ここはこれだけパワーがあるとアルニコでは難しいのでは?思い切ってセラミックの方が埋もれなくて良いのではないかと感じました。
feedom_hydra_capac_01.jpg

・そこで、1か月弾いてみて、自分好みのピックアップニュアンスにするのには2つあるキャパシターを色々と替えてみるのが一番お手軽で試しやすいのではないかと考えました。そういう、聴き比べに最もふさわしいアンプがMARSHALL 100Wです。極めて非現代的で出せるのはオールドマーシャルのあの音1種類だけという潔さですが、これの中くらいのボリュームで弾くクランチサウンドはキャパシターの個体差を物凄く解りやすく表現してくれるのです。
feedom_hydra_capac_02.jpg

・キャパシターはトーン用とハイパス用の2種類。今回分かったことは、特にハイパス用のシルバードマイカキャパシターがボリュームフルテンでも大きく倍音構成にかかわっているという事でした。
feedom_hydra_capac_15.jpg

・先ずは、アンプでもギターでもキャパシター選別時用の鰐口リードをハンダで配線しておきます。そして、ハイドラに元々装着されている日通工FPD2 0.033μとシルバードマイカ(袋入りでよく売っているブランド不明?)250Pをセットしてしばらく弾いておきます。この鰐口リード配線時の注意点として、通常の部品をきちんとハンダで配線した時に比べると若干シャリシャリ、した感じに聞こえるためそれを考慮して進めて行きます。この、日通工0.033もシングルモード時で少し絞った時の残り具合が絶妙で良い感じです。
feedom_hydra_capac_04.jpg


コメント

  1. イトーさん | URL | -

    やってますね!(^_^)

    どうも!
    お久しぶりです!(^_^)
    やっぱり、やってますね!(笑)
    しかし、ハムバッカーとシングルのモードで検証するので、なかなか難しそうですね。

    それにしても、このギター。
    ハードロックからフュージョンまで、対応できないカテゴリーは、もはやありませんね。
    と言いますか、弾き手のポテンシャルを深く引き出してくれそうな気がします。
    流石です!

    しかし、なんと言う美しさ!

  2. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH HYDRA 24F Part4 ピックアップとキャパシター編

    アハハ~(^^ゞ

    イトーさん~やっぱりやってしまいました(笑)
    そして、思った以上の成果が出まして~ 本当に満足のいく結果となりました。
    ハンダバージンを破るのは悩みましたが、やっぱりやってみて、こんなに違うものなのかと今更ながら驚きました。結果は、結構写真がありますので明日にでもアップしようと思います。

    そうなんですよ!こんなに弾きやすいギターは本当に初めてです。ロングスケールとミディアムの中間スケールというのが効いてますね!それと音の伸びが凄いです。ネックが響いている感じがします。

  3. イトーさん | URL | -

    おっしゃる通り

    ネック、とりわけヘッド付近・・・ナット付近が正しいかも知れませんが、その辺りから倍音豊かな音が聞こえるネック、または仕込みだと、素晴らしいと思います。
    私のランボー者も、とにかくネックが鳴ります。
    ただのストラトですが、仕込み直しただけで化けました。
    元々、ネックが良かったのも幸いでした。

    私のギター制作構想は、まだ計画段階でスタートしておりませんが、フリーダムさんのこのギターは、とても良い刺激になります。(^_^)

  4. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:・FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH HYDRA 24F Part4 ピックアップとキャパシター編

    イトーさんは木工の事も良くご存じなんですね!僕はその方面は全く分かりませんので全てプロにお任せしました。ギターの製作楽しみですね!ステンレスフレットは良いですよ!指の滑りが良いので常に新品の弦の弾きごごちです。

    79年のストラトも余裕ができたらステンレスspeedにリフレットお願いしようと思います。

    DUNCANストラト(ESP製)の弾きやすさと鳴りの良さに感動して、もしフルオーダーしたらどんなに鳴るんだろうと、、、が、きっかけでしたが、もう次元が違うなぁという感じです。

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