'71Marshall にマスターボリューム改造

2009年04月23日 22:22

仕事が忙しくて中々ギターを弾く時間がありません。今日、次男が中学の硬式テニス部に入れてもらってきました。中々緊張の一日だったようです。私は中学時代は野球部と陸上部の兼務をしていました。バッティング投手役で先輩相手に毎日300球!しんどかったなァ~グラウンドのいたるところに薬缶に氷とお茶を入れて隠しておきました。陸上の大会が始まると抜け出してそっちです、机に座って勉強していたという記憶が無いのが悲しいですね。

hot plateというアッテネーターを導入しようと思いますが、その前に簡単にお試しできるマスターボリュームを取り付けてみました。一般的な位置としては位相反転段の前ですが、この位置ではプリ部のフロントゲインはノーマルの1959より大きくとらないと美味しいサウンドとはなりません。

マーシャルの位相反転段はプレート、カソード分割型(ゲインは1以下)ではなくて、カソード結合方式を採用していてココでのゲインも高いので歪のファクターの一つになっています。つまり、位相反転段の後ろの位置でパワー管のグリッドに注入する交流信号の量をボリュームで制御すれば、位相反転段の美味しいところも使えますということです。色々な改造フォーラムを閲覧してみて、オーソドックスな方法としてマスターの前後のコンデンサで、前段のプレート電位やバイアスのマイナス電位を直流カットする方法を最初に試しました。画像は拝借モノです、私のマーシャルではボリューム手前の0.1μが追加部品となります。
postpi.gif

このあいだ買ってきた600V0.1μを挿入して信号を抜き取り、帰ってきた信号を0.022μFに注入方式です。なるほど、この方法だとボリュームポット自体にはDC電位はかかりません。が、しかし、サウンドが低域がブーミーでおまけにゲインも少しそがれた感じです。0.1μを0.047くらいにすれば改善されると思いますが今一しっくりときませんでした。これが昨日の写真です、オレンジ色のでっかいのが0.1です。どうも容量だけでなくオレンジドロップ自体の中低域が前に出るキャラも関係していそうです。この辺りも追究のし甲斐がありそうですが、思い切って次の方法です。
P4210010.jpg

次に試しましたのが、いわゆる、ポスト フェイズインバータ タイプとしてアンプショップなどに改造依頼すると大抵は採用される方法です。追加部品はラグ板と500kΩオーディオテーパーの2連ボリュームの2つだけです。部品代は250円くらいです。回路図はwebから拝借しました。この方法だとマスターボリュームのポットにバイアスの直流電位が乗ってくるためガリが出だすと要交換となりますが最近のマーシャルなどもこの方式が採用されています。
richmod6.jpg

先ずは5pのラグ版をフェイズインバータ回路の近くにネジ止めです。ポイントトゥポイント配線ですから簡単に改造ができます。最初に高さ的に一番下になるところから配線していきます。これはグリッド抵抗への分圧を行う220kオームからスズめっき線でラグに配線しているところです。
P4230001.jpg


フェイズインバーターからのカップリングコンデンサ0.022とマスターへのビニール線をハンダします。コンデンサ側のめっき線がきちんとハンダで固定されているか必ずチェックします。
P4230004.jpg

カンタンでしょう、これで終了です。重要な信号ラインですのである程度大き目の断面積を持つ線材で配線します。最後に綺麗にラッピングしておしまいです。
P4230007.jpg

以上、250円でできるポストフェイズインバータ マスターボリューム取り付けの巻きでした。今回のは仮付けなんです、ボリュームポットが安物しかなくてデュアルの抵抗値が一致しませんので今度良いのに交換しますね~。サウンドですが、変なゲインの低下も無くてgoodです。マスターを上げ気味だとなお最高です。しかし、マスターはあくまでもマスターですので、もう少しフロントゲインを大きくとってある程度プリ段でサウンドを造っておく方がボグナーやスプラインに近づけます。フロントゲインのmod方法は今色々と研究していてどの回路を採用するかこれから少し考えてみますね~、それと、今度、このマスターボリューム自体をバイパスさせる6pトグルスイッチも取り付ける予定です。
P4210007.jpg

ps:今日、筋トレをサボってmodfuzzで弾いていました。1時間くらいたつとマッチングが取れてきて凄まじい五感に染み渡るサウンドがしてきました。ストラトキャスターとマーシャルの絶妙なテイスト。トーンコントロールはプレゼンス10、bass10,mid10,treble10,でした。これでマスターを上げていってパワー管と出力トランスのサチュレーションが加わったらどんなサウンドなんだろう?マスターの方式はやはり2番目の方が圧倒的に良いサウンドです。本来ヴォリュームポットはDCカットして使うのが良いのですがマーシャルでは今一のサウンドでした。バックパネルのレイアウトを大幅に変えるため今はまだバイアス調整Voと検出端子はつけておりません。良い機会ですので、オシロスコープと低周波発信機、ダミロードを使ったバイアス調整の様子をご紹介します。


コメント

  1. さとぅ | URL | zqPWYEbY

    Re: '71Marshall にマスターボリューム改造

    毎度、高レベルなお話、ありがとうございます(これぞ御高説賜り…というやつか!)。

    トーンがオール10ってのは凄いですね。
    BBキングが全部10だった、ってのはどこかで聞いたことが
    ありますが、僕は試みようと思った事もないセッティングです。
    明日試してみます(マーシャルでも何でもないアンプですけんど…)

  2. JAKE(白帯) | URL | z8Ev11P6

    Re: '71Marshall にマスターボリューム改造

    今回も、興味深い記事ですね~。

    マーシャルのアンプ、欲しくなっちゃいますよ~(笑

  3. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: '71Marshall にマスターボリューム改造

    さとぅさん、トーンですが少し訂正しますと、BASSが2~10の間で、TREBLEも2~8に間で調整しています。どういうことかといいますと、マーシャルのVOLUME1とVOLUME2のゲインの大小でトーンの効きが大きく変わりましてプリ部全開だとトーンの効きも殆どどの位置でも全開と変わらなくなります。これはフェンダーベースマン型の良い点でもあり悪い点でもありますね。ポイントはjimiの場合はプレゼンスをオールドマーシャルで10、jcmmodで8と高めです。よくプレゼンスを下げる人がいますがこれを下げると暴れなくなるので駄目なんです。先程はプレゼンス10、ベース10、ミドル10、トレブル6、volume1が8 volume2が4くらいでマスターで音量調整して例のファズをかけまして、ギター側のヴォリュームを6から8位にしフロントピックアップで弾きますと脳天が痺れるような素晴らしいサウンドでした。音量を上げていくとキャビネットから凄い低域が出だしますのでこの場合はベースを2まで下げます。音の大きさで前に出る帯域が変わるのでそれを調整するのがgoodです。

  4. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: '71Marshall にマスターボリューム改造

    JAKEさん、今回わかった事の一つにマシーンガンのイントロのサウンドはJCM800MODでは何かしっくり来なかったのですが今回のこれがやっぱりドンピシャのサウンドが出て感心しました。それと、クランチとクリーンの境界付近でRED HOUSEの一発目、2弦の10フレチョーキングの音の艶。これも同じや~と感激です。私今度はメトロの68年100Wキットを造りたいな~と猛烈に思っています。シャーシとトランスはクロームめっきに出したいですね。

  5. ごり | URL | 9zOzYU0I

    Re: '71Marshall にマスターボリューム改造

    こんばんは。

    '71MarshallのMODも着々とすすんでますね。
    以前ハイレベル過ぎて正しく理解しきれてないですが・・・

    JAKEさんもおっしゃられるように、マーシャル欲しくなっちゃいます。あの『カ行』と『ハ行』の入り混じったような、
    コッキュィィヒィィ~ンという感じのイメージが頭をかけめぐってます。

    大きさ的には1974Xのコンボとか手ごろそうなんですが、やはり調整が行き届いた、四つ穴のデカいマーシャルならではなんでしょうね。



  6. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: '71Marshall にマスターボリューム改造

    ごりさん どうもこんばんわです。きょうは仕事でしたのですが、夜から今までスイッチ回路(スイッチングでA又はBの2種類のゲイン切替が可能)を改造して増設したプリ管のゲインをコントロール可能なようにならないか?といったようなことを今まで行っていました。ハイゲインもいいんですが、オールドマーシャルの場合やっぱりクランチが一番気持ち良いのじゃないかな~と実感しています。イコライジングを上げましても耳に痛いところが無くて出力トランスがヒーンと歪む音がなんともいえないです。ファズを使うときはアンプのプリゲインをメモリ2つほど下げてみると逆に音が太くなるのでお勧めです。
    それはそうと1974Xのコンボも良いですよねー、スピーカーが背面開放なのでクローズとは又違った魅力があって、なによりサウンドがもう素晴らしいですよね。私もいつか中古でお手ごろなのがありましたら欲しいです!

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