'71Marshall プリアンプ

2009年05月10日 22:32

今日は暑かったですね、きのう夜中まで仕事をしましたので今日は朝から目一杯頑張りました。朝から2時間キャスティングの練習をしました。午後2時からFM大阪の山下達郎サンデーソングブックを聞きながら7時まで5時間トレーニングとギターをやっていました!下の道で町内会の相談をしているのにノ~天気に大きな音で弾いてましたので嫁にこっぴどく怒られまして、、、そういうわけで今回の動画はかなり小さい音です。逆に小さい音で尚且つマスターボリュームを使った場合の良い音の出し方を模索しました。



デジタルムービーのDV端子が駄目になりましたので、今回はオリンパスμ770SWというデジカメの動画機能で録ってあります。あとで聞いてみると実際よりも歪んで聞こえるのと包み込むような低域が表現されておらずちょっと残念ですがまぁー聞いてみてください。最後の方でマシーンガンもやっておりますので~やっぱりデジカメよりデジタルムービーの方が音も良いですね、
ギターは枯れチューンのアメリカンデラックスストラトで全てフロントピックアップです。

動画の内容はクランチサウンドでプリアンプ部分のカソードパスコンのインプレッションです。無極性のMUSEですが繫ぐ方向でサウンドのキャラががらりと変わります皆さん知っていました~?

むか~し、むか~し国産のアンプを色々と改造して自分の好きなサウンドを出して遊んでいました。70年代はヤマハを80年代~90年代はグヤトーンを、、、余談ですが、完璧に調整された赤ノブtwinはノーマルチャンネル、ゲインチャンネル共にボリュームに応じた多彩なサウンドが出て私の経験した中では最強のアンプだと思います。これは出力管のバイアスを調整することで現代仕様にもレイドバック仕様にもなりますし、さらに真空管を2本抜けば50W仕様でイナタク泥臭く、そして驚いたことに少しバイアスを浅めでセッティングすると’71Marshallのクランチサウンドそっくりの惚れ惚れするような枯れたサウンドまで出てしまいます。イコライジングをそっくりに調整して密閉の4発キャビで鳴らせばブラインドテストではどちらがマーシャルか分からないと思います。またスピーカーやケーブルを変えるだけで本体側の改造無しでもカンタンに自分の好みのサウンドに追い込むことも可能です。数年放置された物は毎日電源を入れて使用することで見違えたように鳴り出します。

残念ながら私が今まで試した国産モデルはクリーンクランチでは艶や枯れが出にくく、耳に痛いケバ立ったトーンのことが多かったのですがそういう場合には大きな改造ではなく先ずは、初段のカソードバイパスコンデンサの値や種類を変えてトーンを追い込むことをしていました。動画では残念ながら大らかな低域がカットされてしまい残念ですが、実際にはもっと変化に富んで一発でその違いが分かるほどです。

ご自分のアンプにもう少し枯れた味わいが欲しい、歪ませた時の倍音感を自分好みに仕上げたい。クランチでのアタックの後に色っぽい艶が欲しい、このような時はぜひお試し下さい。尚、下記の定数は追い込んだ数値ではなくたまたま手持ちでのものです。容量は2倍や3倍程度の差では変わりなく、大きく動かすと差がより顕著に、例えば0.68μでは中高域が強調されて枯れた感じが、10μなど大きな物では低域が前に張り出します。部品交換が大そうならばオイルコンなどをパラレルで抱かせるだけでもかなりサウンド変化が体感できます。

また、種類もケミコンはコンプレッション感とゲイン上昇が顕著に、オイルペーパーは枯れた艶が大きくなり、フイルムコンはゲインアップ感が穏やかでミッドの押し出し感が上がります。フィルムタイプでの例外はオレンジドロップで小容量を使えば枯れていながらミッドレンジが前に出てきて良い感じです。カソード電位は2v内外のことが多いので耐圧は50v品であれば充分ですが同じ種類でも耐圧が変わればサウンドも変化します。パスコンとはいえ大切な信号ラインですので引き回しは短く、アースポイントも重要です。スイッチングで数種切り替えたい場合もノイズに対する配慮が必要です。同じくカソードに繋がる抵抗の大小により真空管に流れる電流の値も変化しますがとりあえずこちらはそのままで。

動画の音質が少しジャリ付いています、昨日私が試した中では、ニチコンの普通のゴールドが最高でした。並列でオイルコンをかませるとより色っぽさが上昇。
museは中音域の艶が素晴らしく良いのですがハーモニクスは減少、トーイチオイルをパラレルでハーモニクスがありつつ、中音域の艶でこれも中々。セラファインはエージングしないと鳴りませんがファズでは最高だったのがマーシャルには少し合わないと思いました。ミッドの美味しいところが後退します。10マイクロ以上では低域がブーミーになりカソードパスコンの用途には不向きでした。写真にはありませんが同じニチコンのファインゴールドの2.2マイクロこれも凄く綺麗な倍音でしたので小容量品を取り寄せてみたいですね~

また、今度変更した場合の回路図をエディタできちっと書いてみたいと思います。それからセンドリターン関連部品を全て撤去してスペースが空きましたので思い切って4本ある出力管を1本ずつ個々にバイアスを調整できる検出端子5個と制御ボリューム4個をバックパネルに作ります。これでペアチューブが不要になり手持ちの組み合わせが全て使えると思います。
passcon.jpg

ニャロメさんへ昨日のvoodooはこの位置です。新しい+はパルス波が追加、、、となっていますのでレンジツマミの右側の3つの波形の頭がとんがってなくてちょん切れているのではと思います。時間が取れましたら私のマシーンのスゥイープ出力をオシロで読み取って、その地点にゲルマダイオードを並列に入れてみて波形がパルス波になったところでサウンドを比べてみますね。使えそうなら別にスイッチングで増設してもいいかも、、、20円プラススイッチ代200円くらいでしょうか?
P5110001.jpg




コメント

  1. ごり | URL | 9zOzYU0I

    Re: '71Marshall プリアンプ

    こんばんは

    リクエストにお答えいただきありがとうございます。
    いや~何べんも何べんも聴いてしまいました~

    かっ、かっ、とピックが弦に当たる感じとか、弦とフレットが当たる感じとか、弦がヒュッ、ヒュッっと擦れる感じとか・・・ブラッシングの感じとかしっかり感じられてなおかつ耳障りでなく気持ちよいですね~伸びるところはジョリ~ン、スコォ~ン、キャヒ~ィィ~ンで気持ちいいですね。


    マシンガンのブラッシングトーンも痺れます。VIBEのかかり方もエグイですけどピュアで生々しい・・・迫ってくるような感じがして素晴らしいです。

    お題にされているコンデンサは・・・聴けば聴くほどどれがベストか迷います・・・

    素晴らしい動画、ありがとうございました。

  2. ニャロメ | URL | 1.b4PuJs

    Re: '71Marshall プリアンプ

    v-283 オコンニチワ !! 、Castmanさん。

    Castmanさん、世の中の御台所様は怖いですね~。v-404v-396
    地球は御台所様を中心に回っておりますニャン !! (笑)v-394v-410

    リクエストにお答え頂まして、誠に有難う御座いました。
    おかげ様で、以前よりも数段アンプの知識が身につきました。
    ゴリさんと同じく何べんも繰り返し聴きましたよ~。
    ニャロメ的には2番目コンデンサーでのクランチトーンが好みの音でした。v-221v-410 
    バンド・オブ・ジプシーズのマシンガンも素晴らしい音です。
    ところでCastmanさん、VOODOO-VIBE+って、
    どこが新しくなったのかご存知でしょうか??。
    見た目は同じなんですよね~。v-404v-407
    もしご存知でしたら教えて下さいませ。

  3. よすけ | URL | -

    Re: '71Marshall プリアンプ

    こんばんは~。

    oilコンの枯れたサウンドが好みでした。
    マスター絞っても楽しめそうですね~。

  4. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: '71Marshall プリアンプ

    ごりさん、今回のはニチコンのゴールドとオイルの並列が一番マーシャルの魅力に合っていたみたいです。国産の題材でこれはいいかもと思うアンプはフェンダージャパンのFATという出力管に6V6を使っている奴がありましてこれは私も狙っております。チューニングで大化けの可能性があるかもしれません。

  5. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: '71Marshall プリアンプ

    ニャロメさん、そうそう、ツノが怖いです。確かにセラファインの小容量品があればエージングして使ってみたいですね~VOODOO VIBEちゃんの件は上記の記事の最後の方をご覧下さい。少しお時間をいただければ試してみますね。VOODOOってアクティブスプリッターとバッファーが入っていますでしょ、あのバッファーが最高に良い音だと思います。枯れないアンプに通すだけでクリーントーンは確実に枯れてしまいます。時間がありましたらVOODOOーVIBE基板の回路をトレースしたいです、蛍光ペンの黄色で基板の裏側を各セクションのブロック分け、蛍光ピンクで信号を追って行きますが多分気が狂うでしょう!

  6. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: '71Marshall プリアンプ

    よすけさん、さすがです。単独で一番枯れた感じが出るのはトーイチのオイルでした。もう少しアタックにガッツがあれば単独でも使えると思いますがニチコンとパラが昨日の時点では良しでした、容量を0.1前後だとまた印象も変わるかもしれませんから今度日本橋で買ってきますね。

  7. JAKE(白帯) | URL | z8Ev11P6

    Re: '71Marshall プリアンプ

    参考になります!
    コンデンサーで、結構音の味付けが変わりますね!
    私もよすけさんと同じで、OILコンデンサーの音がよさそうな気がしました~。

    パーツ屋さん回っていると古いオイルコンデンサーをたまに見かけます、必要ないけど買いたくなっちゃいますね~(笑

    赤ノブTWINってそんなにいいのですか~!
    ビンテージエフェクターを何台か売って買おうかな~(笑

  8. Castman Hendrix | URL | 4A9T8td.

    Re: '71Marshall プリアンプ

    JAKEさんこんばんは~
    マーシャルの定数って色々と変えてみると良く分かるのですが結構練れた定数なんですね~いま、'71Marshallの増設電圧増幅部でのゲインコントロールのポットの数値を試していますがポットの数値を変えるだけでスルー時の音まで大きく変わるんです。これって回路図だけでは分からない交流的な抵抗値(次段への出力インピーダンスとポットの抵抗値、couplingコンデンサの値からなるハイパスfの効果なんですが、なんだかギターのトーン用コンデンサがスルー時でも大きくサウンドに影響あるのに似ています。

    赤ノブですが先日あるギタリストの方から記事を参考に入手した旨ご連絡いただいてその音源をアップされたご様子ですのでココに記しますのでご覧になってください。http://www.youtube.com/watch?v=U7Wdh47eKl8&feature=channel

    赤ノブ、6~8万円くらいですとお買い得ですね、音源でも紹介されていますがこの機種はドライブチャンネルを目一杯上げるよりも4から6くらいのゲインでプレイすると非常にブットイサウンドがするんです。ミッドをプルすると、250pfのトレブル用のコンデンサに750pfのコンデンサがパラでかぶさりましてミッドハイの中間部分の美味しいところのゲインがグッと前に出てきます。さらにトレブルをプルしますと50pfのコンデンサが被ってきてさっきのミッドハイの美味しいところからミッドハイのハイの部分を前に出す効果があります。一般的なトレブルブーストと違い耳に痛くなくてジョリ~ンという枯れた感じになるのはこの回路の工夫だと思います。

    赤ノブで枯れた音を追究したい場合は、出力管にスベトラーナ等のクセのないタイプを選んで選別時のipデータがあまり低くない物で構成すると枯れているのに伸びやかなサウンドが作りやすくなります。マーシャルではチャイナなんかの真空度が低くipも低めの物がヘッドルームが低く歪みやすいのでお勧めですが赤ノブはプリ部が優秀でイコライジングでファットマイルドなサウンドはいくらでも出せるため反対に出力管、プリ管はクリアでナチュラルな性質のモノをチョイスするのが正解のように思います。

    赤ノブ以外では6V6GTをプッシュプルで使っているデラックスの系列が良いのではないでしょうか。

  9. JOHNNY | URL | 1r1FrvQ.

    Re:'71Marshall プリアンプ

    こんばんわ。帰宅してからこちらのAMP関連の記事を読みまくっております。
    一寸とした部品で こうも変わってくるものなのかと驚いてます。
    しかしまぁ、castmanさんのMarshall、イ~音してますねェ!!
    僕のLaneyはいわゆるハイゲインタイプなんですが、この様な枯れた
    渋い音も出る様になったらスゲェ~なぁ!!なんて思いました。

  10. Castman | URL | 4A9T8td.

    Re:'71Marshall プリアンプ

    オールドのマーシャルはプリ部3段増幅なので初段カソードバイパスコンデンサの主に容量で歪の質(荒い、細かい)が変化します。ハイゲインタイプだとプリ管1本追加で2段分増幅ステージが増えますので当然ゲインが上がります。そういった場合はプリ部のパスコンの値を10分の一とかに減らす方向にしないと歪がモコモコした感じで抜けなくなります。そしてハイゲインタイプだと個々のコンデンサの銘柄などの差は殆ど関係なく差が分からなくなってしまいます。問題はハイゲインタイプのゲインボリュームを絞ったらヴィンテージマーシャルの歪になるか?というとこれが問題でゲインの高い状態での各増幅段のカップリングコンデンサと入力インピーダンスからなる通過帯域が設計時に決められておることが多いのでゲインボリュームを絞ると低域がスカスカになったり、逆に高域がシャリシャリになったりと難しいです。

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